ホーム過去問看護師 看護師国家試験 第109回午前 PART9 2024年10月29日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午前の第97問から第108問までが出題されます。 看護師国家試験 第109回午前 PART9 2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午前の第97問から第108問までが出題されます。 1 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎(acute cholecystitis)と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。97 A さんの病室環境で適切なのはどれか。 座った時に膝関節が 90 度になる高さにベッドを調整する。 点滴スタンドをベッドに固定する。 ポータブルトイレを設置する。 離床センサーを設置する。 2 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎(acute cholecystitis)と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。98 入院後2日、妻がAさんについて「入院してからよく寝ています。時々ここが病院だとわからないようです。話しかけても気づかず、天井を眺めていることもあるし、しゃべり続けることもあります」と看護師に訴えた。A さんのバイタルサインは、体温 36.9 ℃、呼吸数 20/分、脈拍 88/分、血圧 144/80 mmHg。A さんの状態で最も考えられるのはどれか。 うつ病(depression) せん妄(delirium) ナルコレプシー(narcolepsy) 急性ストレス反応 3 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(81 歳、男性)は、妻(73 歳)と2人暮らし。自宅での ADL は自立し、認知機能に障害はない。A さんは食欲不振と腹部不快感、微熱を主訴に受診したところ、急性胆囊炎(acute cholecystitis)と診断され、その日のうちに入院した。A さんのバイタルサインは、体温 37.3 ℃、呼吸数 22/分、脈拍 90/分、血圧 136/84 mmHg。入院後は絶飲食の指示があり、持続点滴静脈内注射と抗菌薬の投与が開始された。トイレ歩行の許可は出ている。99 入院後3週、A さんは症状が改善し、退院することになった。A さんは「退院したら孫たちと温泉旅行をして、おいしいものをたくさん食べることが楽しみです。何か気を付けることはありますか」と看護師に話した。退院時の A さんへの指導で適切なのはどれか。 「上腹部の痛みがあったら受診してください」 「食事内容の制限はありません」 「運動は控えてください」 「入浴しないでください」 4 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。100 A さんへの歩行指導で適切なのはどれか。 歩行時の方向転換は素早く行うようにする。 目線を足元に向けて歩くようにする。 足踏みをしてから歩くようにする。 歩行時はすり足で歩くようにする。 5 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。101 入所初日の夜、A さんはトイレに行った後、入所者 B さんの部屋に入ったという夜勤者からの申し送りがあった。A さんへの対応で最も適切なのはどれか。 A さんの部屋の前に A さんが認識しやすい目印を掲示する。 夜間は時間ごとに A さんを起こしてトイレに誘導する。 夜間は尿器を使用することを A さんに勧める。 A さんと B さんの部屋を入れ替える。 6 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A さん(80 歳、男性)は、妻(80 歳)と2人暮らし。血管性認知症(vascular dementia)でパーキンソニズムがみられる。認知症高齢者の日常生活自立度判定基準ランクⅡb、要介護2。普段は妻がAさんの身の回りの世話をしているが、妻が入院したため短期入所療養介護のサービスを受けることになった。入所時の A さんは歩行開始困難、加速歩行、すくみ足などの歩行障害がみられた。A さんは「最近、家の中でつまずくことが多くなりました」と入所中の施設の看護師に話した。102 A さんは「もっと歩けるようになりたい。妻の負担にならずに生活できるようになりたい」と話している。退所後にAさんが利用する介護給付におけるサービスで最も適切なのはどれか。 訪問介護 療養通所介護 通所リハビリテーション 認知症対応型共同生活介護〈認知症高齢者グループホーム〉 7 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A 君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40 歳、会社員)と母親(38 歳、主婦)との3人暮らし。多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、Ⅰ型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A 君は身長 123 cm、体重 27.5 kg(1か月前の体重は 29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、脈拍 100/分、血圧 98/42 mmHg。随時血糖 300 mg/dL、HbA1c 9.3 %、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ〈GAD〉抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析 pH 7.02 であった。103 入院時に確認する症状はどれか。2つ選べ。 咳 嗽 腹 痛 浮 腫 発 疹 意識レベル 8 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A 君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40 歳、会社員)と母親(38 歳、主婦)との3人暮らし。