看護師国家試験 第110回午前 全問題

2021年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第1問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第110回午前 全問題

2021年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第1問から第120問までが出題されます。

1 / 120

1 平成 30 年(2018 年)の日本の総人口に最も近いのはどれか。

2 / 120

2 平成 29 年(2017 年)の患者調査における外来受療率(人口 10 万対)で最も多い傷病はどれか。

3 / 120

3 大気汚染物質はどれか。

4 / 120

4 要介護認定の申請先はどれか。

5 / 120

5 看護師免許の付与における欠格事由として保健師助産師看護師法に規定されているのはどれか。

6 / 120

6 出生時からみられ、生後4か月ころに消失する反射はどれか。

7 / 120

7 平成 30 年(2018 年)の学校保健統計調査における学童期の異常被患率で最も高いのはどれか。

8 / 120

8 ハヴィガースト, R. J.(Havighurst, R. J.)が提唱する老年期の発達課題はどれか。

9 / 120

9 平成 30 年(2018 年)の国民生活基礎調査で 65 歳以上の者のいる世帯の割合に最も近いのはどれか。

10 / 120

10 地域保健法に基づき設置されているのはどれか。

11 / 120

11 後頭葉にあるのはどれか。

12 / 120

12 胃から分泌される消化管ホルモンはどれか。

13 / 120

13 キューブラー・ロス, E. (Kübler-Ross, E.)による死にゆく人の心理過程で第5段階はどれか。

14 / 120

14 肝性脳症(hepatic encephalopathy)の直接的原因はどれか。

15 / 120

15 喀血の特徴はどれか。

16 / 120

16 緩和ケアの説明で適切なのはどれか。

17 / 120

17 カルシウム拮抗薬の血中濃度を上げる食品はどれか。

18 / 120

18 患者の主観的情報はどれか。

19 / 120

19 健康な成人における1日の平均尿量はどれか。

20 / 120

20 足浴に使用する湯の温度で最も適切なのはどれか。

21 / 120

21 感染予防のための手指衛生で正しいのはどれか。

22 / 120

22 経鼻胃管の先端が胃内に留置されていることを確認する方法で正しいのはどれか。

23 / 120

23 輸液ポンプを使用する目的はどれか。

24 / 120

24 1回の鼻腔内吸引時間の目安で適切なのはどれか。

25 / 120

25 成人の心肺蘇生時の胸骨圧迫の深さの目安はどれか。

26 / 120

26 複数の筋腹が腱で直列につながっている筋はどれか。

27 / 120

27 ウイルス性肝炎(viral hepatitis)の起炎ウイルスで DNA ウイルスはどれか。

28 / 120

28 成人の敗血症(sepsis)について正しいのはどれか。

29 / 120

29 医師、歯科医師、薬剤師、看護師その他の医療の担い手は、医療を提供するにあたり、適切な説明を行い、医療を受ける者の理解を得るよう努めなければならないことを定めているのはどれか。

30 / 120

30 食中毒予防の原則である「中心温度 75 ℃ 以上1分以上の加熱」が有効なのはどれか。

31 / 120

31 ソーシャルサポートのうち、情緒的サポートはどれか。

32 / 120

32 看護過程における情報収集で適切なのはどれか。

33 / 120

33 漸進的筋弛緩法の目的はどれか。

34 / 120

34 尿失禁(incontinence of urine)の種類と対応の組合せで正しいのはどれか。

35 / 120

35 成人の睡眠中に分泌が増加するホルモンはどれか。

36 / 120

36 患者の状態と寝衣の特徴との組合せで適切なのはどれか。

37 / 120

37 成人の前腕に静脈留置針を刺するときの刺入角度で適切なのはどれか。

38 / 120

38 生体検査はどれか。

39 / 120

39 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律〈感染症法〉において、重症急性呼吸器症候群〈SARS〉(Severe Acute Respiratory Syndrome)の分類はどれか。

40 / 120

40 A さん(63 歳、男性)は、右肺癌(lung cancer)で化学療法を受けていたが、右腕を動かしたときに上腕から肩にかけて痛みが生じるようになった。検査を行ったところ骨転移が認められ、痛の原因と判断された。WHO3段階除痛ラダーに基づいてがん痛のコントロールを開始することになった。この時点で A さんに使用する鎮痛薬で適切なのはどれか。

