看護師国家試験 第109回午前 全問題

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第1問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第109回午前 全問題

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第1問から第120問までが出題されます。

1 / 120

1 平成 29 年(2017 年)の人口動態統計における主要死因別の死亡率で心疾患(heart disease)の順位はどれか。

2 / 120

2 運動習慣が身体機能にもたらす効果はどれか。

3 / 120

3 介護保険の第2号被保険者は、(  )歳以上 65 歳未満の医療保険加入者である。(  )に入る数字はどれか。

4 / 120

4 健康保険法による療養の給付の対象はどれか。

5 / 120

5 第二次性徴の発現に関与するホルモンはどれか。

6 / 120

6 児の吸啜刺激によって分泌が亢進し、分娩後の母体の子宮筋の収縮を促すのはどれか。

7 / 120

7 平成 29 年(2017 年)の国民生活基礎調査における平均世帯人数はどれか。

8 / 120

8 レスパイトケアの目的はどれか。

9 / 120

9 死の三徴候に含まれるのはどれか。

10 / 120

10 球関節はどれか。

11 / 120

11 健康な成人の1回換気量はどれか。

12 / 120

12 脳塞栓症(cerebral embolism)を生じやすい不整脈(arrhythmia)はどれか。

13 / 120

13 貧血(anemia)を診断する際の指標となる血液検査項目はどれか。

14 / 120

14 医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律〈医薬品医療機器等法〉による毒薬の表示(別冊No. 1)を別に示す。正しいのはどれか。

15 / 120

15 成人の橈骨動脈における脈拍の測定方法で正しいのはどれか。

16 / 120

16 誤嚥しやすい患者の食事の援助で適切なのはどれか。

17 / 120

17 陰部洗浄に使用する湯の温度で最も適切なのはどれか。

18 / 120

18 滅菌物の取り扱いで正しいのはどれか。

19 / 120

19 直流除細動器の使用目的はどれか。

20 / 120

20 経鼻経管栄養法を受ける成人患者の体位で適切なのはどれか。

21 / 120

21 胃がんの Virchow〈ウィルヒョウ〉転移が生じる部位はどれか。

22 / 120

22 包帯の巻き方(別冊No. 2)を別に示す。環行帯の巻き方で正しいのはどれか。

23 / 120

23 皮下注射で適切なのはどれか。

24 / 120

24 細菌感染による急性炎症で最初に反応する白血球はどれか。

25 / 120

25 平成 28 年(2016 年)の国民生活基礎調査で、男性の有訴者の症状が最も多いのはどれか。

26 / 120

26 固有心筋の特徴はどれか。

27 / 120

27 小細胞癌(small cell carcinoma)で正しいのはどれか。

28 / 120

28 脳梗塞(cerebral infarction)を最も早期に検出できる画像検査はどれか。

29 / 120

29 公費医療と法の組合せで正しいのはどれか。

30 / 120

30 廃棄する物とその区分との組合せで正しいのはどれか。

31 / 120

31 患者と看護師の間の専門的な援助関係で適切なのはどれか。

32 / 120

32 細菌の芽胞を死滅させるのはどれか。

33 / 120

33 クロストリジウム・ディフィシレ(ディフィシル)(Clostridium difficile)による下痢を発症している患者の陰部洗浄をベッド上で行う際の個人防護具を着用した看護師の写真(別冊No. 3)を別に示す。適切なのはどれか。

34 / 120

34 インシデントレポートで適切なのはどれか。

35 / 120

35 成人の睡眠で正しいのはどれか。

36 / 120

36 片麻痺のある成人の臥床患者の患側の良肢位で適切なのはどれか。

37 / 120

37 クリップ式のプローブを用いて手指で経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉を測定する方法で適切なのはどれか。

