看護師国家試験 第111回午前 全問題

2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第1問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第111回午前 全問題

2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第1問から第120問までが出題されます。

1 / 120

1 労働力調査による労働力人口の令和元年(2019年)平均に最も近いのはどれか。

2 / 120

2 日本の令和元年(2019 年)の死亡数に近いのはどれか。

3 / 120

3 シックハウス症候群(sick house syndrome)に関係する物質はどれか。

4 / 120

4 後期高齢者医療制度の被保険者は、区域内に住居を有する(  )歳以上の者、および 65 歳以上(  )歳未満であって、政令で定める程度の障害の状態にあるとして後期高齢者医療広域連合の認定を受けた者である。(  )に入るのはどれか。

5 / 120

5 患者の選択権の行使を最も促進するのはどれか。

6 / 120

6 マズロー, A. H. (Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層で社会的欲求はどれか。

7 / 120

7 胎児循環で胎児から胎盤に血液を送るのはどれか。

8 / 120

8 学童期の脈拍数の基準値はどれか。

9 / 120

9 日本の女性における平均閉経年齢に最も近いのはどれか。

10 / 120

10 令和元年(2019 年)の国民生活基礎調査で次の世帯構造のうち最も少ないのはどれか。

11 / 120

11 右大腿骨前面を図に示す。大腿骨頸部はどれか。

12 / 120

12 有害物質を無毒化し排泄する臓器はどれか。

13 / 120

13 黄疸のある成人患者にみられる随伴症状はどれか。

14 / 120

14 左前胸部から頸部や左上肢への放散痛が生じる疾患はどれか。

15 / 120

15 成人女性の赤血球数の基準値はどれか。

16 / 120

16 Open-ended question〈開かれた質問〉はどれか。

17 / 120

17 深部体温に最も近いのはどれか。

18 / 120

18 呼吸パターンを図に示す。 Cheyne-Stokes〈チェーン-ストークス〉呼吸はどれか。

19 / 120

19 高齢者の義歯の取り扱い方法で正しいのはどれか。

20 / 120

20 使用後の注射針を廃棄する容器のバイオハザードマークの色はどれか。

21 / 120

21 成人の静脈血採血で適切なのはどれか。

22 / 120

22 1回の気管内吸引を 30 秒以上実施した場合に生じるのはどれか。

23 / 120

23 上腕出血時の間接圧迫止血の部位はどれか。

24 / 120

24 成人に対する一次救命処置〈BLS〉において、胸骨圧迫と人工呼吸の回数比は(  ):2である。(  )に入るのはどれか。

25 / 120

25 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉において、結核が分類されるのはどれか。

26 / 120

26 正常な心臓で心拍出量が減少するのはどれか。

27 / 120

27 ワクチン接種後の抗体産生について正しいのはどれか。

28 / 120

28 B 細胞が抗原認識によって分化した抗体産生細胞はどれか。

29 / 120

29 皮膚筋炎(dermatomyositis)の皮膚症状はどれか。

30 / 120

30 育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律〈育児・介護休業法〉における介護休業の取得で正しいのはどれか。

31 / 120

31 社会福祉法に基づき社会福祉協議会が推進するのはどれか。

32 / 120

32 日本の平成 30 年(2018 年)の健康に関する指標の記述で正しいのはどれか。

33 / 120

33 労働衛生の「3管理」とは、作業環境管理と作業管理と(  )である。(  )に入るのはどれか。

34 / 120

34 健康を人々の権利として明記したのはどれか。

35 / 120

35 地域連携クリニカルパスの目的はどれか。

36 / 120

36 集団指導が望ましいのはどれか。

37 / 120

37 上肢のフィジカルアセスメントの立位での実施場面の写真(別冊No. 1)を別に示す。手のひらを上にして、肩の高さで水平に前方に両腕を伸ばしてもらった。その後、閉眼してもらうと、左腕が回内しながら下がっていった。アセスメントの結果で正しいのはどれか。

38 / 120

38 臥床患者の体位変換とボディメカニクスの原則との組合せで正しいのはどれか。

39 / 120

39 A さん(24 歳、男性)は急性虫垂炎(acute appendicitis)の術後1日で、ベッド上で仰臥位になり右前腕から点滴静脈内注射が行われている。A さんは左利きである。病室外のトイレまで A さんが移動するための適切な療養環境はどれか。

