ホーム過去問看護師 看護師国家試験 第111回午前 PART9 2024年10月7日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午前の第97問から第108問までが出題されます。 看護師国家試験 第111回午前 PART9 2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午前の第97問から第108問までが出題されます。 1 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42 歳)と娘(37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前から A さんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。身体所見:意識は清明。身長 159 cm、体重 61.3 kg。体温 37.1 ℃、呼吸数 21/分、脈拍 95/分、不整、血圧 164/96 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92 %(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。97 外来看護師が A さんに対して優先して確認するのはどれか。 通院の方法 最近の体重の増減 パートの仕事内容 自宅での1日の過ごし方 2 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42 歳)と娘(37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前から A さんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。身体所見:意識は清明。身長 159 cm、体重 61.3 kg。体温 37.1 ℃、呼吸数 21/分、脈拍 95/分、不整、血圧 164/96 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92 %(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。98 診察の結果、A さんは心不全(heart failure)の悪化を認めたため入院することになり、個室を希望した。入院後、酸素マスクによる酸素療法や利尿薬による薬物療法、塩分制限などの食事療法が開始された。入院3日、夜勤の看護師から日勤の看護師への朝の申し送りで、昨晩のAさんは夜間全く眠っていないこと、「ここはどこですか」と繰り返し尋ねてきたこと、娘が学校から帰ってくるのを待っていると言って病室の入り口を気にしていたことが報告された。日勤の看護師は、A さんの睡眠状況を改善する必要があると考え、A さんへの対応について検討した。看護師の A さんへの対応で適切なのはどれか。 終日、病室を明るくする。 日中眠っていたら覚醒を促す。 睡眠導入薬の使用を医師に相談する。 夜間覚醒している場合は、夜は眠るよう説得する。 3 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42 歳)と娘(37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前から A さんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。身体所見:意識は清明。身長 159 cm、体重 61.3 kg。体温 37.1 ℃、呼吸数 21/分、脈拍 95/分、不整、血圧 164/96 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92 %(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。99 入院後 10 日。入院治療により全身状態は改善し、夜間の睡眠もとれるようになったため、A さんは退院することになった。A さんは「入院していて体力が落ちてしまい、動くと疲れてしまう」と言っている。また、看護師に「医師から退院したら元の仕事はしてよいといわれました。これまでの生活を続けたいと思っています。また入院するのは嫌なので、今後の生活で気をつけることはありますか」と尋ねてきた。このときの看護師の対応で適切なのはどれか。 「薬の管理はお薬カレンダーを使いましょう」 「通勤するときに駅の階段を使いましょう」 「水分は1日 2,000 mL 摂りましょう」 「塩分を1日9g 摂りましょう」 4 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(生後 24 日、女児)は両親と3人暮らし。母親が母子健康手帳の便色カードを見て、A ちゃんの便色が気になったため、A ちゃんを連れて近所の小児科医院を受診した。A ちゃんは在胎 39 週、出生体重 3,100 g、出生時に異常はない。現在、混合栄養で体重は 3,700 g である。体温 37.2 ℃、呼吸数 36/分、心拍数108/分、整、血圧 78/44 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。血液検査結果:Hb 12.6 g/dL、白血球 7,800/μL、血小板 21 万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉88 %、総ビリルビン 11.3 mg/dL、直接ビリルビン 9.5 mg/dL、AST 96U/L、ALT 126 U/L。紹介先の病院で腹部超音波検査を実施した結果、A ちゃんは胆道閉鎖症(biliary atresia)の疑いがあり入院した。100 A ちゃんの便として考えられるのはどれか。 褐色便 灰白色便 タール便 イチゴゼリー様便 5 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(生後 24 日、女児)は両親と3人暮らし。母親が母子健康手帳の便色カードを見て、A ちゃんの便色が気になったため、A ちゃんを連れて近所の小児科医院を受診した。A ちゃんは在胎 39 週、出生体重 3,100 g、出生時に異常はない。現在、混合栄養で体重は 3,700 g である。体温 37.2 ℃、呼吸数 36/分、心拍数108/分、整、血圧 78/44 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。血液検査結果:Hb 12.6 g/dL、白血球 7,800/μL、血小板 21 万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉88 %、総ビリルビン 11.3 mg/dL、直接ビリルビン 9.5 mg/dL、AST 96U/L、ALT 126 U/L。紹介先の病院で腹部超音波検査を実施した結果、A ちゃんは胆道閉鎖症(biliary atresia)の疑いがあり入院した。101 A ちゃんは入院7日に術中胆道造影検査で胆道閉鎖症(biliary atresia)と確定診断された。