38 / 120

38 熱型を図に示す。 熱型の種類と図の組合せで正しいのはどれか。

39 / 120

39 薬の内服方法における頓用で正しいのはどれか。

40 / 120

40 壮年期の身体的特徴で正しいのはどれか。

41 / 120

41 急性期患者の生体反応で正しいのはどれか。

42 / 120

42 砕石位による手術で起こりやすい合併症はどれか。

43 / 120

43 ペースメーカー植込みの有無を事前に確認すべき検査はどれか。

44 / 120

44 肝動脈塞栓術〈TAE〉の適応となる疾患はどれか。

45 / 120

45 ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉に感染している患者で、後天性免疫不全症候群(acquired immunodeficiency syndrome)〈AIDS〉の状態にあると判断できる疾患はどれか。

46 / 120

46 細菌性髄膜炎(bacterial meningitis)の症状はどれか。

47 / 120

47 貧血(anemia)を伴う患者の爪の写真(別冊No. 4)を別に示す。欠乏している栄養素はどれか。

48 / 120

48 手術後に無排卵になるのはどれか。

49 / 120

49 被験者が図形を描き写す内容が含まれる認知機能の評価はどれか。

50 / 120

50 老化による免疫機能の変化はどれか。

51 / 120

51 高齢者の性について正しいのはどれか。

52 / 120

52 老化による身体機能の変化と薬物動態への影響との組合せで正しいのはどれか。

53 / 120

53 軽度認知障害(mild neurocognitive disorder)で正しいのはどれか。

54 / 120

54 認知症(dementia)が疑われる人や認知症の人およびその家族を訪問し、複数の専門職でアセスメントや自立生活の支援を行うのはどれか。

55 / 120

55 日本で用いている DENVER Ⅱ(デンバー発達判定法)で6か月児の 90 % ができるのはどれか。

56 / 120

56 幼児を対象とする定期予防接種はどれか。

57 / 120

57 大泉門の説明で正しいのはどれか。

58 / 120

58 幼児の心肺蘇生における胸骨圧迫の方法で正しいのはどれか。

59 / 120

59 配偶子の形成で正しいのはどれか。

60 / 120

60 女子の思春期の特徴で正しいのはどれか。

61 / 120

61 妊娠 37 週の妊婦の胎児心拍数陣痛図の所見で正常なのはどれか。

62 / 120

62 子宮復古状態を観察する手順で正しいのはどれか。

63 / 120

63 正常に経過している妊娠 36 週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。

64 / 120

64 災害派遣精神医療チーム〈DPAT〉で正しいのはどれか。

65 / 120

65 平成 16 年(2004 年)に示された精神保健医療福祉の改革ビジョンの内容で正しいのはどれか。

66 / 120

66 A さん(25 歳、男性)は、統合失調症(schizophrenia)と診断された。抗精神病薬の内服を開始した2日後、A さんはそわそわして落ち着かず「足がムズムズする」と歩き回るようになった。A さんにみられている状態はどれか。

67 / 120

67 精神保健及び精神障害者福祉に関する法律〈精神保健福祉法〉に定められている隔離について正しいのはどれか。

68 / 120

68 A さん(82 歳、女性)は、要支援2である。A さんの屋内での転倒予防と自立の促進のため、自宅で介護する家族への指導で適切なのはどれか。

69 / 120

69 A さん(68 歳、男性)は、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophic lateral sclerosis)〈ALS〉のため在宅療養中で、気管切開下で人工呼吸器を使用し、要介護5の認定を受けている。A さんに提供される訪問看護で適切なのはどれか。

70 / 120

70 A さん(85 歳、女性)は、要支援1で介護予防通所リハビリテーションを月2回利用している。A さんから「最近排便が3〜4日に1回しかなくて、お腹が張って困っている」と通所施設の看護師に相談があった。看護師が行うAさんへの便秘に対する助言で適切なのはどれか。

71 / 120

71 A さん(88 歳、男性)は、長女(60 歳、無職)と2人暮らし。障害高齢者の日常生活自立度判定基準ランク C2。仙骨部の褥瘡の治療のため、膀胱留置カテーテルを挿入することになった。膀胱留置カテーテルを挿入中の A さんを介護する長女に対して、訪問看護師が指導する内容で適切なのはどれか。

