看護師国家試験 第109回午後 全問題

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第1問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第109回午後 全問題

2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第1問から第120問までが出題されます。

1 / 120

1 平成 29 年(2017 年)の日本における簡易生命表で女性の平均寿命に最も近いのはどれか。

2 / 120

2 平成 29 年(2017 年)の国民健康・栄養調査で 20 歳以上の男性における喫煙習慣者の割合に最も近いのはどれか。

3 / 120

3 じん肺(pneumoconiosis)に関係する物質はどれか。

4 / 120

4 日本において国民皆保険制度となっているのはどれか。

5 / 120

5 保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。

6 / 120

6 エリクソン, E. H. (Erikson, E. H.)の発達理論で青年期に生じる葛藤はどれか。

7 / 120

7 乳児期における呼吸の型はどれか。

8 / 120

8 老年期にみられる身体的な変化はどれか。

9 / 120

9 平成 29 年(2017 年)の日本の人口推計で 10 年前より増加しているのはどれか。

10 / 120

10 医療法に規定されている診療所とは、患者を入院させるための施設を有しないもの又は(  )人以下の患者を入院させるための施設を有するものをいう。(  )に入る数字はどれか。

11 / 120

11 大腸で吸収されるのはどれか。

12 / 120

12 三叉神経の機能はどれか。

13 / 120

13 脂肪分解酵素はどれか。

14 / 120

14 尿ケトン体が陽性になる疾患はどれか。

15 / 120

15 下痢によって生じやすい電解質異常はどれか。

16 / 120

16 意識レベルを評価するスケールはどれか。

17 / 120

17 マズロー, A. H. (Maslow, A. H.)の基本的欲求の階層構造で承認の欲求はどれか。

18 / 120

18 過呼吸で正しいのはどれか。

19 / 120

19 患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

20 / 120

20 入浴の温熱作用はどれか。

21 / 120

21 標準予防策〈スタンダードプリコーション〉で感染源として取り扱うのはどれか。

22 / 120

22 赤血球製剤の保存温度で適切なのはどれか。

23 / 120

23 成人で1日の尿量が 100 mL 以下の状態を示すのはどれか。

24 / 120

24 仰臥位における褥瘡の好発部位はどれか。

25 / 120

25 成人の静脈血採血で通常用いられる注射針の太さはどれか。

26 / 120

26 成人の骨格で線維軟骨結合があるのはどれか。

27 / 120

27 咀嚼筋はどれか。

28 / 120

28 体温のセットポイントが突然高く設定されたときに起こるのはどれか。

29 / 120

29 二次性高血圧症(secondary hypertension)の原因となるホルモンはどれか。

30 / 120

30 成人の急性扁桃炎(acute tonsillitis)の原因となる菌はどれか。

31 / 120

31 急性骨髄性白血病(acute myelogeneous leukemia)の検査所見で正しいのはどれか。

32 / 120

32 Ménière〈メニエール〉病(Ménièreʼs disease)で正しいのはどれか。

33 / 120

33 成人の急性腎盂腎炎(acute pyelonephritis)で正しいのはどれか。

34 / 120

34 国民健康保険で正しいのはどれか。

35 / 120

35 高齢者の虐待防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律〈高齢者虐待防止法〉で、措置された高齢者が入所する社会福祉施設はどれか。

