看護師国家試験 第112回午前 PART9

2023年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第97問から第108問までが出題されます。

看護師国家試験 第112回午前 PART9

2023年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第97問から第108問までが出題されます。

1 / 12

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(81 歳、女性)は夫(86 歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障(senile cataract)があり、老人性難聴(presbyacusis)のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。A さんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10 日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

97 入院当日、病棟の看護師が A さんに対してパンフレットを用いて手術前オリエンテーションを行うことになった。A さんへのオリエンテーションの方法で適切なのはどれか。

2 / 12

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(81 歳、女性)は夫(86 歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障(senile cataract)があり、老人性難聴(presbyacusis)のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。A さんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10 日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

98 A さんの手術は局所麻酔下で行われ、10 分程度で終了した。手術中および手術直後のバイタルサインに問題はなく、病室に戻ってきた。A さんは眼痛や頭痛、気分不快などの症状はなく、「無事に終わって良かった」と話している。手術後のAさんへの説明で適切なのはどれか。

3 / 12

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(81 歳、女性)は夫(86 歳)と2人で暮らしている。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが、血圧のコントロールはできている。両眼に老人性白内障(senile cataract)があり、老人性難聴(presbyacusis)のために補聴器を使用している。認知機能は問題なく、日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立している。1年前から両眼の羞明、霧視が強くなり、視力が低下して趣味の編み物ができなくなってきた。また、家の中を移動するときに小さな段差につまずいたりドアにぶつかるなど、歩行時の転倒の危険性が増えた。A さんは自宅での生活を安全に送りたい、趣味を続けたいという希望があり、10 日間程度の入院で両眼の超音波水晶体乳化吸引術と眼内レンズ挿入術を行うことになった。

99 手術後2日、A さんは日中はベッドに横になって過ごしている時間が多い。夜間に A さんから看護師に「手術後はゆっくり眠れていません。どうしたらよいでしょうか」という訴えがあった。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

4 / 12

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は妻 (75 歳)と2人暮らしで、15年前にParkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅣで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。妻の介護負担を軽減するため、A さんは毎月 10 日間、介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、A さんは予定を早めて入所した。A さんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。

100 看護師の A さんへの食事援助で正しいのはどれか。

5 / 12

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は妻 (75 歳)と2人暮らしで、15年前にParkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅣで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。妻の介護負担を軽減するため、A さんは毎月 10 日間、介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、A さんは予定を早めて入所した。A さんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。

101 A さんは社交的で短期入所中はいつも介護老人保健施設の利用者や職員と笑顔で会話していたが、今回は、会話中に急に表情がなくなり声が聞きとれないほど小さくなったり、手足の震えが出現することがあった。食後に薬を内服すると症状は改善するが、内服して2時間後には同じような症状が現れることがあった。A さんの症状はどれか。

6 / 12

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は妻 (75 歳)と2人暮らしで、15年前にParkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断された。7年前よりレボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn & Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅣで、要介護2である。妻は腰痛のため毎日リハビリテーション目的で通院中である。妻の介護負担を軽減するため、A さんは毎月 10 日間、介護老人保健施設の短期入所〈ショートステイ〉を利用している。今回は妻の腰痛が増強したため、A さんは予定を早めて入所した。A さんは握力が低下しているが、スプーンを使用し自力で食事を摂取している。食事中に姿勢が崩れることが多く、むせや食べこぼしがある。

102 妻の腰痛が改善したため、A さんは自宅に戻ることになった。A さんは「妻に負担をかけないように自分で動けるようになりたい。自宅でできる運動や注意することを教えてください」と看護師に話した。A さんへの指導で適切なのはどれか。

7 / 12

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A ちゃん(2歳、男児)は両親、兄(5歳)の4人家族である。3日前から発熱が続くため、母親と一緒に外来を受診した。診察の結果、川崎病(Kawasaki disease)と診断され、個室に入院となり左手背に点滴静脈内留置針が挿入された。入院中は母親が希望し、A ちゃんに付き添っている。A ちゃんに γ-グロブリン療法とアスピリンの内服が開始されることになった。看護師が γ-グロブリン療法の開始のために訪室すると、A ちゃんは不機嫌にぐずって泣いている。