40 / 120

40 全介助が必要な臥床患者の口腔ケアで適切なのはどれか。

41 / 120

41 術後1日の手術創の正常な治癒過程として正しいのはどれか。

42 / 120

42 平成 29 年(2017 年)の患者調査において医療機関を受診している総患者数が最も多いのはどれか。

43 / 120

43 解離性大動脈瘤(dissecting aortic aneurysm)の破裂直後に出血性ショック(hemorrhagic shock)となった患者の症状として正しいのはどれか。

44 / 120

44 A さん(60 歳、男性)は大動脈弁置換術を受け、ワルファリンの内服を開始することになった。A さんが摂取を避けるべき食品はどれか。

45 / 120

45 慢性膵炎(chronic pancreatitis)患者の食事療法で制限が必要なのはどれか。

46 / 120

46 血中濃度の測定にあたり食事の影響を考慮すべきホルモンはどれか。

47 / 120

47 脳血管造影を行う患者の看護について適切なのはどれか。

48 / 120

48 A さん(32 歳、男性)は慢性副鼻腔炎と診断され経過観察をしていたが、症状が改善せず手術を受けることになった。A さんへの術後の生活についての説明で適切なのはどれか。

49 / 120

49 幻肢痛について正しいのはどれか。

50 / 120

50 乳房超音波検査を受ける女性患者への説明で正しいのはどれか。

51 / 120

51 A さん(54 歳、女性)は甲状腺機能亢進症(hyperthyroidism)と診断され、放射性ヨウ素内用療法を受けることとなった。看護師の説明で正しいのはどれか。

52 / 120

52 老年期の発達課題を引退の危機、身体的健康の危機および死の危機の3つの段階で示したのはどれか。

53 / 120

53 介護保険制度における施設サービスはどれか。

54 / 120

54 30 歳を 100 % とした生理機能と比較して、老年期において機能の残存率の平均値が最も低下するのは次のうちどれか。

55 / 120

55 高齢者の健康障害の特徴で正しいのはどれか。

56 / 120

56 A さん(83 歳)は寝たきり状態で、便意を訴えるが3日間排便がみられない。認知機能に問題はない。昨晩下剤を内服したところ、今朝、紙オムツに水様便が少量付着しており、残便感を訴えている。このときの A さんの状態で考えられるのはどれか。

57 / 120

57 発育と発達に遅れのない生後6か月の男児。BCG 接種の翌日に接種部位が赤く腫れ次第に増悪して膿がみられたため、母親は接種後4日目に医療機関に電話で相談し、看護師が対応した。児に発熱はなく、哺乳や機嫌は良好である。このときの看護師の説明で適切なのはどれか。

58 / 120

58 新生児の出血性疾患で正しいのはどれか。

59 / 120

59 入院中の小児のストレス因子と発達段階の組合せで正しいのはどれか。

60 / 120

60 A 君(小学6年生)は病院に併設された院内学級に通いながら骨肉腫(osteosarcoma)の治療を続けていた。現在、肺転移があり終末期にある。呼吸障害のため鼻腔カニューレで酸素(2L/分)を吸入中である。A 君の食事摂取量は減っているが意識は清明である。1週後に院内で卒業式が予定されている。A 君は「卒業式に出席したい」と話している。看護師の A 君への対応として適切なのはどれか。

61 / 120

61 ジェンダーの定義について正しいのはどれか。

62 / 120

62 日本の周産期の死亡に関する記述で正しいのはどれか。

63 / 120

63 避妊法について適切なのはどれか。

64 / 120

64 マタニティブルーズ(maternity blues)について正しいのはどれか。

65 / 120

65 精神保健における一次予防はどれか。

66 / 120

66 認知行動療法で患者に期待できる効果はどれか。

67 / 120

67 A さん(22 歳、統合失調症(schizophrenia))は父親、母親、妹との4人暮らし。高校卒業後、アルバイトをしていたが、症状の悪化によって初めて精神科病院に入院した。退院後に一般企業で働きたいと希望している。看護師が A さんに提案するサービスで適切なのはどれか。