手術は無事に終了した。術後は絶食となり、腹腔ドレーンが挿入され、持続的点滴静脈内注射が行われている。母親は疾患や治療について理解している。術後3日、付き添っていた母親は看護師に「A はおなかが空いて泣き止まないし、私はAを抱っこもできず、何もしてあげられません。つらいです」と涙を浮かべて話した。看護師の母親への対応で、最も適切なのはどれか。 話しかけやおしゃぶりの活用など母親ができることを伝える。 早期発見だったので A ちゃんは早く退院できると説明する。 心療内科の受診を勧める。 患者家族会を紹介する。 6 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(生後 24 日、女児)は両親と3人暮らし。母親が母子健康手帳の便色カードを見て、A ちゃんの便色が気になったため、A ちゃんを連れて近所の小児科医院を受診した。A ちゃんは在胎 39 週、出生体重 3,100 g、出生時に異常はない。現在、混合栄養で体重は 3,700 g である。体温 37.2 ℃、呼吸数 36/分、心拍数108/分、整、血圧 78/44 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。血液検査結果:Hb 12.6 g/dL、白血球 7,800/μL、血小板 21 万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉88 %、総ビリルビン 11.3 mg/dL、直接ビリルビン 9.5 mg/dL、AST 96U/L、ALT 126 U/L。紹介先の病院で腹部超音波検査を実施した結果、A ちゃんは胆道閉鎖症(biliary atresia)の疑いがあり入院した。102 術後5日、A ちゃんは経口摂取が可能になり順調に経過している。医師から母親に、胆汁の排泄を促すために利胆薬の内服が重要であると説明があり、散剤が処方された。母親から看護師に「赤ちゃんに粉の薬をどうやって飲ませたらよいのでしょうか」と質問があった。看護師は散剤を( )に混ぜて飲ませることを説明した。( )に入るのはどれか。 果 汁 白 湯 人工乳 はちみつ 7 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦)は X 年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X 年2月のカレンダーに A さんの受診日と分娩予定日を示す。103 看護師は、医師から A さんの母子健康手帳に受診時の妊娠週数と日数を記入するよう依頼された。A さんの受診時の妊娠週数および日数で正しいのはどれか。 妊娠 35 週5日 妊娠 35 週6日 妊娠 36 週5日 妊娠 36 週6日 8 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦)は X 年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X 年2月のカレンダーに A さんの受診日と分娩予定日を示す。104 A さんに Leopold〈レオポルド〉触診法で触診を行ったところ、第2胎向で、子宮底付近にやや柔らかい球状の塊を、恥骨結合側に硬い球状のものを触れた。腹部前面を図に示す。A さんの胎児心音聴取部位で適切なのはどれか。 ① ② ③ ④ 9 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦)は X 年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X 年2月のカレンダーに A さんの受診日と分娩予定日を示す。105 A さんは「自分の子どもが生まれて、どんなふうにあやすかな、とか、オムツを替えるかなと自分が子育てをしている場面を思い浮かべます」と笑顔で話している。看護師は A さんの様子をルービン,R. (Rubin, R.)が示した母親役割獲得過程に当てはめてどの段階にあるかをアセスメントした。A さんのアセスメントで適切なのはどれか。 空 想 模 倣 取り込み ロールプレイ 10 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(34 歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠 40 週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は 130 bpm、胎児の推定体重は 3,300 g であった。106 入院時の A さんと胎児の状態で正しいのはどれか。 過期産である。 高年妊婦である。 胎児心拍数基線は正常である。 低出生体重児となる可能性が高い。 11 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(34 歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠 40 週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は 130 bpm、胎児の推定体重は 3,300 g であった。107 午後0時、助産師が内診したところ、子宮口開大4cm であった。A さんは陣痛発作時に腰痛を強く訴えている。A さんの夫(37 歳)は、夫婦で出産体験を共有したいと両親学級を受講しており、入院時から A さんに付き添っている。夫はAさんの陣痛発作時、心配そうに A さんの様子を見つめているが、陣痛間欠時にはうとうとしている。訪室した看護師に、夫から「妻が痛がっているのですが、どうすればよいでしょう」と質問があった。胎児心拍数基線は 140 bpm であった。このときの看護師の夫への対応で最も適切なのはどれか。 別室での休憩を促す。 分娩経過について説明する。 A さんと病棟内を歩行するように促す。 産痛を緩和するためのマッサージの実施を促す。 12 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(34 歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠 40 週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は 130 bpm、胎児の推定体重は 3,300 g であった。108 A さんの分娩は順調に進行した。午後5時に破水し、午後6時には子宮口開大8cm となった。「便が出そうです。もう、これ以上頑張れない」と陣痛発作時には全身に力が入っている。このときの看護師の声かけで正しいのはどれか。 「リラックスするためにお風呂に入りましょう」 「赤ちゃんのために我慢しましょう」 「トイレに行って排便しましょう」 「息を吐いて力を抜きましょう」 Your score isThe average score is 0% 0% 続きから コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。