36 / 120

36 母子保健統計の算出方法で出生数を分母としているのはどれか。

37 / 120

37 健康増進法に基づき実施されるのはどれか。

38 / 120

38 判断能力のある成人患者へのインフォームド・コンセントにおける看護師の対応で適切なのはどれか。

39 / 120

39 看護過程における情報の分析はどれか。

40 / 120

40 第2〜第4腰髄の障害を確認する方法で適切なのはどれか。

41 / 120

41 成人のセルフケア行動に関する学習を促進するのはどれか。

42 / 120

42 成人女性に膀胱留置カテーテルを挿入する方法で適切なのはどれか。

43 / 120

43 中心静脈栄養法〈TPN〉で高カロリー輸液を用いる際に、起こりやすい合併症はどれか。

44 / 120

44 成人に自動体外式除細動器〈AED〉を使用する際の電極パッドの貼付で正しいのはどれか。

45 / 120

45 Braden〈ブレーデン〉スケールの評価項目で正しいのはどれか。

46 / 120

46 医療施設において、患者の入院から退院までの看護を1人の看護師が継続して責任をもつことを重視した看護体制はどれか。

47 / 120

47 平成 29 年(2017 年)の国民健康・栄養調査における成人の生活習慣の特徴で正しいのはどれか。

48 / 120

48 慢性疾患をもつ成人の自己管理を促進する援助はどれか。

49 / 120

49 気管支鏡検査を受ける成人患者への援助で正しいのはどれか。

50 / 120

50 ラテックス製手袋を着用した直後に口唇・手足のしびれと喉頭の違和感を自覚した。原因となる病態はどれか。

51 / 120

51 A さん(59 歳、女性)は裂孔原性網膜剝離(rhegmatogenous retinal detachment)と診断され、硝子体手術の際に硝子体腔中にガス注入を受けた。手術直後、病室での体位で適切なのはどれか。

52 / 120

52 散瞳薬を用いて眼底検査を受ける成人患者への対応で適切なのはどれか。

53 / 120

53 関節リウマチ(rheumatoid arthritis)で長期にわたりメトトレキサートを服用している患者の副作用〈有害事象〉で適切なのはどれか。

54 / 120

54 平成 28 年(2016 年)の国民生活基礎調査で、要介護者等との続柄別にみた主な介護者の構成割合のうち、「同居の家族」が占める割合に最も近いのはどれか。

55 / 120

55 老化によって減少または低下するのはどれか。

56 / 120

56 高齢者に対するエイジズムの説明で適切なのはどれか。

57 / 120

57 A さん(90 歳、女性)は、認知症(dementia)で要介護3。デイサービスの送迎の際に、同居している娘から「食事は家族と同じものを食べていたのですが、昨日から下痢が続いています。発熱はなく、元気はあります」と看護師に話があった。デイサービスでは午前中に不消化便が1回あり、おむつ交換の際に、肛門周囲の発赤がみられた。A さんへの対応で適切なのはどれか。

58 / 120

58 乳児の安静時におけるバイタルサインで基準値から逸脱しているのはどれか。

59 / 120

59 平成 28 年度(2016 年度)の福祉行政報告例における児童虐待で正しいのはどれか。

60 / 120

60 A ちゃん(5歳、女児)は、インフルエンザ脳症(influenza encephalopathy)の終末期である。A ちゃんに意識はなく、付き添っている母親は「私がもっと早く病院に連れて来ればこんなことにならなかったのに」と病室で泣いている。A ちゃんの母親への対応で適切なのはどれか。

61 / 120

61 平成 28 年(2016 年)の人口動態統計における日本の出生で正しいのはどれか。

62 / 120

62 エストロゲン低下によって更年期の女性に起こるのはどれか。

63 / 120

63 順調に分娩が進行している産婦から「腟から水っぽいものが流れ、下着が濡れた」と看護師に訴えがあった。流出したものを確認すると、量は少量で、羊水特有の臭いを認めた。その時の産婦への対応で優先されるのはどれか。

64 / 120

64 新生児の反応の図を示す。Moro〈モロー〉反射はどれか。

65 / 120

65 飲酒したい欲求を抑圧した人が、酩酊状態の人の行動を必要以上に非難する防衛機制はどれか。

66 / 120

66 アギュララ, D. C. (Aguilera, D. C.)が提唱した危機〈クライシス〉を回避する要因で正しいのはどれか。

67 / 120

67 精神障害の三次予防の内容で適切なのはどれか。

68 / 120

68 成人期早期に、見捨てられることに対する激しい不安、物質乱用や過食などの衝動性、反復する自傷行為、慢性的な空虚感、不適切で激しい怒りがみられ、社会的、職業的に不適応を生じるのはどれか。