41 / 120

41 A さん(24 歳、男性)は、突然出現した胸痛と呼吸困難があり、外来を受診した。意識は清明。身長 180 cm、体重 51 kg、胸郭は扁平である。20 歳から 40 本/日の喫煙をしている。バイタルサインは、体温 36.2 ℃、呼吸数 20/分(浅い)、脈拍84/分、血圧 122/64 mmHg である。胸部エックス線写真(別冊No. 1)を別に示す。A さんの所見から考えられるのはどれか。

42 / 120

42 A さん(50 歳、男性)は肝硬変(cirrhosis)と診断され、腹水貯留と黄疸がみられる。A さんに指導する食事内容で適切なのはどれか。

43 / 120

43 Cushing〈クッシング〉症候群(cushing syndrome)の成人女性患者にみられるのはどれか。

44 / 120

44 A さん(64 歳、男性)は、肺炎(pneumonia)のため抗菌薬の投与目的で入院となった。治療開始後3日に全身の皮膚、眼瞼結膜および口腔粘膜に紅斑と水疱が出現した。バイタルサインは、体温 38.5 ℃、呼吸数 24/分、脈拍 80/分、血圧 124/80 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)であった。A さんに出現している症状から考えられる病態はどれか。

45 / 120

45 膝関節鏡検査の説明として適切なのはどれか。

46 / 120

46 高齢者の自立度を手段的日常生活動作〈IADL〉尺度を用いて評価した。この尺度にある項目はどれか。

47 / 120

47 加齢の影響を受けにくく、高齢になっても維持されやすい認知機能はどれか。

48 / 120

48 A さん(80 歳、男性)は、1人暮らし。高血圧症(hypertension)で内服治療をしているが健康状態や認知機能に問題はなく、日常生活動作〈ADL〉は自立している。毎朝 30 分の散歩と買い物を日課とし、週1回は老人クラブでゲートボールをしている。A さんは受診の際に看護師に「最近、昼食後に居眠りをしてしまう。今は大丈夫だが、このままだと夜眠れなくなるのではないか」と話した。A さんへの対応で最も適切なのはどれか。

49 / 120

49 加齢に伴う血管壁の硬化による血圧への影響はどれか。

50 / 120

50 加齢によって高齢者に便秘が起こりやすくなる原因で適切なのはどれか。

51 / 120

51 高齢者が MRI 検査を受ける前に、看護師が確認する内容で適切なのはどれか。

52 / 120

52 養育医療が定められている法律はどれか。

53 / 120

53 乳幼児身体発育調査による、身体発育曲線のパーセンタイル値で正しいのはどれか。

54 / 120

54 A ちゃん(11 歳、女児)は、5日前から両側の眼瞼浮腫と急な体重増加があり、尿量が少ないため来院した。高度の蛋白尿もみられたため入院し、ネフローゼ症候群(nephrotic syndrome)と診断されステロイド治療の方針となった。現時点での A ちゃんへの看護で適切なのはどれか。

55 / 120

55 子どもの遊びで正しいのはどれか。

56 / 120

56 日本の人口動態統計における妊産婦死亡について正しいのはどれか。

57 / 120

57 更年期女性のホルモン補充療法によってリスクが低くなるのはどれか。

58 / 120

58 妊娠の初期と後期のどちらの時期にも起こるマイナートラブルはどれか。

59 / 120

59 早期新生児の生理的黄疸で正しいのはどれか。

60 / 120

60 都道府県知事の任命を受けて、精神保健福祉センターで精神障害者や家族の相談を行うのはどれか。

61 / 120

61 A さん(57 歳、女性)は1人暮らし。統合失調症(schizophrenia)で精神科病院への入退院を繰り返しており、今回は入院してから1年が経過している。日常生活動作〈ADL〉はほぼ自立し、服薬の自己管理ができるようになってきた。A さんが退院に向けて利用するサービスとして適切なのはどれか。

62 / 120

62 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉で正しいのはどれか。

63 / 120

63 精神保健指定医について正しいのはどれか。

64 / 120

64 筋力低下のある在宅療養者の家屋環境において転倒するリスクが最も高いのはどれか。

65 / 120

65 A さん(75 歳、男性)は妻(66 歳)と2人暮らし。3か月前に認知症(dementia)の診断を受けた。妻から訪問看護師に「夫は通所介護のときは穏やかに過ごしていると聞いているが、家では興奮することが多く、どう対応すればよいかわからない」と相談があった。このときの妻に対する訪問看護師の最初の対応で適切なのはどれか。

