ホーム過去問看護師 看護師国家試験 第109回午後 PART9 2024年11月4日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午後の第97問から第108問までが出題されます。 看護師国家試験 第109回午後 PART9 2020年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午後の第97問から第108問までが出題されます。 1 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(72 歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。既往歴:1年前に前立腺癌(prostatic cancer)のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉26 点、Barthel〈バーセル〉インデックス 65 点。97 A さんは排尿コントロールについて「脳梗塞(cerebral infarction)になってから、尿意を感じるとがまんできずに大量の尿が漏れてしまう。1日に何回も漏らす」と看護師に話した。A さんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。 過活動膀胱(overactive bladder) 腹圧性尿失禁(stress incontinence of urine) 溢流性尿失禁(overflow incontinence of urine) 腹腔鏡下前立腺全摘除術の後遺症 2 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(72 歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。既往歴:1年前に前立腺癌(prostatic cancer)のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉26 点、Barthel〈バーセル〉インデックス 65 点。98 入所後2日、A さんは箸を使って食事をするが、いつも左側に置かれた食器には食べ残しがあった。A さんへの対応で適切なのはどれか。 スプーンの使用を勧める。 反復唾液嚥下テストを行う。 食事の途中で食器の配置を変える。 食器の下に滑り止めマットを敷く。 3 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(72 歳、男性)は、2か月前に右中大脳動脈領域の脳梗塞(cerebral infarction)を発症した。本日、病院を退院し、介護老人保健施設に入所した。既往歴:1年前に前立腺癌(prostatic cancer)のため腹腔鏡下前立腺全摘除術。身体所見:左上下肢に軽度のしびれがある。半側空間無視がある。構音障害はない。生活機能:改訂長谷川式簡易知能評価スケール〈HDS-R〉26 点、Barthel〈バーセル〉インデックス 65 点。99 入所後3日、A さんは入浴した。A さんは自分で脱衣し、体を洗えたが、洗い残した部分を看護師が介助した。入浴後に看護師が A さんに服を手渡すと、A さんは戸惑った表情で服を丸めたり広げたりしている。A さんへの更衣援助で最も適切なのはどれか。 着替え始めるまで待つ。 伸縮性のある素材の服を渡す。 服を着やすい向きに持たせる。 ボタンをマジックテープに変えた服を渡す。 4 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(5歳、男児)は、2日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎(meningitis)の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)罹患児が数名いる。既往歴:特記すべきことはない。予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。家族歴:両親は流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往がある。妹の B ちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往はない。身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。検 査 所 見:白血球 8,760/μL。血清アミラーゼ 834 U/L (基準 44〜132)、CRP 0.1mg/dL。100 A ちゃんに腰椎穿刺を行うことになった。看護師が検査の準備を始めると、Aちゃんは「何をするの?」と不安そうな表情をして尋ねてきた。看護師の適切な返答はどれか。 「泣いちゃだめだよ」 「気にしないでいいよ」 「痛いことはしないよ」 「背中にお注射するよ」 5 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(5歳、男児)は、2日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎(meningitis)の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)罹患児が数名いる。既往歴:特記すべきことはない。予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。家族歴:両親は流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往がある。妹の B ちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往はない。身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。検 査 所 見:白血球 8,760/μL。血清アミラーゼ 834 U/L (基準 44〜132)、CRP 0.1mg/dL。101 検査の結果、A ちゃんはムンプス髄膜炎(mumps meningitis)と診断された。父親から看護師に「先ほど主治医の先生から、面会や A の入院中の生活に制限があると聞きました。詳しく教えてください」と質問があった。看護師の説明で適切なのはどれか。 「親の面会は可能です」 「B ちゃんの面会は可能です」 「A ちゃんはプレイルームで遊べます」 「A ちゃんは病室内でガウンを着てもらいます」 6 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(5歳、男児)は、2日前に 39 ℃に発熱して両側の耳下腺部の痛みを訴えた。昨日から同部位の腫脹がみられ、頭痛を訴えている。夜間に嘔吐が4回あり、発熱と頭痛が持続したため、本日父親に連れられて来院し、髄膜炎(meningitis)の疑いで個室に入院した。通っている幼稚園には、流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)罹患児が数名いる。既往歴:特記すべきことはない。予防接種歴:年齢相応の定期接種はすべて済んでいる。