72 / 120

72 平成 28 年(2016 年)の介護サービス施設・事業所調査における要介護度別利用者数の構成割合で、要介護5の利用者が最も多いのはどれか。

73 / 120

73 医療法における医療計画で正しいのはどれか。

74 / 120

74 災害対策基本法に定められている内容で正しいのはどれか。

75 / 120

75 2015 年の経済協力開発機構〈OECD〉の報告書の日本に関する記述で正しいのはどれか。

76 / 120

76 眼球に入る光の量を調節するのはどれか。

77 / 120

77 最終代謝産物に尿酸が含まれるのはどれか。

78 / 120

78 排尿時に収縮するのはどれか。

79 / 120

79 重症筋無力症(myasthenia gravis)で正しいのはどれか。

80 / 120

80 成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。

81 / 120

81 交感神経の作用はどれか。2つ選べ。

82 / 120

82 気管で正しいのはどれか。2つ選べ。

83 / 120

83 食道癌(esophageal cancer)で正しいのはどれか。2つ選べ。

84 / 120

84 急性膵炎(acute pancreatitis)で正しいのはどれか。2つ選べ。

85 / 120

85 もやもや病(moyamoya disease)で正しいのはどれか。2つ選べ。

86 / 120

86 地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律〈医療介護総合確保推進法〉で推進するのはどれか。2つ選べ。

87 / 120

87 アルコール依存症(alcohol dependence syndrome)の一次予防はどれか。2つ選べ。

88 / 120

88 医療法で規定されているのはどれか。2つ選べ。

89 / 120

89 終末期がん患者にみられる悪液質の徴候はどれか。2つ選べ。

90 / 120

90 世界保健機関〈WHO〉の主要な活動はどれか。2つ選べ。

91 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん (60歳、男性、元建設業)は、妻(57 歳)と2人暮らし。2年前に悪性胸膜中皮腫(malignant pleural mesothelioma)と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。
バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉86〜90 %(room air)。
身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の副雑音が聴取される。
血液所見:赤血球 370 万/μL、Hb 8.8 g/dL、白血球 6,700/μL、総蛋白 5.2 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、 CRP 1.5 mg/dL。
動脈血液ガス分析(room air):pH 7.31、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO₂〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO₂〉63 Torr。
胸部エックス線写真:胸膜肥厚と肋骨横隔膜角の鈍化が認められる。肺虚脱なし。

91 A さんの呼吸困難の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。

92 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん (60歳、男性、元建設業)は、妻(57 歳)と2人暮らし。2年前に悪性胸膜中皮腫(malignant pleural mesothelioma)と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。
バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉86〜90 %(room air)。
身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の副雑音が聴取される。
血液所見:赤血球 370 万/μL、Hb 8.8 g/dL、白血球 6,700/μL、総蛋白 5.2 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、 CRP 1.5 mg/dL。
動脈血液ガス分析(room air):pH 7.31、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO₂〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO₂〉63 Torr。
胸部エックス線写真:胸膜肥厚と肋骨横隔膜角の鈍化が認められる。肺虚脱なし。

92 入院後、症状緩和のためモルヒネの内服と経鼻カニューレによる酸素療法2L/分が開始された。経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉は 95 % 前後で維持されるようになったが、A さんは夜間の息苦しさを訴えている。A さんの呼吸困難を緩和するための体位で適切なのはどれか。

93 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん (60歳、男性、元建設業)は、妻(57 歳)と2人暮らし。2年前に悪性胸膜中皮腫(malignant pleural mesothelioma)と診断され、化学療法を受けたが効果がみられず、外来通院していた。2週前から、胸痛、息苦しさ、倦怠感が増強したため、症状コントロール目的で入院した。
バイタルサイン:体温 36.0 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 92/分、血圧 126/88 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉86〜90 %(room air)。
身体所見:両側下肺野で呼吸音が減弱しており、軽度の副雑音が聴取される。
血液所見:赤血球 370 万/μL、Hb 8.8 g/dL、白血球 6,700/μL、総蛋白 5.2 g/dL、アルブミン 3.8 g/dL、 CRP 1.5 mg/dL。
動脈血液ガス分析(room air):pH 7.31、動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO₂〉40 Torr、動脈血酸素分圧〈PaO₂〉63 Torr。
胸部エックス線写真:胸膜肥厚と肋骨横隔膜角の鈍化が認められる。肺虚脱なし。

