看護師国家試験 第111回午前 PART10

2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第109問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第111回午前 PART10

2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午前の第109問から第120問までが出題されます。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(68 歳、男性、自営業)は、妻(73 歳)と2人暮らし。A さんの就寝時刻は 21時で、入眠後 90 分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。

109 A さんに出現している睡眠障害はどれか。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(68 歳、男性、自営業)は、妻(73 歳)と2人暮らし。A さんの就寝時刻は 21時で、入眠後 90 分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。

110 A さんは定期的に精神科外来を受診することになった。受診6か月後、A さんは足の筋肉がこわばり、動きが鈍くなった。また、幻視を訴える頻度が増え、感情のコントロールができず、妻に暴言や暴力を振るうことが多くなったため、精神科病院に入院となった。入院2日、A さんは歩行時に床に子どもが寝転んでいると訴えて、子どもをよける動作で転びそうになった。また、突然、興奮して大声で怒り出すため、同室患者が苦情を訴えた。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(68 歳、男性、自営業)は、妻(73 歳)と2人暮らし。A さんの就寝時刻は 21時で、入眠後 90 分以上が経過した睡眠中に、大声で叫び、腕や足を振り回し暴れる行動が繰り返しみられたが、昼寝では夜間のような行動はみられない。日中、台所で子どもが遊んでいると言い、妻が台所を確認しても誰もいないことが何度かあった。心配になった妻がAさんとともに病院を受診し、Lewy〈レビー〉小体型認知症(dementia with Lewy bodies)と診断された。

111 A さんの入院中に妻は自営業の仕事を減らし、自宅でAさんを介護する準備を整えた。A さんが退院し、3か月が経過したころ、A さんの妻が3週間程度の予定で入院して手術をすることになった。A さんは杖を使用し散歩ができるが、入浴や食事については妻が介護を行っていた。妻の入院中にAさんに必要なサービスはどれか。

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次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で 10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりに A さんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症 (anorexia nervosa)と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長 166 cm、体重 36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。

112 治療開始早期に看護師が最も注意すべき観察項目はどれか。

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次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で 10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりに A さんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症 (anorexia nervosa)と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長 166 cm、体重 36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。

113 入院後2週が経過した。食事のときに A さんは食べ物を細かく刻み、1時間以上時間をかけるが、摂取量は全体の 25 % 程度である。時間があるとベッド上でいつもストレッチを行っている。A さんと話し合ったところ「私はこの病棟で太っているほうだから少しでも痩せなきゃ」と話した。看護師の関わりとして適切なのはどれか。

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次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(23 歳、女性)は大学を卒業後、会社に就職して1人暮らしを始めた。入社後に「会社の制服が似合うようになりたい」とダイエットを始め、次第にるいそうが目立つようになった。「太るのが怖い」と言って食事を拒否するようになり、体重は1年間で 10 kg 減少した。しかし、本人は「まだ太っているから、痩せないといけない」と話していた。久しぶりに A さんと会った母親が、過度のるいそうを心配して、内科受診を勧めた。内科ではるいそう以外に大きな異常を認めず、精神科受診を勧められた。精神科では神経性無食欲症 (anorexia nervosa)と診断され、外来通院を開始した。その後、低血糖によるふらつきのため職場で頻回に転倒するようになった。それでも食事を十分に摂らないため、精神科病棟へ入院した。入院時、身長 166 cm、体重 36 kg であった。入院後、食事のほかに点滴による栄養補給が始まった。

114 入院後3か月が経過した。A さんは体重が 41 kg まで増加し、主治医と相談して、退院の準備をすることになった。看護師に対して、A さんは「退院後はすぐに仕事をしたい」と話したが、母親は「ゆっくり自宅で休養してほしい」と話した。母親の面会時に、今後の仕事や生活に関する話題が出ると、A さんはイライラして母親と口論になることが多くなった。父親は仕事が忙しいことを理由に、面会に来たのは一度のみであった。今後導入する必要性が最も高いのはどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(73 歳、女性)は夫(73 歳)と2人暮らし。6年前に Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、A さんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。A さんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

115 外来看護師が A さんと夫に説明する副作用〈有害事象〉の内容で正しいのはどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(73 歳、女性)は夫(73 歳)と2人暮らし。6年前に Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、A さんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。A さんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

116 1か月後の外来受診のときに、A さんは「いつもと違う時間に入浴したら転んでしまった。怪我をしなくてよかった」と主治医に話した。主治医から勧められ、Aさんは訪問看護を週に1回利用することになった。今後Aさんが安全な入浴をするために訪問看護師がアセスメントする内容で最も優先するのはどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(73 歳、女性)は夫(73 歳)と2人暮らし。6年前に Parkinson〈パーキンソン〉病(Parkinson disease)と診断され、レボドパ〈L-dopa〉を1日3回内服している。Hoehn-Yahr〈ホーエン・ヤール〉重症度分類のステージⅢ、要介護1である。夫が付き添い神経内科外来に月1回、杖歩行で通院している。外来受診のとき、A さんは足がすくんで転びやすくなったことを主治医に相談し、レボドパ〈L-dopa〉を1日4回に増量して様子を見ることになった。A さんと夫は薬の副作用〈有害事象〉について外来看護師に尋ねた。

117 3か月後、A さんは「夫は家事を楽しんでいるようで助かっていますが、友人と外出したいと言っています。私も最近は転ぶこともなくなったので、身体を動かしたり、レクリエーションに参加してみたいです」と訪問看護師に話した。訪問看護師が A さんに提案するサービスで最も適切なのはどれか。

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次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。A さんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「A さんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断されて入院となった。入院時、A さんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

118 入院当日に看護師が行う情報収集で最も優先するのはどれか。

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次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。A さんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「A さんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断されて入院となった。入院時、A さんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

119 入院後、担当看護師は毎日面会に来ている夫の表情が気になり声をかけた。夫は「先生から統合失調症(schizophrenia)には様々な症状があるとお聞きしました。入院して妻は落ちつきましたが、これからどう接していけばいいのか悩んでいます」と話した。担当看護師はチームカンファレンスで夫の様子を伝え、主治医の判断で、夫に家族心理教育への参加を促すことになった。担当看護師が夫に家族心理教育を勧める声かけで適切なのはどれか。

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次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(28 歳、女性、外国籍)は3年前に日本人の夫と結婚し来日した。簡単な日本語を話せたため、来日した半年後からコンビニエンスストアでアルバイトを始めた。最近になり、夫は仕事で帰りが遅くなることが多くなった。A さんが「お客さんが自分の悪口を言っている」と話したが、夫は気にしなかった。その後、アルバイト先の上司から「A さんが奇声を発している」「ぶつぶつと独り言を言って歩き回っている」と夫に連絡があった。夫が病院に付添い精神科外来を受診し、統合失調症(schizophrenia)と診断されて入院となった。入院時、A さんの髪は乱れ、誰かに見張られている気がすると怯えていた。

120 入院後2か月が経過した。A さんは独り言を言うことはあったが、他の入院患者と口論になることはなかった。作業療法士から「A さんは手先が器用で、作業療法中は楽しそうに過ごしています」と情報を得た。退院に向けた担当看護師との面談で、A さんは「手芸が楽しかった」「家に1人でいると寂しい」と話した。退院に向けてAさんに提案する社会資源として適切なのはどれか。

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