66 / 120

66 A さん(83 歳、女性)は、1人暮らし。誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)で入退院を繰り返していた。今回の退院後に、訪問看護が導入されることになり、退院前カンファレンスが行われた。誤嚥性肺炎(aspiration pneumonia)の再発を予防するために病棟看護師が訪問看護師に情報提供する内容で優先されるのはどれか。

67 / 120

67 介護保険制度におけるケアマネジメントで適切なのはどれか。

68 / 120

68 夜勤帯に、A 看護師がスタッフステーションで抗菌薬の点滴静脈内注射を準備しているときに、発汗した患者から寝衣交換の依頼があり、別の患者から口渇で飲水したいという希望があった。直後に患者に装着されている人工呼吸器のアラームが鳴った。他の看護師は別の病室で重症者のケアをしている。A 看護師が最も優先すべきなのはどれか。

69 / 120

69 病院における医療安全文化の醸成につながる行動はどれか。

70 / 120

70 プリセプターシップの説明で正しいのはどれか。

71 / 120

71 大規模災害発生後2か月が経過し、応急仮設住宅で生活を始めた被災地の住民に出現する可能性が高い健康問題はどれか。

72 / 120

72 国際連合〈UN〉で採択された 2016 年から 2030 年までの開発に関する世界的な取り組みはどれか。

73 / 120

73 A さん(52 歳、男性)は、49 歳から高血圧症(hypertension)で内服治療と食事や運動に関する生活指導を受けている。2か月間の予定で開発途上国に出張することになり、予防接種を受ける目的で渡航外来を受診した。A さんから「渡航にあたって何か注意することはありますか」と質問があった。A さんへの看護師の説明で適切なのはどれか。

74 / 120

74 血液中のビリルビンの由来はどれか。

75 / 120

75 抗原によって感作された T リンパ球による細胞性免疫が主体となるのはどれか。

76 / 120

76 後天性の大動脈弁狭窄症(aortic stenosis)について正しいのはどれか。

77 / 120

77 褐色細胞腫(pheochromocytoma)でみられるのはどれか。

78 / 120

78 Guillain-Barré〈ギラン・バレー〉症候群(Guillain-Barré syndrome)で正しいのはどれか。

79 / 120

79 生活保護法で実施される扶助は、生活扶助、介護扶助、住宅扶助、出産扶助を含めて(  )種類である。(  )に入る数字はどれか。

80 / 120

80 カウンセリングの基本的態度で適切なのはどれか。

81 / 120

81 成人の人体図(別冊No. 2)を別に示す。意識清明で不整脈(arrhythmia)のある成人の脈拍測定時に一般的に使われる部位はどれか。

82 / 120

82 感染徴候のない創部の治癒を促進する要因はどれか。

83 / 120

83 小児期における消化器の特徴で正しいのはどれか。

84 / 120

84 感覚受容にリンパ液の動きが関与するのはどれか。2つ選べ。

85 / 120

85 血液の pH 調節に関わっているのはどれか。2つ選べ。

86 / 120

86 悪性貧血(pernicious anemia)で正しいのはどれか。2つ選べ。

87 / 120

87 労働者災害補償保険法に規定されているのはどれか。2つ選べ。

88 / 120

88 尿管結石症(ureterolithiasis)の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。

89 / 120

89 A さん(38 歳、女性)は、大腸癌(colon cancer)の終末期である。癌性腹膜炎(cancerous peritonitis)による症状緩和の目的で入院し、鎮痛薬の静脈内注射と高カロリー輸液が開始された。A さんは自宅で過ごしたいと希望したため、医師と看護師で検討し、症状緩和をしながら自宅退院の方向で退院支援カンファレンスを開催することになった。退院支援カンファレンスの参加者で適切なのはどれか。2つ選べ。

90 / 120

90 身体的フレイルの評価基準はどれか。2つ選べ。

91 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、女性)は夫と2人暮らし。身長 150 cm、体重 98 kg。既往歴はない。先日、庭で転倒し右腓骨を骨折し、膝関節から足関節までのギプス固定をしている。来週、プレート固定術を受けることになっており、本日は夫と一緒に術前オリエンテーションに来院した。来院時の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、呼吸数16/分、脈拍 80/分、血圧 138/80 mmHg であった。夫によると「妻は、寝ているときはいつも大きないびきと、時々無呼吸があるので、慌てて起こしている」と言う。