93 入院後2週、A さんの身体状態は急激に悪化し、A さんは「息が吸えない。苦しい。何とかしてくれ」と訴え、眉間にしわを寄せて口呼吸をしている。軽度の喘鳴がみられ、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉は 88〜92 %(経鼻カニューレによる酸素療法2L/分)である。また、頻繁に体位を変えて落ち着きがなく、つじつまが合わない訴えと場所の見当識障害もみられる。毎日面会に来ている妻は「どうなってしまったのでしょうか。苦しそうでかわいそう」と涙ぐみ、ベッドから離れたところで座っている。A さんの妻への看護師の説明で適切なのはどれか。

94 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40 歳時の会社の健康診断で2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50 歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。

94 A さんの現在の状況のアセスメントで適切なのはどれか。

95 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40 歳時の会社の健康診断で2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50 歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。

95 A さんは、3か月前に末期腎不全(end-stage renal failure)の状態で腎代替療法(血液透析)が必要であると腎臓内科の医師から説明された。シャント造設のための入院を予定していたが、仕事が忙しく延期となっていた。1週前から感冒症状があり、体重増加、全身浮腫、全身倦怠感、呼吸苦が出現したため、緊急入院となった。透析用のカテーテルを挿入し、緊急血液透析を行った。
入院時の身体所見:体重 73 kg(1週間で4kg 増加)、血圧 178/105 mmHg。
入院時の検査所見:Hb 9.5 g/dL、血清尿素窒素 72 mg/dL、血清クレアチニン9.0 mg/dL、血清カリウム 6.8 mEq/L、血清ナトリウム 138.5 mEq/L。
緊急入院時の A さんの胸部エックス線写真(別冊No. 5)を別に示す。A さんが緊急血液透析となった病態で正しいのはどれか。

96 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、男性、会社員)は、デスクワークが多い仕事をしている。40 歳時の会社の健康診断で2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)と診断され、紹介されたクリニックで血糖降下薬を処方されて内服を継続していた。50 歳ころから視力の低下と持続性蛋白尿を指摘され、腎臓内科を受診し食事指導を受けた。しかし、仕事が忙しく食事指導の内容を守れていなかった。1年前から、足のしびれが出現するようになった。

96 A さんは、緊急血液透析によって全身状態が改善した。その後、シャント造設術を受け、週3回の血液透析となり、退院後は職場に近いクリニックで維持血液透析を受けることが決定した。A さんから、退院後の生活について「仕事に復帰予定ですが、医療費の支払いが心配です」と発言があった。維持血液透析により身体障害者手帳を取得した A さんが利用できる医療費助成制度はどれか。

97 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎(acute cholecystitis)と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。

97 A さんの病室環境で適切なのはどれか。

98 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎(acute cholecystitis)と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。

98 入院後2日、妻がAさんについて「入院してからよく寝ています。時々ここが病院だとわからないようです。話しかけても気づかず、天井を眺めていることもあるし、しゃべり続けることもあります」と看護師に訴えた。A さんのバイタルサインは、体温 36.9 ℃、呼吸数 20/分、脈拍 88/分、血圧 144/80 mmHg。A さんの状態で最も考えられるのはどれか。

99 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎(acute cholecystitis)と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。

99 入院後3週、A さんは症状が改善し、退院することになった。A さんは「退院したら孫たちと温泉旅行をして、おいしいものをたくさん食べることが楽しみです。何か気を付けることはありますか」と看護師に話した。退院時の A さんへの指導で適切なのはどれか。