68 / 120

68 A さん(80 歳、女性)は1人暮らし。要介護2の認定を受け、長男(50 歳、会社員)、長男の妻(45 歳、会社員)、孫(大学生、男性)と同居することになった。長男の家の間取りは、洋室5部屋、リビング、台所である。A さんは同居後に訪問看護を利用する予定である。訪問看護を利用するにあたり A さんの家族から「在宅介護は初めての経験なのでどうすればよいですか」と訪問看護師に相談があった。訪問看護師の説明で最も適切なのはどれか。

69 / 120

69 A さん(73 歳、男性)は慢性閉塞性肺疾患(chronic obstructive pulmonary disease)で在宅酸素療法〈HOT〉を受けている。受診時に A さんが「1人でお風呂に入っているが、息切れが強い」と訴えたため、外来看護師は入浴時の具体的な状況を確認した。外来看護師が A さんに確認した内容で、息切れの原因と考えられるのはどれか。

70 / 120

70 気管切開下で人工呼吸器を装着している利用者に対して、訪問看護事業所が災害に備えて行うことで適切なのはどれか。

71 / 120

71 チューブ型の胃瘻の管理について、介護する家族に看護師が指導する内容で正しいのはどれか。

72 / 120

72 病棟で患者の口腔ケア改善に取り組むために担当チームを作った。これは看護管理のプロセスのどれか。

73 / 120

73 多発性骨転移がある終末期の大腸癌(colon cancer)患者(53 歳、女性)が、外科病棟から緩和ケア病棟に夫に付き添われ転棟してきた。転棟時の申し送りについて、緩和ケア病棟の看護師が外科病棟の看護師から収集する情報で最も優先すべきなのはどれか。

74 / 120

74 看護師等の人材確保の促進に関する法律に規定されている、離職した看護師の復職の支援に関連する制度はどれか。

75 / 120

75 災害発生時に行う START 法によるトリアージで最初に判定を行う項目はどれか。

76 / 120

76 日本の政府開発援助〈ODA〉の実施機関はどれか。

77 / 120

77 脳の外側面を左右から見た模式図を示す。 右利きの健常成人の Broca〈ブローカ〉の運動性言語中枢はどれか。

78 / 120

78 眼の遠近調節を行う筋はどれか。

79 / 120

79 咀嚼運動にかかわる脳神経はどれか。

80 / 120

80 射出される精子が通るのはどれか。

81 / 120

81 心電図(別冊No. 2)を別に示す。心電図の記録速度は 25 mm/秒である。心電図波形によって計測した心拍数で正しいのはどれか。

82 / 120

82 急性大動脈解離(acute aortic dissection)において緊急手術を行うかどうかの観点で用いる分類はどれか。

83 / 120

83 タイムアウトによって予防できるのはどれか。

84 / 120

84 安静臥床による廃用症候群(disuse syndrome)で生じるのはどれか。

85 / 120

85 A さんは職場の上司に不満をぶつけたいと考えているが、それができないので、不満をぶつけやすい対象である後輩を叱責している。A さんの防衛機制で正しいのはどれか。

86 / 120

86 ヘモグロビン A1c〈HbA1c〉について正しいのはどれか。2つ選べ。

87 / 120

87 急性胆管炎(acute cholangitis)の代表的な3症状を示す Charcot〈シャルコー〉3徴に含まれるのはどれか。2つ選べ。

88 / 120

88 高齢者の総合機能評価 CGA 簡易版〈CGA7〉で評価するのはどれか。2つ選べ。

89 / 120

89 自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)にみられるのはどれか。2つ選べ。

90 / 120

90 100 mg/5 mL と表記された注射薬を 75 mg 与薬するのに必要な薬液量を求めよ。ただし、小数点以下第位を四捨五入すること。
解答: ( _._ ) mL (半角数字で0.0~9.9の間で答えること)

91 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(60 歳、男性、会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており、2年前に妻と死別して以来、1人暮らし。直腸癌(rectal cancer)と診断され、腹会陰式直腸切断術、人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた。A さんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています。便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した。

91 人体の前面と背面を図に示す。A さんの人工肛門が造設される位置はどれか。

92 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(60 歳、男性、会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており、2年前に妻と死別して以来、1人暮らし。直腸癌(rectal cancer)と診断され、腹会陰式直腸切断術、人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた。A さんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています。便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した。