69 / 120

69 医療保護入院で正しいのはどれか。

70 / 120

70 A さん(55 歳、男性)は、妻と2人暮らし。建築士として主にデスクワークの仕事を行っていた。脊髄損傷(spinal cord injury)のため下半身の不完全麻痺となり、リハビリテーション専門の病院へ転院した。電動車椅子を用いて室内の動作は自立できるようになった。退院調整部門の看護師との面接で A さんから「元の職場に戻りたい」と話があった。A さんの自己決定を支援する看護師の助言で適切なのはどれか。

71 / 120

71 訪問看護事業所で正しいのはどれか。

72 / 120

72 A さん(78 歳、男性)は、妻(75 歳)と2人暮らし。脳梗塞の既往(cerebral infarction)がある。妻から「最近、夫は食事をむせずに食べることができるが、口の中に食べ物が残っていることが多い。夫の食事について助言が欲しい」と訪問看護師に相談があった。妻への訪問看護師の助言で適切なのはどれか。

73 / 120

73 皮下埋込みポートを用いた在宅中心静脈栄養法〈HPN〉で適切なのはどれか。

74 / 120

74 与薬の事故防止に取り組んでいる病院の医療安全管理者が行う対策で適切なのはどれか。

75 / 120

75 A さん(55 歳、女性)は、1人暮らし。A さんには視覚障害があり、光と輪郭がぼんやりわかる程度である。食事の準備や室内の移動は自立している。震度6の地震が発生した。A さんは、避難所に指定されたバリアフリーの公民館に近所の Bさんと避難した。公民館には複数の部屋がある。避難所の開設初日に医療救護班として看護師が派遣された。避難所生活を開始する A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

76 / 120

76 朝9時に大規模地震が発生した。病棟の患者と職員の安全は確認できた。病棟内の壁や天井に破損はなかったが、病院は、停電によって自家発電装置が作動した。病棟の看護師長が行う対応で適切なのはどれか。

77 / 120

77 A さん(28 歳、男性)。海外出張で訪れたアフリカ地域から帰国後1週に 39 ℃の発熱と解熱を繰り返すため外来を受診した。腹部症状は特にない。予測される感染症はどれか。

78 / 120

78 看護師の特定行為で正しいのはどれか。

79 / 120

79 (  )の組織を還流した血液は心臓に戻る前に肝臓を通過する。(  )に入るのはどれか。

80 / 120

80 「安静時呼吸」、「深呼吸」、「徐々に深くなっていく呼吸」に伴う肺容量の変化を図に示す。肺活量を示すのはどれか。

81 / 120

81 健常な成人において、血液中のグルコース濃度が低下した時に、グルカゴンの働きでグリコゲンを分解してグルコースを生成し、血液中に放出するのはどれか。

82 / 120

82 関節運動はないが筋収縮が認められる場合、徒手筋力テストの結果は( )/5と表記する。( )に入るのはどれか。

83 / 120

83 加齢黄斑変性(age-related macular degeneration)の症状はどれか。

84 / 120

84 高齢者が共同生活をする施設で、感染の拡大予防のために個室への転室などの対応を必要とするのはどれか。

85 / 120

85 3歳児の排泄行動の発達に該当するのはどれか。

86 / 120

86 全身性エリテマトーデス(systemic lupus erythematosus)〈SLE〉で正しいのはどれか。2つ選べ。

87 / 120

87 大量の輸液が必要と考えられる救急患者はどれか。2つ選べ。

88 / 120

88 胃食道逆流症(gastroesophageal reflux disease)で正しいのはどれか。2つ選べ。

89 / 120

89 健やか親子 21(第2次)の基盤課題 B のうち、学童期・思春期の課題の指標となっているのはどれか。2つ選べ。

90 / 120

90 1,500 mL の輸液を朝9時からその日の 17 時にかけて点滴静脈内注射で実施する。20 滴で1mL の輸液セットを用いた場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
解答: (  ) 滴/分

91 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍(thyroid tumor)の疑いで大学病院に紹介された。
嗜好品:飲酒はビール 700 ml/日を週5日
趣 味:ジョギングとヨガ

91 A さんの甲状腺腫瘍(thyroid tumor)の確定診断に必要な検査はどれか。

92 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍(thyroid tumor)の疑いで大学病院に紹介された。
嗜好品:飲酒はビール 700 ml/日を週5日
趣 味:ジョギングとヨガ