100 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。

100 A さんへの歩行指導で適切なのはどれか。

101 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。

101 入所初日の夜、A さんはトイレに行った後、入所者 B さんの部屋に入ったという夜勤者からの申し送りがあった。A さんへの対応で最も適切なのはどれか。

102 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。

102 A さんは「もっと歩けるようになりたい。妻の負担にならずに生活できるようになりたい」と話している。退所後にAさんが利用する介護給付におけるサービスで最も適切なのはどれか。

103 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A 君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40 歳、会社員)と母親(38 歳、主婦)との3人暮らし。多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、Ⅰ型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A 君は身長 123 cm、体重 27.5 kg(1か月前の体重は 29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、脈拍 100/分、血圧 98/42 mmHg。随時血糖 300 mg/dL、HbA1c 9.3 %、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ〈GAD〉抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析 pH 7.02 であった。

103 入院時に確認する症状はどれか。2つ選べ。

104 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A 君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40 歳、会社員)と母親(38 歳、主婦)との3人暮らし。多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、Ⅰ型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A 君は身長 123 cm、体重 27.5 kg(1か月前の体重は 29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、脈拍 100/分、血圧 98/42 mmHg。随時血糖 300 mg/dL、HbA1c 9.3 %、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ〈GAD〉抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析 pH 7.02 であった。

104 入院後、インスリンの持続点滴静脈内注射が開始された。入院後3日に血糖値が安定し、インスリンの持続点滴静脈内注射が中止された。ペン型注射器によるインスリン療法が開始され、看護師は母親と A 君に自己血糖測定とインスリン自己注射について説明した。A 君は「自分で注射するなんてできない」と言ってインスリン自己注射の練習が進まない。A 君への看護師の対応で最も適切なのはどれか。

105 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A 君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40 歳、会社員)と母親(38 歳、主婦)との3人暮らし。多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、Ⅰ型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A 君は身長 123 cm、体重 27.5 kg(1か月前の体重は 29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、脈拍 100/分、血圧 98/42 mmHg。随時血糖 300 mg/dL、HbA1c 9.3 %、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ〈GAD〉抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析 pH 7.02 であった。

105 A 君と母親は、自己血糖測定とインスリン自己注射に関する手技を身につけて退院し、外来通院となった。退院後2か月、A 君と母親が定期受診で来院した際、看護師が A 君に生活の様子を尋ねたところ「学校では血糖測定もインスリン注射もやっているよ。給食は楽しみで好き嫌いなく食べているよ」と話した。母親は「帰宅時に時々手の震えや空腹感を訴え、血糖を測定すると 60 mg/dL 台のことがあり、自分で補食を選んで食べています。なぜ日によって低血糖になることがあるのでしょうか」と話している。看護師が A 君の低血糖の原因をアセスメントする際に優先して収集すべき情報はどれか。

106 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と2人暮らし。妊娠 37 週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。 Hb 12.1 g/dL、 Ht 36 %。尿蛋白(ー)、尿糖(ー)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。 A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。

106 このときの A さんの状態で正しいのはどれか。

107 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と2人暮らし。妊娠 37 週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。 Hb 12.1 g/dL、 Ht 36 %。尿蛋白(ー)、尿糖(ー)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。 A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。

107 妊婦健康診査後、A さんは「数日前から頻回に尿意を感じるようになり、夜間もトイレへ行くために目が覚め、よく眠れない」と看護師に訴えてきた。A さんに排尿時痛および残尿感はない。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

108 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と2人暮らし。妊娠 37 週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。 Hb 12.1 g/dL、 Ht 36 %。尿蛋白(ー)、尿糖(ー)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。 A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。

108 A さんは「初めての育児なので不安です。実家の母が手伝いに来てくれる予定ですが、夫は忙しくていつも 22 時ころにならないと帰ってきません」と言う。A さんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。

109 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

在胎 39 週4日で、正常分娩で出生した児。出生体重 3,000 g、身長 48.0 cm。出生直後、児に付着していた羊水をふき取り、インファントラジアントウォーマーの下で観察を行った。体温 37.5 ℃、呼吸数 56/分、心拍数 150/分、呼吸音は異常なし。看護師は観察を終え、温めておいたベビー服を着衣させ、同様に温めておいた寝具を用いて準備をしたコットに児を寝かせた。コットは壁際や窓辺を避け、空調の排気口からの風が当たらない場所に配置した。