103 γ-グロブリン療法の開始に伴う看護師の対応で適切なのはどれか。2つ選べ。

8 / 12

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A ちゃん(2歳、男児)は両親、兄(5歳)の4人家族である。3日前から発熱が続くため、母親と一緒に外来を受診した。診察の結果、川崎病(Kawasaki disease)と診断され、個室に入院となり左手背に点滴静脈内留置針が挿入された。入院中は母親が希望し、A ちゃんに付き添っている。A ちゃんに γ-グロブリン療法とアスピリンの内服が開始されることになった。看護師が γ-グロブリン療法の開始のために訪室すると、A ちゃんは不機嫌にぐずって泣いている。

104 A ちゃんの入院中、母親は一度も自宅に帰らずに付き添いを続けている。入院3日の朝に看護師が訪室したところ、母親が「夫から電話があって、A の入院後、兄がほとんど寝ずに大泣きしているらしく、私は心配です」と話している。母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

9 / 12

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A ちゃん(2歳、男児)は両親、兄(5歳)の4人家族である。3日前から発熱が続くため、母親と一緒に外来を受診した。診察の結果、川崎病(Kawasaki disease)と診断され、個室に入院となり左手背に点滴静脈内留置針が挿入された。入院中は母親が希望し、A ちゃんに付き添っている。A ちゃんに γ-グロブリン療法とアスピリンの内服が開始されることになった。看護師が γ-グロブリン療法の開始のために訪室すると、A ちゃんは不機嫌にぐずって泣いている。

105 入院4日、A ちゃんは解熱し活気が出てきた。翌日、看護師が A ちゃんを観察すると、手指の先端から皮膚が膜のように薄くむけていた。この所見に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか。

10 / 12

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(33 歳、初産婦、会社員)は夫と2人で暮らしている。妊娠 28 週5日、夕方から下腹部に生理痛のような痛みを感じ、少量の性器出血があったため来院した。来院時、子宮2cm 開大、未破水、 8分おきに 20 秒持続する子宮収縮があり、切迫早産(threatened premature delivery)と診断された。子宮収縮抑制薬(リトドリン塩酸塩)の点滴静脈内注射と安静による治療が開始された。

106 点滴を開始して 30 分後に看護師が訪室すると、A さんは Fowler〈ファウラー〉位で休んでいた。このときの A さんの状態で看護師が注意して観察すべき項目はどれか。

11 / 12

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(33 歳、初産婦、会社員)は夫と2人で暮らしている。妊娠 28 週5日、夕方から下腹部に生理痛のような痛みを感じ、少量の性器出血があったため来院した。来院時、子宮2cm 開大、未破水、 8分おきに 20 秒持続する子宮収縮があり、切迫早産(threatened premature delivery)と診断された。子宮収縮抑制薬(リトドリン塩酸塩)の点滴静脈内注射と安静による治療が開始された。

107 切迫早産(threatened premature delivery)の症状がなくなり、A さんは妊娠 35 週0日で退院した。妊娠 36 週0日に妊婦健康診査のために来院した。ノンストレステスト〈NST〉を実施中に、「気分が悪い」とナースコールがあり看護師が訪れると、A さんは仰臥位になっていた。A さんへの対応で看護師が最初に行うのはどれか。

12 / 12

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(33 歳、初産婦、会社員)は夫と2人で暮らしている。妊娠 28 週5日、夕方から下腹部に生理痛のような痛みを感じ、少量の性器出血があったため来院した。来院時、子宮2cm 開大、未破水、 8分おきに 20 秒持続する子宮収縮があり、切迫早産(threatened premature delivery)と診断された。子宮収縮抑制薬(リトドリン塩酸塩)の点滴静脈内注射と安静による治療が開始された。

108 A さんは妊娠 36 週5日、 8時に分娩が開始した。16 時 30 分に子宮口全開大、16 時 35 分に自然破水、18 時 30 分に男児を出産した。分娩時出血量は 350 mL、児の Apgar〈アプガー〉スコアは1分後8点、5分後9点であった。A さんの分娩のアセスメントで適切なのはどれか。

Your score is

The average score is 0%

0%

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Verified by MonsterInsights