92 A さんの手術は予定通り終了した。
術後1日、会陰部から挿入されたドレーンからは、淡血性の排液が 10 mL/時で流出していた。バイタルサインが安定していることを確認した後、Fowler〈ファウラー〉位にして 15 分が経過したところで、A さんからナースコールがあった。看護師が訪室すると「おしりが濡れているような気がする」と言う。確認すると、会陰部のガーゼに淡血性の浸出液を認めた。A さんへの対応で最も優先度が高いのはどれか。

93 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(60 歳、男性、会社員)は息子2人が独立して遠方で暮らしており、2年前に妻と死別して以来、1人暮らし。直腸癌(rectal cancer)と診断され、腹会陰式直腸切断術、人工肛門造設術を行うと外来で説明を受けた。A さんは看護師に対して「人工肛門を作ると聞いています。便が出てくる場所がどこなのかよくわからなくてイメージできない」と話した。

93 術後 10 日、A さんは退院日が決まり、「落ち着いたら仕事に復帰します。1人暮らしなので、自分で人工肛門を管理しないといけないですね」と述べた。A さんの退院に際し、人工肛門の管理に関する看護師の指導で正しいのはどれか。

94 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(50 歳、男性、会社員)は妻と高校生の息子との3人暮らし。仕事を生きがいに働き続けていた。慢性腎不全(chronic renal failure)のため透析治療が必要になったが、本人の希望で連続携行式腹膜灌流法〈CAPD〉を導入することになり入院した。A さんはこれからの生活がどのようになるのかを看護師に質問した。

94 A さんに対する説明として正しいのはどれか。

95 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(50 歳、男性、会社員)は妻と高校生の息子との3人暮らし。仕事を生きがいに働き続けていた。慢性腎不全(chronic renal failure)のため透析治療が必要になったが、本人の希望で連続携行式腹膜灌流法〈CAPD〉を導入することになり入院した。A さんはこれからの生活がどのようになるのかを看護師に質問した。

95 A さんはできるだけ早い職場復帰を望んでおり、入院中は CAPD の操作に熱心に取り組んでいた。退院後、CAPD を1日4回(0時、6時、12 時、18 時)行うことになった。A さんが会社の昼休みに CAPD を行うために必要な設備はどれか。2つ選べ。

96 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(50 歳、男性、会社員)は妻と高校生の息子との3人暮らし。仕事を生きがいに働き続けていた。慢性腎不全(chronic renal failure)のため透析治療が必要になったが、本人の希望で連続携行式腹膜灌流法〈CAPD〉を導入することになり入院した。A さんはこれからの生活がどのようになるのかを看護師に質問した。

96 A さんは「主治医から CAPD の合併症に腹膜炎(peritonitis)があると聞きました。腹膜炎(peritonitis)に早く気付くにはどうすればよいですか」と看護師に質問した。A さんに指導する観察項目はどれか。2つ選べ。

97 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42 歳)と娘(37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前から A さんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。
身体所見:意識は清明。身長 159 cm、体重 61.3 kg。体温 37.1 ℃、呼吸数 21/分、脈拍 95/分、不整、血圧 164/96 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92 %(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。

97 外来看護師が A さんに対して優先して確認するのはどれか。

98 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42 歳)と娘(37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前から A さんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。
身体所見:意識は清明。身長 159 cm、体重 61.3 kg。体温 37.1 ℃、呼吸数 21/分、脈拍 95/分、不整、血圧 164/96 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92 %(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。

98 診察の結果、A さんは心不全(heart failure)の悪化を認めたため入院することになり、個室を希望した。入院後、酸素マスクによる酸素療法や利尿薬による薬物療法、塩分制限などの食事療法が開始された。入院3日、夜勤の看護師から日勤の看護師への朝の申し送りで、昨晩のAさんは夜間全く眠っていないこと、「ここはどこですか」と繰り返し尋ねてきたこと、娘が学校から帰ってくるのを待っていると言って病室の入り口を気にしていたことが報告された。日勤の看護師は、A さんの睡眠状況を改善する必要があると考え、A さんへの対応について検討した。看護師の A さんへの対応で適切なのはどれか。