92 検査の結果、A さんは甲状腺乳頭癌(papillary adenocarcinoma of the thyroid)であり、甲状腺全摘出術を受けることになった。A さんは、手術前オリエンテーションの際「手術後にどんな症状が起こりやすいのか教えてください」と話した。この時の A さんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

93 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(35 歳、女性)は、昨年結婚し、夫(50 歳)と2人暮らし。最近2か月で5kgの体重減少、首の違和感と息苦しさ、心悸亢進、不眠のため内科を受診した。触診で甲状腺の腫脹、超音波検査で甲状腺内に数か所の石灰化が認められたため、甲状腺腫瘍(thyroid tumor)の疑いで大学病院に紹介された。
嗜好品:飲酒はビール 700 ml/日を週5日
趣 味:ジョギングとヨガ

93 A さんは、手術後に甲状腺ホルモン製剤、カルシウム製剤、ビタミン D 製剤の内服が開始され、手術後1週で退院することになった。A さんは「退院後の生活で気を付けることを教えてください。私は 35 歳ですし、夫と年が離れているため、できるだけ早く子どもが欲しいと思っています」と話している。看護師が行う A さんへの1か月後の受診までの生活指導で適切なのはどれか。

94 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。
身 体 所見:身 長 155 cm、体 重 82 kg。体 温 38.2 ℃、呼 吸数 16/分、脈 拍 110/分、血圧 126/70 mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。
検査所見:白血球 14,960/μL、Hb 12.8 g/dL。総ビリルビン 8.7 mg/dL、直接ビリルビン 7.2 mg/dL、アミラーゼ 121 IU/L、リパーゼ 45 IU/L、尿素窒素 18.9 mg/dL、血清クレアチニン 0.98 mg/dL。CRP 9.2 mg/dL。
腹部超音波検査所見:胆囊壁の肥厚、胆囊の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。

94 A さんの病態で正しいのはどれか。

95 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。
身 体 所見:身 長 155 cm、体 重 82 kg。体 温 38.2 ℃、呼 吸数 16/分、脈 拍 110/分、血圧 126/70 mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。
検査所見:白血球 14,960/μL、Hb 12.8 g/dL。総ビリルビン 8.7 mg/dL、直接ビリルビン 7.2 mg/dL、アミラーゼ 121 IU/L、リパーゼ 45 IU/L、尿素窒素 18.9 mg/dL、血清クレアチニン 0.98 mg/dL。CRP 9.2 mg/dL。
腹部超音波検査所見:胆囊壁の肥厚、胆囊の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。

95 A さんは、緊急で内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉を受ける方針となった。検査前に看護師が行う説明で正しいのはどれか。2つ選べ。

96 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(56 歳、女性、会社員)は、夕食の1時間後から腹痛・嘔吐が出現し救急外来を受診した。2か月前から自然に消失する右季肋部痛を繰り返していた。
身 体 所見:身 長 155 cm、体 重 82 kg。体 温 38.2 ℃、呼 吸数 16/分、脈 拍 110/分、血圧 126/70 mmHg。眼球結膜に黄染あり。右季肋部に圧痛あり。意識清明。
検査所見:白血球 14,960/μL、Hb 12.8 g/dL。総ビリルビン 8.7 mg/dL、直接ビリルビン 7.2 mg/dL、アミラーゼ 121 IU/L、リパーゼ 45 IU/L、尿素窒素 18.9 mg/dL、血清クレアチニン 0.98 mg/dL。CRP 9.2 mg/dL。
腹部超音波検査所見:胆囊壁の肥厚、胆囊の腫大、総胆管の拡張、総胆管結石を認めた。

96 A さんには、緊急内視鏡的逆行性胆管膵管造影〈ERCP〉に続いて内視鏡的経鼻胆管ドレナージ〈ENBD〉が留置された。入院時に採取した血液培養からは大腸菌〈E. coli〉が検出されたが、抗菌薬治療と ENBD により解熱している。入院後2日、A さんは右季肋部の違和感を訴えた。バイタルサインは正常である。この時の看護師の対応で正しいのはどれか。2つ選べ。