109 看護師が児の体温保持のために行ったことと、それにより予防される熱の喪失経路との組合せで正しいのはどれか。

110 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

在胎 39 週4日で、正常分娩で出生した児。出生体重 3,000 g、身長 48.0 cm。出生直後、児に付着していた羊水をふき取り、インファントラジアントウォーマーの下で観察を行った。体温 37.5 ℃、呼吸数 56/分、心拍数 150/分、呼吸音は異常なし。看護師は観察を終え、温めておいたベビー服を着衣させ、同様に温めておいた寝具を用いて準備をしたコットに児を寝かせた。コットは壁際や窓辺を避け、空調の排気口からの風が当たらない場所に配置した。

110 生後1日。児の状態は、体温 37.0 ℃、呼吸数 48/分、心拍数 120/分、呼吸音は異常なし。体重 2,850 g。出生後から現在までの状態は安定していた。母親も分娩時の疲労から回復し、産後の状態も安定しているため、母児同室を開始することとなった。この施設では、自律授乳を行っている。母親へのオリエンテーションの内容で適切なのはどれか。

111 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

在胎 39 週4日で、正常分娩で出生した児。出生体重 3,000 g、身長 48.0 cm。出生直後、児に付着していた羊水をふき取り、インファントラジアントウォーマーの下で観察を行った。体温 37.5 ℃、呼吸数 56/分、心拍数 150/分、呼吸音は異常なし。看護師は観察を終え、温めておいたベビー服を着衣させ、同様に温めておいた寝具を用いて準備をしたコットに児を寝かせた。コットは壁際や窓辺を避け、空調の排気口からの風が当たらない場所に配置した。

111 生後3日。看護師が朝の観察を行った時の児の状態は、体温 37.0 ℃、呼吸数40/分、心拍数 130/分。体重 2,680 g。顔面と胸部の皮膚に黄染が認められる。その他の部位は淡紅色である。手関節と足関節の皮膚に落屑がある。尿は6回/日、便は2回/日で移行便である。児の状態で生理的特徴から逸脱しているのはどれか。

112 / 120

次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(男性、26 歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してA さんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、A さんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。

112 看護師が入院時に聴取する情報で優先度が高いのはどれか。

113 / 120

次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(男性、26 歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してA さんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、A さんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。

113 入院中の A さんは、面会や検査等の予定が急に変更になると混乱し、看護師に対して予定を繰り返し確認することがあった。このときの A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

114 / 120

次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(男性、26 歳、会社員)は、高校時代に自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)の診断を受け、外来通院をしながら仕事を続けていた。これまでの職場ではストレスが少なく、規則正しい生活ができていた。しかし、1か月前に新しい職場に異動になってから生活が不規則となり、数日前より無断欠勤が続いている。同居している家族に対してA さんは「家にいると仕事のことばかり考えてしまい眠れない。食欲もないし、環境を変えてゆっくり休みたい」と話したため、A さんは家族とともに精神科外来を受診し、休養目的で任意入院することになった。

114 入院後1か月、A さんは十分な休養が得られた。退院後の職場復帰にあたり、Aさんから「仕事がうまくいかないと、すごく混乱して落ち着かなくなってしまう。そうなった時はどうしたら良いか」と看護師に相談があった。A さんへの助言で適切なのはどれか。

115 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(57 歳、男性)は、妻(55 歳)と長女(28 歳)の3人暮らし。4年前に直腸癌(rectal cancer)と診断され、手術を受けてストーマを造設した。その後、A さんは直腸癌を再発し、治療を行ったが効果がなく、腹部のがん痛を訴えたため、痛をコントロールする目的で入院した。主治医から A さんと家族に余命4か月程度と告知され、A さんは「痛みは取り除いてほしいが、延命治療は望まない。自宅で好きなことをして過ごしたい」と話している。現在、A さんはオキシコドン塩酸塩を1日2回内服し、痛みがなければ日常生活動作〈ADL〉は、ほぼ自立している。

