看護師国家試験 第109回午後 PART10

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第109問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第109回午後 PART10

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第109問から第120問までが出題されます。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(22 歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともに A さんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

109 入院当日、A さんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(22 歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともに A さんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

110 入院翌日、母親が面会に来たが、A さんに要求されるままお菓子を大量に持参した。A さんは、面会室でお菓子をすべて食べた直後に、トイレにこもり、嘔吐していたところを看護師が発見した。A さんは泣きながら「食べると止まらなくなる。太りたくない」と訴えた。主治医は、A さんが右第2指を使って嘔吐していた痕跡を認めたこと、A さんが「中学の時から過食と嘔吐を繰り返していた」と話したことから、神経性過食症(bulimia nervosa)と診断した。
入院時の身体所見:身長 155 cm、体重 48 kg。
入院時の検査所見:赤血球 400 万/μL、Hb 12.5 g/dL、白血球 6,300/μL。Na135 mEq/L、K 2.7 mEq/L、Cl 98 mEq/L、AST 30 U/L、ALT 35 U/L、γ-GTP32 U/L。
A さんの状態をアセスメントするために優先度が高い検査はどれか。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(22 歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともに A さんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

111 入院後3週、A さんの精神状態は落ち着き、職場に早く戻りたいと意欲があったため、退院に向けての準備をすることになった。自傷行為は、入院前の1回のみだった。A さんは「また過食をしないか心配だ」と看護師に訴えた。そのため主治医は A さんと話し合い認知行動療法が開始となった。A さんの退院に向けて、医師、看護師のチームと連携するメンバーで最も適切なのはどれか。

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次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、妻(38 歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前から A さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、A さんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、A さんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。

112 入院後3日までに A さんに出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。

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次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、妻(38 歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前から A さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、A さんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、A さんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。

113 入院後3日。面会に来た妻は、飲酒によって多くのトラブルを抱えている A さんへの対応に困っており、A さんの飲酒行動に対する関わり方について、今後どのようにすればよいか看護師に相談した。A さんの妻に対する助言で適切なのはどれか。

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次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、妻(38 歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前から A さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、A さんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、A さんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。

114 入院中に A さんは、退院後に再び飲酒してしまうのではないかという不安を看護師に訴えた。A さんの断酒を支援するための看護師の提案で適切なのはどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

115 外来受診時に A さんの妻から外来看護師に「2人で協力してインスリン注射することには慣れてきました。たまには夜に夫とゆっくり和食を食べに行きたいのですが、外出時の注射で気を付けることを教えてほしい」と相談があった。A さんと妻への外来看護師の指導内容で適切なのはどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

116 インスリン治療開始後3年、A さんは妻の付き添いで散歩を取り入れ運動療法にも取り組んでいたが、靴ずれが悪化し右第5趾に潰瘍ができた。そこで要介護1の認定を受けて訪問看護が週2回導入され、フットケアの指導が行われることになった。訪問看護師が行う妻への指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

117 訪問看護が導入されて2か月、A さんの妻が健康診査後の精査目的で数日間入院することになった。A さんは妻の入院中もできる限り自宅で過ごしたいと考えている。妻の入院中の対応について、サービス担当者会議が開かれた。この時に訪問看護師が行う A さんへの提案で優先度が高いのはどれか。

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次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(20 歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、A さんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。A さんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。

118 外来の看護師の対応で優先するのはどれか。

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次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(20 歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、A さんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。A さんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。

119 A さんは、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia)と診断され、血液内科病棟の2人部屋に緊急入院になった。病棟看護師が入院オリエンテーションをするため病室を訪れたところ、同室の患者から「A さんの香水の香りが強いので、つらい」と訴えがあり、看護師もその香りが気になった。看護師の対応で適切なのはどれか。

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次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(20 歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、A さんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。A さんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。

120 A さんが入院したという知らせを受けて、A さんの家族が来日し、病棟に見舞いに来た。A さんの家族は、A さんの身の回りの世話を泊まり込みで行うために、大量の私物を持ち込んでいる。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

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