97 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(72 歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。
既往歴:1年前に前立腺癌(prostatic cancer)のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。
身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。
生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉26 点、Barthel〈バーセル〉インデックス 65 点。

97 A さんは排尿コントロールについて「脳梗塞(cerebral infarction)になってから、尿意を感じるとがまんできずに大量の尿が漏れてしまう。1日に何回も漏らす」と看護師に話した。A さんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。

98 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(72 歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。
既往歴:1年前に前立腺癌(prostatic cancer)のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。
身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。
生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉26 点、Barthel〈バーセル〉インデックス 65 点。

98 入所後2日、A さんは箸を使って食事をするが、いつも左側に置かれた食器には食べ残しがあった。A さんへの対応で適切なのはどれか。

99 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(72 歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。
既往歴:1年前に前立腺癌(prostatic cancer)のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。
身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。
生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉26 点、Barthel〈バーセル〉インデックス 65 点。

99 入所後3日、A さんは入浴した。A さんは自分で脱衣し、体を洗えたが、洗い残した部分を看護師が介助した。入浴後に看護師が A さんに服を手渡すと、A さんは戸惑った表情で服を丸めたり広げたりしている。A さんへの更衣援助で最も適切なのはどれか。

100 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(5歳、男児)は、2日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎(meningitis)の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)罹患児が数名いる。
既往歴:特記すべきことはない。
予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。
家族歴:両親は流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往がある。妹の B ちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往はない。
身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。
検 査 所 見:白血球 8,760/μL。血清アミラーゼ 834 U/L (基準 44〜132)、CRP 0.1mg/dL。

100 A ちゃんに腰椎穿刺を行うことになった。看護師が検査の準備を始めると、Aちゃんは「何をするの?」と不安そうな表情をして尋ねてきた。看護師の適切な返答はどれか。

101 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(5歳、男児)は、2日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎(meningitis)の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)罹患児が数名いる。
既往歴:特記すべきことはない。
予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。
家族歴:両親は流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往がある。妹の B ちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往はない。
身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。
検 査 所 見:白血球 8,760/μL。血清アミラーゼ 834 U/L (基準 44〜132)、CRP 0.1mg/dL。

101 検査の結果、A ちゃんはムンプス髄膜炎(mumps meningitis)と診断された。父親から看護師に「先ほど主治医の先生から、面会や A の入院中の生活に制限があると聞きました。詳しく教えてください」と質問があった。看護師の説明で適切なのはどれか。

102 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(5歳、男児)は、2日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎(meningitis)の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)罹患児が数名いる。
既往歴:特記すべきことはない。
予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。
家族歴:両親は流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往がある。妹の B ちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往はない。
身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。
検査所見:白血球 8,760/μL。血清アミラーゼ 834 U/L (基準 44〜132)、CRP 0.1mg/dL。

102 A ちゃんは入院の翌日も発熱が続いたが、頭痛は軽減し嘔気は消失したため経口摂取を開始した。入院3日、体温は微熱となり食欲が回復したことから、翌日の退院が決定した。耳下腺は縮小しつつあるが圧痛がある。父親から看護師へ「退院後、何か注意することはありますか」と質問があった。父親への看護師の回答で適切なのはどれか。

103 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A ちゃん(7歳、女児、小学1年生)は、3歳ころから夜間就寝中や保育所の昼寝の時に時々いびきがあり、保育所の友達に「A ちゃんがうるさくて眠れない」と言われた。母親が心配して A ちゃんを小児科外来に連れて行った。その後、A ちゃんは外来で経過観察されてきたが、今年の4月から7月までの間に、急性扁桃炎(acute tonsillitis)を3回起こしていることや、睡眠時無呼吸がみられるようになったことから、8月中に扁桃腺摘出術を受けることになった。

103 定期外来の受診時に、手術が決まったことが医師から A ちゃんに伝えられた。A ちゃんは「なんで手術するの」と涙ぐんでいる。扁桃腺摘出術を受ける A ちゃんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。