多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、Ⅰ型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A 君は身長 123 cm、体重 27.5 kg(1か月前の体重は 29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、脈拍 100/分、血圧 98/42 mmHg。随時血糖 300 mg/dL、HbA1c 9.3 %、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ〈GAD〉抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析 pH 7.02 であった。104 入院後、インスリンの持続点滴静脈内注射が開始された。入院後3日に血糖値が安定し、インスリンの持続点滴静脈内注射が中止された。ペン型注射器によるインスリン療法が開始され、看護師は母親と A 君に自己血糖測定とインスリン自己注射について説明した。A 君は「自分で注射するなんてできない」と言ってインスリン自己注射の練習が進まない。A 君への看護師の対応で最も適切なのはどれか。 インスリン自己注射の必要性を繰り返し説明する。 A 君が納得するまで母親にインスリン注射をしてもらう。 インスリン自己注射ができるようになったら退院できると話す。 インスリン自己注射をしている同年代の糖尿病患児と話す機会を作る。 9 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A 君(8歳、男児、小学3年生)は、父親(40 歳、会社員)と母親(38 歳、主婦)との3人暮らし。多飲と夜尿を主訴に小児科を受診した。尿糖4+のため、Ⅰ型糖尿病(type 1 diabetes mellitus)の疑いで病院に紹介され、精密検査を目的に入院した。A 君は身長 123 cm、体重 27.5 kg(1か月前の体重は 29.5 kg)。入院時のバイタルサインは、体温 36.9 ℃、脈拍 100/分、血圧 98/42 mmHg。随時血糖 300 mg/dL、HbA1c 9.3 %、抗グルタミン酸デカルボキシラーゼ〈GAD〉抗体陽性。尿糖4+、尿ケトン体3+。血液ガス分析 pH 7.02 であった。105 A 君と母親は、自己血糖測定とインスリン自己注射に関する手技を身につけて退院し、外来通院となった。退院後2か月、A 君と母親が定期受診で来院した際、看護師が A 君に生活の様子を尋ねたところ「学校では血糖測定もインスリン注射もやっているよ。給食は楽しみで好き嫌いなく食べているよ」と話した。母親は「帰宅時に時々手の震えや空腹感を訴え、血糖を測定すると 60 mg/dL 台のことがあり、自分で補食を選んで食べています。なぜ日によって低血糖になることがあるのでしょうか」と話している。看護師が A 君の低血糖の原因をアセスメントする際に優先して収集すべき情報はどれか。 インスリン自己注射に対する A 君の認識 学校内でインスリン自己注射を行う場所 学校での運動量 給食の摂取量 10 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と2人暮らし。妊娠 37 週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。 Hb 12.1 g/dL、 Ht 36 %。尿蛋白(ー)、尿糖(ー)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。 A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。106 このときの A さんの状態で正しいのはどれか。 陣痛発来 正常な妊娠経過 胎児発育不全〈FGR〉(fetal growth restriction) 妊娠高血圧症候群〈HDP〉(hypertensive disorders of pregnancy) 11 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と2人暮らし。妊娠 37 週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。 Hb 12.1 g/dL、 Ht 36 %。尿蛋白(ー)、尿糖(ー)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。 A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。107 妊婦健康診査後、A さんは「数日前から頻回に尿意を感じるようになり、夜間もトイレへ行くために目が覚め、よく眠れない」と看護師に訴えてきた。A さんに排尿時痛および残尿感はない。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。 水分摂取を促す。 骨盤底筋群の運動を促す。 分娩後には改善する可能性が高いと説明する。 睡眠薬の処方について医師に相談すると伝える。 12 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(28 歳、初妊婦)は、夫(30 歳、会社員)と2人暮らし。妊娠 37 週0日で妊婦健康診査のため来院した。身長 160 cm、体重 62 kg (非妊時体重 54 kg)。血圧122/74 mmHg。 Hb 12.1 g/dL、 Ht 36 %。尿蛋白(ー)、尿糖(ー)。下肢に軽度の浮腫を認める。子宮底長 32 cm、推定胎児体重 2,810 g。 A さんは「1時間に2、3回お腹が張ることがありますが、休んでいるとおさまります」と言う。108 A さんは「初めての育児なので不安です。実家の母が手伝いに来てくれる予定ですが、夫は忙しくていつも 22 時ころにならないと帰ってきません」と言う。A さんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。 「新生児訪問指導の時に相談してください」 「夫に早く帰ってきてもらうよう相談してください」 「実母以外にも手伝ってくれる人をみつけましょう」 「育児について不安に思っている内容を一緒に確認しましょう」 Your score isThe average score is 0% 0% 続きから コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。