91 手術までの自宅での A さんの過ごし方で、優先して指導すべき内容はどれか。

92 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、女性)は夫と2人暮らし。身長 150 cm、体重 98 kg。既往歴はない。先日、庭で転倒し右腓骨を骨折し、膝関節から足関節までのギプス固定をしている。来週、プレート固定術を受けることになっており、本日は夫と一緒に術前オリエンテーションに来院した。来院時の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、呼吸数16/分、脈拍 80/分、血圧 138/80 mmHg であった。夫によると「妻は、寝ているときはいつも大きないびきと、時々無呼吸があるので、慌てて起こしている」と言う。

92 A さんは入院し、手術を受けた。手術室から病室への帰室後1時間、A さんのバイタルサインは、体温 35.9 ℃、呼吸数 16/分、いびき様呼吸、脈拍 60/分、血圧145/87 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(鼻腔カニューレ3L/分酸素投与下)。大きな声で呼ぶと開眼し、簡単な指示に従うことができる。尿量は 70mL/時、血糖値 128 mg/dL であった。看護師が優先して対処すべきAさんの症状・徴候はどれか。

93 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、女性)は夫と2人暮らし。身長 150 cm、体重 98 kg。既往歴はない。先日、庭で転倒し右腓骨を骨折し、膝関節から足関節までのギプス固定をしている。来週、プレート固定術を受けることになっており、本日は夫と一緒に術前オリエンテーションに来院した。来院時の A さんのバイタルサインは、体温 36.8 ℃、呼吸数16/分、脈拍 80/分、血圧 138/80 mmHg であった。夫によると「妻は、寝ているときはいつも大きないびきと、時々無呼吸があるので、慌てて起こしている」と言う。

93 手術後2日。A さんはバイタルサインも安定しているため、離床の準備を始めることになった。初回離床時に最も注意すべき訴えはどれか。

94 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(26 歳、男性)は1か月前から動悸と 20 m 程度の歩行でも息切れが出現するようになった。ぶつけた記憶もないのに下肢に出血斑ができるようになり、医療機関を受診した。A さんは急性白血病(acute leukemia)を疑われ、緊急入院し、後腸骨稜から骨髄穿刺を受けた。
身体所見:意識清明、体温 37.2 ℃、呼吸数 17/分、脈拍 124/分、血圧 96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97 %(room air)、両下肢に散在する出血斑あり。
検査所見:Hb 5.1 g/dL、白血球 44,960/μL、血小板 1.5 万/μL、総ビリルビン 1.1mg/dL、尿素窒素 19.4 mg/dL、クレアチニン 0.76 mg/dL、 CRP 2.2 mg/dL。
胸部エックス線:縦郭・心陰影・肺野に異常なし。

94 A さんの骨髄穿刺の 30 分後に観察すべき項目で優先度が高いのはどれか。

95 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(26 歳、男性)は1か月前から動悸と 20 m 程度の歩行でも息切れが出現するようになった。ぶつけた記憶もないのに下肢に出血斑ができるようになり、医療機関を受診した。A さんは急性白血病(acute leukemia)を疑われ、緊急入院し、後腸骨稜から骨髄穿刺を受けた。
身体所見:意識清明、体温 37.2 ℃、呼吸数 17/分、脈拍 124/分、血圧 96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97 %(room air)、両下肢に散在する出血斑あり。
検査所見:Hb 5.1 g/dL、白血球 44,960/μL、血小板 1.5 万/μL、総ビリルビン 1.1mg/dL、尿素窒素 19.4 mg/dL、クレアチニン 0.76 mg/dL、 CRP 2.2 mg/dL。
胸部エックス線:縦郭・心陰影・肺野に異常なし。

95 A さんは急性骨髄性白血病(acute myeloid leukemia)と診断された。化学療法によって寛解し、造血幹細胞移植を行う方針となった。A さんの造血幹細胞移植で正しいのはどれか。

96 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(26 歳、男性)は1か月前から動悸と 20 m 程度の歩行でも息切れが出現するようになった。ぶつけた記憶もないのに下肢に出血斑ができるようになり、医療機関を受診した。A さんは急性白血病(acute leukemia)を疑われ、緊急入院し、後腸骨稜から骨髄穿刺を受けた。
身体所見:意識清明、体温 37.2 ℃、呼吸数 17/分、脈拍 124/分、血圧 96/52mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97 %(room air)、両下肢に散在する出血斑あり。
検査所見:Hb 5.1 g/dL、白血球 44,960/μL、血小板 1.5 万/μL、総ビリルビン 1.1mg/dL、尿素窒素 19.4 mg/dL、クレアチニン 0.76 mg/dL、 CRP 2.2 mg/dL。
胸部エックス線:縦郭・心陰影・肺野に異常なし。