おたふくかぜワクチンは未接種である。家族歴:両親は流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往がある。妹の B ちゃん(3歳)は、年齢相応の定期予防接種は済んでいるが、おたふくかぜワクチンは未接種である。また、流行性耳下腺炎(mumps)罹患の既往はない。身体所見:体温 39.2 ℃、項部硬直あり。両側耳下腺部の腫脹と圧痛あり。胸部聴診で異常なし。腹部は平坦で軟、圧痛なし。Kernig〈ケルニッヒ〉徴候あり。検査所見:白血球 8,760/μL。血清アミラーゼ 834 U/L (基準 44〜132)、CRP 0.1mg/dL。102 A ちゃんは入院の翌日も発熱が続いたが、頭痛は軽減し嘔気は消失したため経口摂取を開始した。入院3日、体温は微熱となり食欲が回復したことから、翌日の退院が決定した。耳下腺は縮小しつつあるが圧痛がある。父親から看護師へ「退院後、何か注意することはありますか」と質問があった。父親への看護師の回答で適切なのはどれか。 「A ちゃんの精巣の腫れに注意してください」 「A ちゃんは退院後1週間は登園できません」 「A ちゃんの耳の聴こえ方に注意してください」 「A ちゃんから B ちゃんへの感染予防には明日までのワクチン接種が効果的です」 7 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A ちゃん(7歳、女児、小学1年生)は、3歳ころから夜間就寝中や保育所の昼寝の時に時々いびきがあり、保育所の友達に「A ちゃんがうるさくて眠れない」と言われた。母親が心配して A ちゃんを小児科外来に連れて行った。その後、A ちゃんは外来で経過観察されてきたが、今年の4月から7月までの間に、急性扁桃炎(acute tonsillitis)を3回起こしていることや、睡眠時無呼吸がみられるようになったことから、8月中に扁桃腺摘出術を受けることになった。103 定期外来の受診時に、手術が決まったことが医師から A ちゃんに伝えられた。A ちゃんは「なんで手術するの」と涙ぐんでいる。扁桃腺摘出術を受ける A ちゃんに対する看護師の説明で適切なのはどれか。 「寝ているときに息を止めてしまうことがあるからだよ」 「のどにいる悪い虫をとるためだよ」 「のどにお熱があるからだよ」 「いびきが大きいからだよ」 8 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A ちゃん(7歳、女児、小学1年生)は、3歳ころから夜間就寝中や保育所の昼寝の時に時々いびきがあり、保育所の友達に「A ちゃんがうるさくて眠れない」と言われた。母親が心配して A ちゃんを小児科外来に連れて行った。その後、A ちゃんは外来で経過観察されてきたが、今年の4月から7月までの間に、急性扁桃炎(acute tonsillitis)を3回起こしていることや、睡眠時無呼吸がみられるようになったことから、8月中に扁桃腺摘出術を受けることになった。104 手術後1日。A ちゃんはベッド上で、静かにぬり絵をして遊んでいたが、昼食時には黙って涙ぐみ、食事や水分も摂ろうとしない。付き添っている母親は「痛くて食べられないようです」と看護師に言った。A ちゃんのバイタルサインは、体温37.6 ℃、血圧 100/60 mmHg。看護師が A ちゃんの痛みを把握するのに最も適切な方法はどれか。 A ちゃんの表情を観察する。 母親に A ちゃんの痛みの様子を聞く。 A ちゃんに痛みの程度を話してもらう。 A ちゃんに痛みスケールを使って示してもらう。 9 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A ちゃん(7歳、女児、小学1年生)は、3歳ころから夜間就寝中や保育所の昼寝の時に時々いびきがあり、保育所の友達に「A ちゃんがうるさくて眠れない」と言われた。母親が心配して A ちゃんを小児科外来に連れて行った。その後、A ちゃんは外来で経過観察されてきたが、今年の4月から7月までの間に、急性扁桃炎(acute tonsillitis)を3回起こしていることや、睡眠時無呼吸がみられるようになったことから、8月中に扁桃腺摘出術を受けることになった。105 手術後1日。看護師が行う A ちゃんの術後出血の観察方法で適切なのはどれか。 口を開けて手術創を観察する。 唾液の色を観察する。 便の色を観察する。 脈拍数を測定する。 10 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(ー)、乳管開口数は左右とも4、5本。「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。106 この時の A さんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。 子宮収縮は良好である。 縫合部に感染徴候がみられる。 分娩の受け止めに問題がある。 産褥日数に比べて進行性変化が遅い。 11 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(ー)、乳管開口数は左右とも4、5本。「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。107 産褥2日。A さんから会陰縫合部の疼痛の増強はないが、離開の不安から排便ができないと訴えがあった。看護師は縫合部の異常がないことを確認した。A さんは妊娠中の便秘はなかった。看護師の対応で優先度が高いのはどれか。 産褥体操を A さんに勧める。 水分を多く摂るよう A さんに勧める。 医師に緩下薬の処方について相談する。 縫合部の離開の心配はないことを A さんに説明する。 12 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(30 歳、初産婦)は、正常分娩で児を出産した。第2度会陰裂傷を認め、会陰縫合術を受けた。分娩3時間後に、分娩室から褥室へ帰室した。産褥1日の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、脈拍 72/分、血圧 118/70 mmHg であった。子宮底は臍下1横指で、子宮は硬く触れ、血性悪露中等量、後陣痛がみられる。会陰縫合部の痛みはあるが発赤はない。乳房緊満(ー)、乳管開口数は左右とも4、5本。「昨夜は興奮してなかなか眠れなかった」と言う。108 産褥4日。母子ともに出産後の経過は順調である。看護師が、A さんへ退院に向けて育児に関する話をしていたところ「赤ちゃんの顔や胸が赤くなっているのが気になっています」と相談してきた。看護師が新生児の皮膚を観察したところ、児の顔面と胸部に中毒性紅斑が数個散在していた。この時の A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。 紅斑を乾燥させるよう説明する。 紅斑をガーゼでよく洗うよう説明する。 自然に消失するため心配はないと説明する。 抗菌薬の軟膏の処方について医師に相談すると伝える。 Your score isThe average score is 0% 0% 続きから コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。