99 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(70 歳、女性)は1人暮らし。夫とは1年前に死別した。近くの診療所で高血圧症(hypertension)と心不全(heart failure)と診断され、内服治療をしていた。月1回は診療所で内服薬の処方と食事指導や体重測定などの生活指導を受けていたが、時々薬を飲んだことを忘れてしまうことがあった。日常生活は自立しており、認知機能は問題ない。週2日、事務職のパートとして働いており、電車を使って通勤していた。息子(42 歳)と娘(37 歳)は仕事のため遠方に住んでいる。1か月前から A さんは家事や外出するときに軽い息切れを感じるようになり、2、3日前からは咳と痰が出るようになった。両足のむくみが出てきたため、診療所から自宅近くの病院を紹介され外来受診した。
身体所見:意識は清明。身長 159 cm、体重 61.3 kg。体温 37.1 ℃、呼吸数 21/分、脈拍 95/分、不整、血圧 164/96 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉92 %(room air)。両下肢に軽度の浮腫を認めた。

99 入院後 10 日。入院治療により全身状態は改善し、夜間の睡眠もとれるようになったため、A さんは退院することになった。A さんは「入院していて体力が落ちてしまい、動くと疲れてしまう」と言っている。また、看護師に「医師から退院したら元の仕事はしてよいといわれました。これまでの生活を続けたいと思っています。また入院するのは嫌なので、今後の生活で気をつけることはありますか」と尋ねてきた。このときの看護師の対応で適切なのはどれか。

100 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(生後 24 日、女児)は両親と3人暮らし。母親が母子健康手帳の便色カードを見て、A ちゃんの便色が気になったため、A ちゃんを連れて近所の小児科医院を受診した。A ちゃんは在胎 39 週、出生体重 3,100 g、出生時に異常はない。現在、混合栄養で体重は 3,700 g である。体温 37.2 ℃、呼吸数 36/分、心拍数108/分、整、血圧 78/44 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。
血液検査結果:Hb 12.6 g/dL、白血球 7,800/μL、血小板 21 万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉88 %、総ビリルビン 11.3 mg/dL、直接ビリルビン 9.5 mg/dL、AST 96U/L、ALT 126 U/L。
紹介先の病院で腹部超音波検査を実施した結果、A ちゃんは胆道閉鎖症(biliary atresia)の疑いがあり入院した。

100 A ちゃんの便として考えられるのはどれか。

101 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(生後 24 日、女児)は両親と3人暮らし。母親が母子健康手帳の便色カードを見て、A ちゃんの便色が気になったため、A ちゃんを連れて近所の小児科医院を受診した。A ちゃんは在胎 39 週、出生体重 3,100 g、出生時に異常はない。現在、混合栄養で体重は 3,700 g である。体温 37.2 ℃、呼吸数 36/分、心拍数108/分、整、血圧 78/44 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。
血液検査結果:Hb 12.6 g/dL、白血球 7,800/μL、血小板 21 万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉88 %、総ビリルビン 11.3 mg/dL、直接ビリルビン 9.5 mg/dL、AST 96U/L、ALT 126 U/L。
紹介先の病院で腹部超音波検査を実施した結果、A ちゃんは胆道閉鎖症(biliary atresia)の疑いがあり入院した。

101 A ちゃんは入院7日に術中胆道造影検査で胆道閉鎖症(biliary atresia)と確定診断された。手術は無事に終了した。術後は絶食となり、腹腔ドレーンが挿入され、持続的点滴静脈内注射が行われている。母親は疾患や治療について理解している。術後3日、付き添っていた母親は看護師に「A はおなかが空いて泣き止まないし、私はAを抱っこもできず、何もしてあげられません。つらいです」と涙を浮かべて話した。看護師の母親への対応で、最も適切なのはどれか。

102 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(生後 24 日、女児)は両親と3人暮らし。母親が母子健康手帳の便色カードを見て、A ちゃんの便色が気になったため、A ちゃんを連れて近所の小児科医院を受診した。A ちゃんは在胎 39 週、出生体重 3,100 g、出生時に異常はない。現在、混合栄養で体重は 3,700 g である。体温 37.2 ℃、呼吸数 36/分、心拍数108/分、整、血圧 78/44 mmHg。眼球結膜に黄染を認める。
血液検査結果:Hb 12.6 g/dL、白血球 7,800/μL、血小板 21 万/μL、プロトロンビン時間〈PT〉88 %、総ビリルビン 11.3 mg/dL、直接ビリルビン 9.5 mg/dL、AST 96U/L、ALT 126 U/L。
紹介先の病院で腹部超音波検査を実施した結果、A ちゃんは胆道閉鎖症(biliary atresia)の疑いがあり入院した。