96 造血幹細胞移植後、生着が確認された。皮膚に StageⅠの移植片対宿主病(graft versus host disease)を発症したが、免疫抑制薬の内服を継続しつつ退院することになった。A さんの退院に向けた看護師の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

97 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(92 歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため要介護4で、2年前から特別養護老人ホームに入所している。入所時は、日常生活は全介助で、話しかけるとうなずいたり首を振るなど自分の意思を伝えることができた。A さんは歌が好きで、歌に関するレクリエーションには車椅子で参加し、笑顔がみられていた。家族は週1回、面会に来ていた。入所時に、A さんは「延命処置を望まない」、家族は「できるだけ長生きしてほしい」と言っていた。最近、ほとんど食事を摂らなくなり、閉眼していることが多く、看護師や施設職員の声かけに対する反応が徐々に鈍くなってきた。家族が面会時に声をかけると、目を開け、うなずくなどの意思表示がある。A さんの状態から、医師と相談し看護師は看取りの準備が必要であると判断した。

97 A さんの死の迎え方を決めるために優先されるのはどれか。

98 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(92 歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため要介護4で、2年前から特別養護老人ホームに入所している。入所時は、日常生活は全介助で、話しかけるとうなずいたり首を振るなど自分の意思を伝えることができた。A さんは歌が好きで、歌に関するレクリエーションには車椅子で参加し、笑顔がみられていた。家族は週1回、面会に来ていた。入所時に、A さんは「延命処置を望まない」、家族は「できるだけ長生きしてほしい」と言っていた。最近、ほとんど食事を摂らなくなり、閉眼していることが多く、看護師や施設職員の声かけに対する反応が徐々に鈍くなってきた。家族が面会時に声をかけると、目を開け、うなずくなどの意思表示がある。A さんの状態から、医師と相談し看護師は看取りの準備が必要であると判断した。

98 A さんは、食事を全く食べず、水分も取らなくなり、皮膚も乾燥してきた。家族は毎日面会にきて声をかけているが、反応がなくなってきた。A さんが死に向かう中で、穏やかに過ごすための援助で適切なのはどれか。

99 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(92 歳、女性)は、脳梗塞(cerebral infarction)の後遺症のため要介護4で、2年前から特別養護老人ホームに入所している。入所時は、日常生活は全介助で、話しかけるとうなずいたり首を振るなど自分の意思を伝えることができた。A さんは歌が好きで、歌に関するレクリエーションには車椅子で参加し、笑顔がみられていた。家族は週1回、面会に来ていた。入所時に、A さんは「延命処置を望まない」、家族は「できるだけ長生きしてほしい」と言っていた。最近、ほとんど食事を摂らなくなり、閉眼していることが多く、看護師や施設職員の声かけに対する反応が徐々に鈍くなってきた。家族が面会時に声をかけると、目を開け、うなずくなどの意思表示がある。A さんの状態から、医師と相談し看護師は看取りの準備が必要であると判断した。

99 3日後、A さんは声かけに全く反応しなくなったため、看護師は死期が迫っていると判断した。看護師が観察する A さんの状態はどれか。

100 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

Aさん(77歳、男性)は、 妻(79 歳)と2人暮らし。5年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(Alzheimer disease)と診断された。現在の MMSE 〈Mini- mental State Examination〉は 18 点。家では、食事は準備すれば自分で摂取できる。排泄は尿意や便意ともにあり、トイレで排泄できる。入浴は妻の介助でシャワー浴を行っているが、機嫌が悪いと「うるさい」と怒鳴り、介助を拒否する。A さんはにぎやかな場所が苦手であり、また、時々1人で外に出て行ってしまい家に帰れなくなることがある。最近、A さんが妻の介助を激しく拒否し大声で怒鳴ることが多くなってきたため、妻は介護支援専門員に相談した。相談の結果、妻の介護負担を軽減する目的で、Aさんは通所介護を利用することになった。

100 通所の初日、A さんは、初めての場所に戸惑った様子で、施設内を歩き回っている様子がみられた。妻は「夫がデイサービスに慣れるか心配です」と言って、Aさんの様子をみている。妻への看護師の声かけで最も適切なのはどれか。

