看護師国家試験 第109回午前 PART8

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第85問から第96問までが出題されます。

看護師国家試験 第109回午前 PART8

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第85問から第96問までが出題されます。

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85 もやもや病(moyamoya disease)で正しいのはどれか。2つ選べ。

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86 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律〈医療介護総合確保推進法〉で推進するのはどれか。2つ選べ。

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87 アルコール依存症(alcohol dependence syndrome)の一次予防はどれか。2つ選べ。

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88 医療法で規定されているのはどれか。2つ選べ。

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89 終末期がん患者にみられる悪液質の徴候はどれか。2つ選べ。

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90 世界保健機関〈WHO〉の主要な活動はどれか。2つ選べ。

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次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん (60歳、男性、元建設業)は、妻(57 歳)と2人暮らし。2年前に悪性胸膜中皮腫(malignant pleural mesothelioma)と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。
バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉86〜90 %(room air)。
身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の副雑音が聴取される。
血液所見:赤血球 370 万/μL、Hb 8.8 g/dL、白血球 6,700/μL、総蛋白 5.2 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、 CRP 1.5 mg/dL。
動脈血液ガス分析(room air):pH 7.31、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO₂〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO₂〉63 Torr。
胸部エックス線写真:胸膜肥厚と肋骨横隔膜角の鈍化が認められる。肺虚脱なし。

91 A さんの呼吸困難の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。

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次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん (60歳、男性、元建設業)は、妻(57 歳)と2人暮らし。2年前に悪性胸膜中皮腫(malignant pleural mesothelioma)と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。
バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉86〜90 %(room air)。
身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の副雑音が聴取される。
血液所見:赤血球 370 万/μL、Hb 8.8 g/dL、白血球 6,700/μL、総蛋白 5.2 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、 CRP 1.5 mg/dL。
動脈血液ガス分析(room air):pH 7.31、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO₂〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO₂〉63 Torr。
胸部エックス線写真:胸膜肥厚と肋骨横隔膜角の鈍化が認められる。肺虚脱なし。

92 入院後、症状緩和のためモルヒネの内服と経鼻カニューレによる酸素療法2L/分が開始された。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉は 95 % 前後で維持されるようになったが、A さんは夜間の息苦しさを訴えている。A さんの呼吸困難を緩和するための体位で適切なのはどれか。

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次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん (60歳、男性、元建設業)は、妻(57 歳)と2人暮らし。2年前に悪性胸膜中皮腫(malignant pleural mesothelioma)と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。
バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉86〜90 %(room air)。
身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の副雑音が聴取される。
血液所見:赤血球 370 万/μL、Hb 8.8 g/dL、白血球 6,700/μL、総蛋白 5.2 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、 CRP 1.5 mg/dL。
動脈血液ガス分析(room air):pH 7.31、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO₂〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO₂〉63 Torr。
胸部エックス線写真:胸膜肥厚と肋骨横隔膜角の鈍化が認められる。肺虚脱なし。

93 入院後2週、A さんの身体状態は急激に悪化し、A さんは「息が吸えない。苦しい。何とかしてくれ」と訴え、眉間にしわを寄せて口呼吸をしている。軽度の喘鳴がみられ、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉は 88〜92 %(経鼻カニューレによる酸素療法2L/分)である。また、頻繁に体位を変えて落ち着きがなく、つじつまが合わない訴えと場所の見当識障害もみられる。毎日面会に来ている妻は「どうなってしまったのでしょうか。苦しそうでかわいそう」と涙ぐみ、ベッドから離れたところで座っている。A さんの妻への看護師の説明で適切なのはどれか。

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次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40 歳時の会社の健康診断で2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50 歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。

94 A さんの現在の状況のアセスメントで適切なのはどれか。

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次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40 歳時の会社の健康診断で2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50 歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。

95 A さんは、3か月前に末期腎不全(end-stage renal failure)の状態で腎代替療法(血液透析)が必要であると腎臓内科の医師から説明された。シャント造設のための入院を予定していたが、仕事が忙しく延期となっていた。1週前から感冒症状があり、体重増加、全身浮腫、全身倦怠感、呼吸苦が出現したため、緊急入院となった。透析用のカテーテルを挿入し、緊急血液透析を行った。
入院時の身体所見:体重 73 kg(1週間で4kg 増加)、血圧 178/105 mmHg。
入院時の検査所見:Hb 9.5 g/dL、血清尿素窒素 72 mg/dL、血清クレアチニン9.0 mg/dL、血清カリウム 6.8 mEq/L、血清ナトリウム 138.5 mEq/L。
緊急入院時の A さんの胸部エックス線写真(別冊No. 5)を別に示す。A さんが緊急血液透析となった病態で正しいのはどれか。

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次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40 歳時の会社の健康診断で2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50 歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。

96 A さんは、緊急血液透析によって全身状態が改善した。その後、シャント造設術を受け、週3回の血液透析となり、退院後は職場に近いクリニックで維持血液透析を受けることが決定した。A さんから、退院後の生活について「仕事に復帰予定ですが、医療費の支払いが心配です」と発言があった。維持血液透析により身体障害者手帳を取得した A さんが利用できる医療費助成制度はどれか。

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