102 術後5日、A ちゃんは経口摂取が可能になり順調に経過している。医師から母親に、胆汁の排泄を促すために利胆薬の内服が重要であると説明があり、散剤が処方された。母親から看護師に「赤ちゃんに粉の薬をどうやって飲ませたらよいのでしょうか」と質問があった。看護師は散剤を(  )に混ぜて飲ませることを説明した。
(  )に入るのはどれか。

103 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初産婦)は X 年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X 年2月のカレンダーに A さんの受診日と分娩予定日を示す。

103 看護師は、医師から A さんの母子健康手帳に受診時の妊娠週数と日数を記入するよう依頼された。A さんの受診時の妊娠週数および日数で正しいのはどれか。

104 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初産婦)は X 年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X 年2月のカレンダーに A さんの受診日と分娩予定日を示す。

104 A さんに Leopold〈レオポルド〉触診法で触診を行ったところ、第2胎向で、子宮底付近にやや柔らかい球状の塊を、恥骨結合側に硬い球状のものを触れた。腹部前面を図に示す。A さんの胎児心音聴取部位で適切なのはどれか。

105 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初産婦)は X 年2月5日に妊婦健康診査のために来院した。X 年2月のカレンダーに A さんの受診日と分娩予定日を示す。

105 A さんは「自分の子どもが生まれて、どんなふうにあやすかな、とか、オムツを替えるかなと自分が子育てをしている場面を思い浮かべます」と笑顔で話している。看護師は A さんの様子をルービン,R. (Rubin, R.)が示した母親役割獲得過程に当てはめてどの段階にあるかをアセスメントした。A さんのアセスメントで適切なのはどれか。

106 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(34 歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠 40 週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は 130 bpm、胎児の推定体重は 3,300 g であった。

106 入院時の A さんと胎児の状態で正しいのはどれか。

107 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(34 歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠 40 週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は 130 bpm、胎児の推定体重は 3,300 g であった。

107 午後0時、助産師が内診したところ、子宮口開大4cm であった。A さんは陣痛発作時に腰痛を強く訴えている。A さんの夫(37 歳)は、夫婦で出産体験を共有したいと両親学級を受講しており、入院時から A さんに付き添っている。夫はAさんの陣痛発作時、心配そうに A さんの様子を見つめているが、陣痛間欠時にはうとうとしている。訪室した看護師に、夫から「妻が痛がっているのですが、どうすればよいでしょう」と質問があった。胎児心拍数基線は 140 bpm であった。このときの看護師の夫への対応で最も適切なのはどれか。

108 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(34 歳、初産婦)は順調な妊娠経過であった。妊娠 40 週5日の午前8時、10分毎の規則的な子宮収縮を主訴に来院し、医師の診察の結果、入院となった。入院時の胎児心拍数基線は 130 bpm、胎児の推定体重は 3,300 g であった。

108 A さんの分娩は順調に進行した。午後5時に破水し、午後6時には子宮口開大8cm となった。「便が出そうです。もう、これ以上頑張れない」と陣痛発作時には全身に力が入っている。このときの看護師の声かけで正しいのはどれか。

109 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(68 歳、男性、自営業)は、妻(73 歳)と2人暮らし。A さんの就寝時刻は 21時で、入眠後 90 分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。

109 A さんに出現している睡眠障害はどれか。

110 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(68 歳、男性、自営業)は、妻(73 歳)と2人暮らし。A さんの就寝時刻は 21時で、入眠後 90 分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。

110 A さんは定期的に精神科外来を受診することになった。受診6か月後、A さんは足の筋肉がこわばり、動きが鈍くなった。また、幻視を訴える頻度が増え、感情のコントロールができず、妻に暴言や暴力を振るうことが多くなったため、精神科病院に入院となった。入院2日、A さんは歩行時に床に子どもが寝転んでいると訴えて、子どもをよける動作で転びそうになった。また、突然、興奮して大声で怒り出すため、同室患者が苦情を訴えた。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