101 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

Aさん(77歳、男性)は、 妻(79 歳)と2人暮らし。5年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(Alzheimer disease)と診断された。現在の MMSE 〈Mini- mental State Examination〉は 18 点。家では、食事は準備すれば自分で摂取できる。排泄は尿意や便意ともにあり、トイレで排泄できる。入浴は妻の介助でシャワー浴を行っているが、機嫌が悪いと「うるさい」と怒鳴り、介助を拒否する。A さんはにぎやかな場所が苦手であり、また、時々1人で外に出て行ってしまい家に帰れなくなることがある。最近、A さんが妻の介助を激しく拒否し大声で怒鳴ることが多くなってきたため、妻は介護支援専門員に相談した。相談の結果、妻の介護負担を軽減する目的で、Aさんは通所介護を利用することになった。

101 通所介護でレクリエーションが始まり、A さんは周囲を見ていたが、しばらくするとそわそわしながら席を離れていなくなった。その後、看護師は、介護職員からAさんがゴミ箱に排尿していたという報告を受けた。このときの A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

102 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

Aさん(77歳、男性)は、 妻(79 歳)と2人暮らし。5年前にAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症(Alzheimer disease)と診断された。現在の MMSE 〈Mini- mental State Examination〉は 18 点。家では、食事は準備すれば自分で摂取できる。排泄は尿意や便意ともにあり、トイレで排泄できる。入浴は妻の介助でシャワー浴を行っているが、機嫌が悪いと「うるさい」と怒鳴り、介助を拒否する。A さんはにぎやかな場所が苦手であり、また、時々1人で外に出て行ってしまい家に帰れなくなることがある。最近、A さんが妻の介助を激しく拒否し大声で怒鳴ることが多くなってきたため、妻は介護支援専門員に相談した。相談の結果、妻の介護負担を軽減する目的で、Aさんは通所介護を利用することになった。

102 入浴の時間になり、A さんは浴槽を見て「あれは、何?」と興味を示したが、介護職員が入浴を勧めると「今日はやめておく」と言う。看護師が再度入浴を勧めると、A さんは「今日は忙しくて時間がない」と答えている。A さんへの看護師の対応で最も適切なのはどれか。

103 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A 君(7歳、男児)は、サッカークラブに所属している。本日、練習中に転倒して右腕を地面についた後、肘周囲に腫れと強い痛みが生じたため、父親と救急外来を受診した。エックス線撮影の結果、右側の上腕骨顆上骨折(supracondylar fracture of humerus)と診断され、非観血的整復とギプス固定が行われることになった。A 君は不安な表情で父親と処置室の前で待っている。

103 ギプス固定にあたり、A 君への看護師の説明で適切なのはどれか。

104 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A 君(7歳、男児)は、サッカークラブに所属している。本日、練習中に転倒して右腕を地面についた後、肘周囲に腫れと強い痛みが生じたため、父親と救急外来を受診した。エックス線撮影の結果、右側の上腕骨顆上骨折(supracondylar fracture of humerus)と診断され、非観血的整復とギプス固定が行われることになった。A 君は不安な表情で父親と処置室の前で待っている。

104 A 君は、整復術後の経過観察のため1泊入院することになった。整復術後の合併症の観察方法で適切なのはどれか。

105 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A 君(7歳、男児)は、サッカークラブに所属している。本日、練習中に転倒して右腕を地面についた後、肘周囲に腫れと強い痛みが生じたため、父親と救急外来を受診した。エックス線撮影の結果、右側の上腕骨顆上骨折(supracondylar fracture of humerus)と診断され、非観血的整復とギプス固定が行われることになった。A 君は不安な表情で父親と処置室の前で待っている。

105 退院時、A 君は「明日から学校に行けるかな」と看護師に質問した。看護師は、学校には行けることを伝えた後、学校生活における注意点を説明することにした。A 君への説明で適切なのはどれか。

106 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初妊婦)は、夫(32 歳、会社員)と2人暮らし。身長は 160 cm、非妊時体重 60 kg である。妊娠8週の妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。嘔吐はないが、時々嘔気があると訴え、対処法について質問があった。

106 A さんへの説明で適切なのはどれか。

107 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初妊婦)は、夫(32 歳、会社員)と2人暮らし。身長は 160 cm、非妊時体重 60 kg である。妊娠8週の妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。嘔吐はないが、時々嘔気があると訴え、対処法について質問があった。

107 妊娠 12 週の妊婦健康診査の際、「つわりが少し楽になってきて、ついつい食べてしまいます。あまり太らない方がよいですよね」と話す。A さんの妊娠期間中の理想体重増加量の範囲について、下限と上限の組合せで正しいのはどれか。