104 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A ちゃん(7歳、女児、小学1年生)は、3歳ころから夜間就寝中や保育所の昼寝の時に時々いびきがあり、保育所の友達に「A ちゃんがうるさくて眠れない」と言われた。母親が心配して A ちゃんを小児科外来に連れて行った。その後、A ちゃんは外来で経過観察されてきたが、今年の4月から7月までの間に、急性扁桃炎(acute tonsillitis)を3回起こしていることや、睡眠時無呼吸がみられるようになったことから、8月中に扁桃腺摘出術を受けることになった。

104 手術後1日。A ちゃんはベッド上で、静かにぬり絵をして遊んでいたが、昼食時には黙って涙ぐみ、食事や水分も摂ろうとしない。付き添っている母親は「痛くて食べられないようです」と看護師に言った。A ちゃんのバイタルサインは、体温37.6 ℃、血圧 100/60 mmHg。看護師が A ちゃんの痛みを把握するのに最も適切な方法はどれか。

105 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A ちゃん(7歳、女児、小学1年生)は、3歳ころから夜間就寝中や保育所の昼寝の時に時々いびきがあり、保育所の友達に「A ちゃんがうるさくて眠れない」と言われた。母親が心配して A ちゃんを小児科外来に連れて行った。その後、A ちゃんは外来で経過観察されてきたが、今年の4月から7月までの間に、急性扁桃炎(acute tonsillitis)を3回起こしていることや、睡眠時無呼吸がみられるようになったことから、8月中に扁桃腺摘出術を受けることになった。

105 手術後1日。看護師が行う A ちゃんの術後出血の観察方法で適切なのはどれか。

106 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(ー)、乳管開口数は左右とも4、5本。「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。

106 この時の A さんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。

107 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(ー)、乳管開口数は左右とも4、5本。「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。

107 産褥2日。A さんから会陰縫合部の疼痛の増強はないが、離開の不安から排便ができないと訴えがあった。看護師は縫合部の異常がないことを確認した。A さんは妊娠中の便秘はなかった。看護師の対応で優先度が高いのはどれか。

108 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(ー)、乳管開口数は左右とも4、5本。「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。

108 産褥4日。母子ともに出産後の経過は順調である。看護師が、A さんへ退院に向けて育児に関する話をしていたところ「赤ちゃんの顔や胸が赤くなっているのが気になっています」と相談してきた。看護師が新生児の皮膚を観察したところ、児の顔面と胸部に中毒性紅斑が数個散在していた。この時の A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

109 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(22 歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともに A さんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

109 入院当日、A さんに対する看護師の関わりで適切なのはどれか。

110 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(22 歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともに A さんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

110 入院翌日、母親が面会に来たが、A さんに要求されるままお菓子を大量に持参した。A さんは、面会室でお菓子をすべて食べた直後に、トイレにこもり、嘔吐していたところを看護師が発見した。A さんは泣きながら「食べると止まらなくなる。太りたくない」と訴えた。主治医は、A さんが右第2指を使って嘔吐していた痕跡を認めたこと、A さんが「中学の時から過食と嘔吐を繰り返していた」と話したことから、神経性過食症(bulimia nervosa)と診断した。
入院時の身体所見:身長 155 cm、体重 48 kg。
入院時の検査所見:赤血球 400 万/μL、Hb 12.5 g/dL、白血球 6,300/μL。Na135 mEq/L、K 2.7 mEq/L、Cl 98 mEq/L、AST 30 U/L、ALT 35 U/L、γ-GTP32 U/L。
A さんの状態をアセスメントするために優先度が高い検査はどれか。

111 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(22 歳、女性、会社員)は、昼食後、自室に大量のお菓子とお酒を持ち込み、食べて飲んでいたところを母親に注意をされたことに腹を立て、母親の目の前でリストカットを始めた。慌てた母親は、父親とともに A さんを連れて救急外来に来院した。医師が傷の処置をしようとすると「死んでやる。触るな」と大声で騒ぎ暴れ始めたため、精神科病棟に緊急入院となった。

111 入院後3週、A さんの精神状態は落ち着き、職場に早く戻りたいと意欲があったため、退院に向けての準備をすることになった。自傷行為は、入院前の1回のみだった。A さんは「また過食をしないか心配だ」と看護師に訴えた。そのため主治医は A さんと話し合い認知行動療法が開始となった。A さんの退院に向けて、医師、看護師のチームと連携するメンバーで最も適切なのはどれか。