111 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(68 歳、男性、自営業)は、妻(73 歳)と2人暮らし。A さんの就寝時刻は 21時で、入眠後 90 分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。

111 A さんの入院中に妻は自営業の仕事を減らし、自宅でAさんを介護する準備を整えた。A さんが退院し、3か月が経過したころ、A さんの妻が3週間程度の予定で入院して手術をすることになった。A さんは杖を使用し散歩ができるが、入浴や食事については妻が介護を行っていた。妻の入院中にAさんに必要なサービスはどれか。

112 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で 10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりに A さんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症 (anorexia nervosa)と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長 166 cm、体重 36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。

112 治療開始早期に看護師が最も注意すべき観察項目はどれか。

113 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で 10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりに A さんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症 (anorexia nervosa)と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長 166 cm、体重 36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。

113 入院後2週が経過した。食事のときに A さんは食べ物を細かく刻み、1時間以上時間をかけるが、摂取量は全体の 25 % 程度である。時間があるとベッド上でいつもストレッチを行っている。A さんと話し合ったところ「私はこの病棟で太っているほうだから少しでも痩せなきゃ」と話した。看護師の関わりとして適切なのはどれか。

114 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で 10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりに A さんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症 (anorexia nervosa)と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長 166 cm、体重 36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。

114 入院後3か月が経過した。A さんは体重が 41 kg まで増加し、主治医と相談して、退院の準備をすることになった。看護師に対して、A さんは「退院後はすぐに仕事をしたい」と話したが、母親は「ゆっくり自宅で休養してほしい」と話した。母親の面会時に、今後の仕事や生活に関する話題が出ると、A さんはイライラして母親と口論になることが多くなった。父親は仕事が忙しいことを理由に、面会に来たのは一度のみであった。今後導入する必要性が最も高いのはどれか。

115 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(73 歳、女性)は夫(73 歳)と2人暮らし。6年前に Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、A さんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。A さんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

115 外来看護師が A さんと夫に説明する副作用〈有害事象〉の内容で正しいのはどれか。

116 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(73 歳、女性)は夫(73 歳)と2人暮らし。6年前に Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、A さんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。A さんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

116 1か月後の外来受診のときに、A さんは「いつもと違う時間に入浴したら転んでしまった。怪我をしなくてよかった」と主治医に話した。主治医から勧められ、Aさんは訪問看護を週に1回利用することになった。今後Aさんが安全な入浴をするために訪問看護師がアセスメントする内容で最も優先するのはどれか。

117 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(73 歳、女性)は夫(73 歳)と2人暮らし。6年前に Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、A さんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。A さんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

117 3か月後、A さんは「夫は家事を楽しんでいるようで助かっていますが、友人と外出したいと言っています。私も最近は転ぶこともなくなったので、身体を動かしたり、レクリエーションに参加してみたいです」と訪問看護師に話した。訪問看護師が A さんに提案するサービスで最も適切なのはどれか。

118 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。A さんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「A さんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断されて入院となった。入院時、A さんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

118 入院当日に看護師が行う情報収集で最も優先するのはどれか。

119 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。A さんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「A さんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断されて入院となった。入院時、A さんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

119 入院後、担当看護師は毎日面会に来ている夫の表情が気になり声をかけた。夫は「先生から統合失調症(schizophrenia)には様々な症状があるとお聞きしました。入院して妻は落ちつきましたが、これからどう接していけばいいのか悩んでいます」と話した。担当看護師はチームカンファレンスで夫の様子を伝え、主治医の判断で、夫に家族心理教育への参加を促すことになった。担当看護師が夫に家族心理教育を勧める声かけで適切なのはどれか。

120 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。A さんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「A さんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断されて入院となった。入院時、A さんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

120 入院後2か月が経過した。A さんは独り言を言うことはあったが、他の入院患者と口論になることはなかった。作業療法士から「A さんは手先が器用で、作業療法中は楽しそうに過ごしています」と情報を得た。退院に向けた担当看護師との面談で、A さんは「手芸が楽しかった」「家に1人でいると寂しい」と話した。退院に向けてAさんに提案する社会資源として適切なのはどれか。

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