115 A さんは退院後に訪問診療と訪問看護を利用することになり、今後の支援の方向性を確認するため、退院前に A さんと家族も参加するカンファレンスを開催した。カンファレンスで確認する内容で最も優先度が高いのはどれか。

116 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(57 歳、男性)は、妻(55 歳)と長女(28 歳)の3人暮らし。4年前に直腸癌(rectal cancer)と診断され、手術を受けてストーマを造設した。その後、A さんは直腸癌を再発し、治療を行ったが効果がなく、腹部のがん痛を訴えたため、痛をコントロールする目的で入院した。主治医から A さんと家族に余命4か月程度と告知され、A さんは「痛みは取り除いてほしいが、延命治療は望まない。自宅で好きなことをして過ごしたい」と話している。現在、A さんはオキシコドン塩酸塩を1日2回内服し、痛みがなければ日常生活動作〈ADL〉は、ほぼ自立している。

116 退院後、A さんは痛みが強くなってきたため、主治医はオキシコドン塩酸塩を増量したが、A さんは眠気が強くなり「薬を飲みたくない」と訴えた。そのため、フェンタニル貼付剤に切り替え、レスキュー薬としてフェンタニルクエン酸塩舌下錠が処方された。訪問看護師による A さんの家族への痛緩和のための薬物療法の指導で適切なのはどれか。

117 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(57 歳、男性)は、妻(55 歳)と長女(28 歳)の3人暮らし。4年前に直腸癌(rectal cancer)と診断され、手術を受けてストーマを造設した。その後、A さんは直腸癌を再発し、治療を行ったが効果がなく、腹部のがん痛を訴えたため、痛をコントロールする目的で入院した。主治医から A さんと家族に余命4か月程度と告知され、A さんは「痛みは取り除いてほしいが、延命治療は望まない。自宅で好きなことをして過ごしたい」と話している。現在、A さんはオキシコドン塩酸塩を1日2回内服し、痛みがなければ日常生活動作〈ADL〉は、ほぼ自立している。

117 退院後3か月。A さんの食事や水分の摂取量は減り、徐々に傾眠傾向になってきた。A さんの妻は訪問看護師に「少し怖いが、できればこのまま自宅で看ていきたい」と話した。A さんを自宅で看取るための訪問看護師の対応で適切なのはどれか。

118 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、女性)は、脂質異常症(dyslipidemia)と高血圧症(hypertension)で通院中で、定期受診のため、外来待合室で順番を待っていた。A さんは、待合室の雑誌を取ろうと立ち上がり、歩こうとしたところ、右足が思うように動かず引きずって歩いた。外来看護師が声をかけると、A さんは「らいじょうぶ」と返答したが、ろれつが回らなかった。

118 この時の A さんの症状はどれか。

119 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、女性)は、脂質異常症(dyslipidemia)と高血圧症(hypertension)で通院中で、定期受診のため、外来待合室で順番を待っていた。A さんは、待合室の雑誌を取ろうと立ち上がり、歩こうとしたところ、右足が思うように動かず引きずって歩いた。外来看護師が声をかけると、A さんは「らいじょうぶ」と返答したが、ろれつが回らなかった。

119 検査の結果、A さんは左脳の運動野に脳梗塞(cerebral infarction)を発症していることが分かった。Aさんは3週間の入院治療を経て転院し、2か月間のリハビリテーションを行うことになった。転院先の医療機関に提供する情報で最も優先するのはどれか。

120 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、女性)は、脂質異常症(dyslipidemia)と高血圧症(hypertension)で通院中で、定期受診のため、外来待合室で順番を待っていた。A さんは、待合室の雑誌を取ろうと立ち上がり、歩こうとしたところ、右足が思うように動かず引きずって歩いた。外来看護師が声をかけると、A さんは「らいじょうぶ」と返答したが、ろれつが回らなかった。

120 A さんは、2か月間のリハビリテーションの結果、健側をつかってベッド上で端坐位ができるようになり、補装具をつければ軽介助で歩行できる状態まで回復した。退院後はベッド柵をつけた介護用ベッドを設置し、自宅で生活をする予定である。A さんが自宅で使用する介護用ベッドの柵の配置を図に示す。ベッド柵の配置で適切なのはどれか。

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