112 / 120

次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、妻(38 歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前から A さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、A さんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、A さんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。

112 入院後3日までに A さんに出現する可能性が高い症状はどれか。2つ選べ。

113 / 120

次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、妻(38 歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前から A さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、A さんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、A さんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。

113 入院後3日。面会に来た妻は、飲酒によって多くのトラブルを抱えている A さんへの対応に困っており、A さんの飲酒行動に対する関わり方について、今後どのようにすればよいか看護師に相談した。A さんの妻に対する助言で適切なのはどれか。

114 / 120

次の文を読み 112〜114 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、妻(38 歳)と2人暮らし。1年前から、仕事上の失敗を上司から叱責されることが続いていた。半年前から A さんの飲酒量は次第に増えていき、最近では酒気を帯びたままの出勤や、飲酒を原因とした遅刻や欠勤をすることが増えていた。ある夜、A さんは居酒屋で多量に飲酒し、その場で意識が消失したため、救急車で救命救急センターへ搬送され、入院となった。器質的検査および生理的検査では異常が認められなかったが、入院翌日に飲酒の問題について同じ病院内の精神科を受診した結果、A さんはアルコール依存症(alcohol dependence syndrome)と診断された。

114 入院中に A さんは、退院後に再び飲酒してしまうのではないかという不安を看護師に訴えた。A さんの断酒を支援するための看護師の提案で適切なのはどれか。

115 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

115 外来受診時に A さんの妻から外来看護師に「2人で協力してインスリン注射することには慣れてきました。たまには夜に夫とゆっくり和食を食べに行きたいのですが、外出時の注射で気を付けることを教えてほしい」と相談があった。A さんと妻への外来看護師の指導内容で適切なのはどれか。

116 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

116 インスリン治療開始後3年、A さんは妻の付き添いで散歩を取り入れ運動療法にも取り組んでいたが、靴ずれが悪化し右第5趾に潰瘍ができた。そこで要介護1の認定を受けて訪問看護が週2回導入され、フットケアの指導が行われることになった。訪問看護師が行う妻への指導内容で適切なのはどれか。2つ選べ。

117 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(75 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らし。2型糖尿病(type 2 diabetes mellitus)の治療中で、2年前から1日2回朝・夕食前に混合型インスリン注射が開始となった。その後、糖尿病性網膜症(diabetic retinopathy)による視力障害が進んだため、現在は妻と一緒に単位数や針の確認をし、インスリンの自己注射を実施している。

117 訪問看護が導入されて2か月、A さんの妻が健康診査後の精査目的で数日間入院することになった。A さんは妻の入院中もできる限り自宅で過ごしたいと考えている。妻の入院中の対応について、サービス担当者会議が開かれた。この時に訪問看護師が行う A さんへの提案で優先度が高いのはどれか。

118 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(20 歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、A さんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。A さんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。

118 外来の看護師の対応で優先するのはどれか。

119 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(20 歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、A さんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。A さんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。

119 A さんは、急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia)と診断され、血液内科病棟の2人部屋に緊急入院になった。病棟看護師が入院オリエンテーションをするため病室を訪れたところ、同室の患者から「A さんの香水の香りが強いので、つらい」と訴えがあり、看護師もその香りが気になった。看護師の対応で適切なのはどれか。

120 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(20 歳、女性、外国籍)は、6月に来日し、9月に大学に入学した。入学して1週後、A さんは大学でめまいを起こして座り込み、同じ国から昨年留学生として来日した友人に付き添われ病院の内科外来を受診した。外来では多くの患者が受診を待っており、診察までに時間がかかっていた。A さんは、日常会話程度の日本語が話せ「身体がだるくて立っていられません」と看護師に伝えた。

120 A さんが入院したという知らせを受けて、A さんの家族が来日し、病棟に見舞いに来た。A さんの家族は、A さんの身の回りの世話を泊まり込みで行うために、大量の私物を持ち込んでいる。看護師の対応で最も適切なのはどれか。

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