108 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(30 歳、初妊婦)は、夫(32 歳、会社員)と2人暮らし。身長は 160 cm、非妊時体重 60 kg である。妊娠8週の妊婦健康診査を受診し順調な経過と診断された。嘔吐はないが、時々嘔気があると訴え、対処法について質問があった。

108 A さんは、妊娠 34 週4日の妊婦健康診査を受けた。A さんの母は祖母の介護をしており、産後の支援を期待できない。妊婦健康診査後、「産後は夫と2人で子育てをしていきます。子育てのために何か利用できる制度はありますか」と相談があった。産後、A さんの夫が適用となる制度はどれか。

109 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(29 歳、初産婦)は、妊娠 37 週日で 2,780 g の男児を正常分娩で出産した。出生後5分の児の状態は、心拍数 150/分、四肢を屈曲させて啼泣している。顔面を清拭されると激しく啼泣し、全身はピンク色である。

109 このときの児の Apgar〈アプガー〉スコアは何点か。

110 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(29 歳、初産婦)は、妊娠 37 週日で 2,780 g の男児を正常分娩で出産した。出生後5分の児の状態は、心拍数 150/分、四肢を屈曲させて啼泣している。顔面を清拭されると激しく啼泣し、全身はピンク色である。

110 出生後1時間。児の状態は、直腸温 37.0 ℃、呼吸数 40/分、心拍数 120/分、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)、四肢冷感やチアノーゼを認めない。哺乳は開始していない。A さんの経過は順調である。このときの児への看護で適切なのはどれか。

111 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(29 歳、初産婦)は、妊娠 37 週日で 2,780 g の男児を正常分娩で出産した。出生後5分の児の状態は、心拍数 150/分、四肢を屈曲させて啼泣している。顔面を清拭されると激しく啼泣し、全身はピンク色である。

111 産褥4日。A さんは、血圧 112/80 mmHg、脈拍 76/分、Hb 11.2 g/dL、 Ht 37.0%。子宮底を臍下4横指に硬く触れる。悪露は赤褐色で少量。凝血の混入や悪臭はない。乳房は緊満しており移行乳が分泌している。A さんは「夜中も3時間ごとくらいに授乳をするためほとんど眠れていません」と話している。表情は穏やかである。A さんのアセスメントとして適切なのはどれか。

112 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(19 歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉(attention-deficit/hyperactivity disorder)と診断された。

112 職場で A さんにみられる可能性が高い行動はどれか。

113 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(19 歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉(attention-deficit/hyperactivity disorder)と診断された。

113 診察後、A さんの両親は「親としてどうしたら良かったのでしょうか、私たちの育て方に問題があったのでしょうか」と外来看護師に話した。このときの A さんの両親への対応として適切なのはどれか。

114 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(19 歳、男性)は、幼い頃から忘れ物や遅刻が多く、落ち着いて授業を受けることが難しかった。学校からは精神科の受診を勧められていたが、受診することなく高校まで卒業した。卒業後は事務職として働きはじめたが、仕事上のトラブルで上司や同僚から叱責を受けたことをきっかけに、仕事を無断で休むことが多くなった。産業医から精神科外来を紹介され、両親とともに受診した。本人の診察と両親からの生育歴の聴取が行われ、注意欠如・多動性障害〈ADHD〉(attention-deficit/hyperactivity disorder)と診断された。

114 A さんは予約した受診日を忘れてしまい、受診できないことが度々あった。Aさんは、これまで忘れないための工夫を何もしてこなかったと外来看護師に話した。A さんへの対応で最も適切なのはどれか。

115 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(78 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らしである。脳血管障害後遺症による右片麻痺があり、車椅子への移乗は部分介助、要介護2である。排泄はポータブルトイレを利用している。A さんと妻はなるべく家で過ごしたいと考え、自宅での介護はすべて妻が行っている。長女(会社員)が県内に在住しているが A さんの介護はしていない。訪問看護を週1回利用するのみで、他のサービスは利用していない。最近、妻の腰痛が悪化し、妻から訪問看護師に「主治医から介護の負担を軽減するように言われました。でも夫は家から出たくないし、私も夫をどこかに預けるのは不安です。どうしたらよいでしょうか」と相談があった。

115 このときの訪問看護師が提案する A さんへのサービスで最も適切なのはどれか。

116 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(78 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らしである。脳血管障害後遺症による右片麻痺があり、車椅子への移乗は部分介助、要介護2である。排泄はポータブルトイレを利用している。A さんと妻はなるべく家で過ごしたいと考え、自宅での介護はすべて妻が行っている。長女(会社員)が県内に在住しているが A さんの介護はしていない。訪問看護を週1回利用するのみで、他のサービスは利用していない。最近、妻の腰痛が悪化し、妻から訪問看護師に「主治医から介護の負担を軽減するように言われました。でも夫は家から出たくないし、私も夫をどこかに預けるのは不安です。どうしたらよいでしょうか」と相談があった。

116 サービス導入後1か月。今朝、妻から訪問看護師に「夫の身体が震えています。よだれを垂らして、目が合わないです」と連絡があった。訪問看護師が訪問すると、A さんの震えは止まっており、A さん自身は「何が起きていたのか覚えていない」と言う。訪問時の体温 36.0 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 82/分、血圧 130/62 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉95 %(room air)であった。妻によると、日間排便がなく、尿量 1,500 mL/日、尿の性状は黄色透明とのことだった。妻からの連絡時に A さんに起きていたと考えられる状態はどれか。

117 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(78 歳、男性)は、妻(70 歳)と2人暮らしである。脳血管障害後遺症による右片麻痺があり、車椅子への移乗は部分介助、要介護2である。排泄はポータブルトイレを利用している。A さんと妻はなるべく家で過ごしたいと考え、自宅での介護はすべて妻が行っている。長女(会社員)が県内に在住しているが A さんの介護はしていない。訪問看護を週1回利用するのみで、他のサービスは利用していない。最近、妻の腰痛が悪化し、妻から訪問看護師に「主治医から介護の負担を軽減するように言われました。でも夫は家から出たくないし、私も夫をどこかに預けるのは不安です。どうしたらよいでしょうか」と相談があった。

117 A さんは入院したが、状態が安定し入院後3日で退院することが決まった。長女が「父が退院したら、母の腰痛が心配なので、私が父のポータブルトイレへの移動を手伝いたいと思います。介助の方法を教えてください」と訪問看護師に相談があった。訪問看護師が長女に指導するベッドからポータブルトイレへの移乗の介助方法で正しいのはどれか。

118 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A 市に住む B さん(40 歳、経産婦)は、妊娠 20 週0日である。夫(42 歳、会社員)、長女のCちゃん(5歳)の3人暮らし。朝食を終えた午前8時、大規模災害が発生し、夫は倒壊した家屋に両下肢が挟まれ身動きがとれなくなった。一緒にいた B さんとC ちゃんは無事だったが、慌てる B さんのそばで C ちゃんは泣きながら座りこんでいた。午前 10 時、夫は救助隊に救出されたが、下肢の感覚はなくなっていた。病院に搬送された夫は、その日のうちに入院となった。

118 搬送直後の夫の血液検査データで、高値が予想されるのはどれか。2つ選べ。

119 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A 市に住む B さん(40 歳、経産婦)は、妊娠 20 週0日である。夫(42 歳、会社員)、長女のCちゃん(5歳)の3人暮らし。朝食を終えた午前8時、大規模災害が発生し、夫は倒壊した家屋に両下肢が挟まれ身動きがとれなくなった。一緒にいた B さんとC ちゃんは無事だったが、慌てる B さんのそばで C ちゃんは泣きながら座りこんでいた。午前 10 時、夫は救助隊に救出されたが、下肢の感覚はなくなっていた。病院に搬送された夫は、その日のうちに入院となった。

119 被災当日に B さんはCちゃんとともに避難所に入所した。被災後1日、B さんは巡回してきた看護師に「今妊娠 20 週目ですが、おなかが張ることがあります」と話した。
看護師が確認する項目で優先度が高いのはどれか。

120 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A 市に住む B さん(40 歳、経産婦)は、妊娠 20 週0日である。夫(42 歳、会社員)、長女のCちゃん(5歳)の3人暮らし。朝食を終えた午前8時、大規模災害が発生し、夫は倒壊した家屋に両下肢が挟まれ身動きがとれなくなった。一緒にいた B さんとC ちゃんは無事だったが、慌てる B さんのそばで C ちゃんは泣きながら座りこんでいた。午前 10 時、夫は救助隊に救出されたが、下肢の感覚はなくなっていた。病院に搬送された夫は、その日のうちに入院となった。

120 B さんに異常は認められなかったが、C ちゃんも不安な表情で B さんの傍にいる姿をみて、看護師は B さんとCちゃんは福祉避難所への移動が必要ではないかと考えた。福祉避難所への移動のために看護師が連携する者で適切なのはどれか。

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