看護師国家試験 第111回午後 PART10

2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第109問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第111回午後 PART10

2022年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第109問から第120問までが出題されます。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(35 歳、男性、会社員)は妻(32 歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病(depression)と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、A さんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。

109 看護師の A さんへの対応で最も適切なのはどれか。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(35 歳、男性、会社員)は妻(32 歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病(depression)と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、A さんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。

110 入院後1か月、面会に来た妻から、「夫の会社から休業給付が出ないかもしれないと言われました。子どもが小さく、生活費もかかるので、入院費用が払えるか心配です」と看護師に相談があった。妻の相談に関して、看護師が連携する職種として最も適切なのはどれか。

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次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(35 歳、男性、会社員)は妻(32 歳、主婦)と子ども(2歳)と3人暮らし。5年前にうつ病(depression)と診断された。半年前に営業部門に異動し、帰宅後も深夜まで仕事をする日が続いていた。「仕事のことが気になってしまい、焦りと不安ばかりが増して眠れない。会社に行くのが苦しい、入院させてもらえないか」と訴えがあり、休養と薬物の調整を目的として精神科病院に入院となった。入院後、A さんから「実は薬を飲むのが嫌で、途中から飲むのをやめていたんです。薬を飲みたくないのですが、どうしたらよいでしょうか」と看護師に相談があった。

111 A さんのうつ症状は改善し、多職種で退院に向けた話し合いを始めた。会社の休職制度を利用し休んでいる A さんは、「薬が効いたので、今後も薬を飲み続けることが大切だと思っている。異動したばかりなので仕事に早く戻らなければと思うが、休職してからずっと入院しているので、すぐに働ける自信がない」と看護師に話した。退院に向けて A さんが利用する社会資源で適切なのはどれか。

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次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(65 歳、女性、要支援1)は1人暮らし。慢性心不全(chronic heart failure)で定期的に外来受診していた。下肢の浮腫と息切れを自覚し、心不全の増悪があると診断されて入院となった。入院治療によって、両下肢に軽度の浮腫はあるが歩行による息切れは消失し、退院することになった。A さんは退院後の生活について「近くのスーパーに歩いて買い物に行くのが楽しみですが、息切れが心配です。何に気をつけたらよいですか」と病棟看護師に話した。

112 買い物について A さんに助言する内容で最も適切なのはどれか。

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次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(65 歳、女性、要支援1)は1人暮らし。慢性心不全(chronic heart failure)で定期的に外来受診していた。下肢の浮腫と息切れを自覚し、心不全の増悪があると診断されて入院となった。入院治療によって、両下肢に軽度の浮腫はあるが歩行による息切れは消失し、退院することになった。A さんは退院後の生活について「近くのスーパーに歩いて買い物に行くのが楽しみですが、息切れが心配です。何に気をつけたらよいですか」と病棟看護師に話した。

113 退院後、心不全(heart failure)の増悪を予防する目的で訪問看護を週に1回利用することになった。A さんは夕方に下肢の浮腫が悪化するのを気にしており、訪問看護師に助言を求めた。訪問看護師の A さんへの助言で適切なのはどれか。

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次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(65 歳、女性、要支援1)は1人暮らし。慢性心不全(chronic heart failure)で定期的に外来受診していた。下肢の浮腫と息切れを自覚し、心不全の増悪があると診断されて入院となった。入院治療によって、両下肢に軽度の浮腫はあるが歩行による息切れは消失し、退院することになった。A さんは退院後の生活について「近くのスーパーに歩いて買い物に行くのが楽しみですが、息切れが心配です。何に気をつけたらよいですか」と病棟看護師に話した。

114 退院後3週、A さんの浮腫は改善し心不全(heart failure)の増悪もなかった。A さんは「同年代の人との交流を広げたいと思っています。利用できるサービスはありますか」と訪問看護師に質問した。訪問看護師が地域包括支援センターに相談して A さんに提案する社会資源はどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

午前9時頃、震度5強の地震が発生した。二次救急医療機関の救命救急病棟に勤務する看護師は、自身の身の安全を確保し、揺れが収まると病院の災害発生時のマニュアルに沿って行動を開始した。病棟には人工呼吸器を使用中の患者が1人、輸液ポンプを使用中の患者が3人、酸素療法中の患者3人が入院している。

115 この時点の看護師の対応として適切なのはどれか。2つ選べ。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

午前9時頃、震度5強の地震が発生した。二次救急医療機関の救命救急病棟に勤務する看護師は、自身の身の安全を確保し、揺れが収まると病院の災害発生時のマニュアルに沿って行動を開始した。病棟には人工呼吸器を使用中の患者が1人、輸液ポンプを使用中の患者が3人、酸素療法中の患者3人が入院している。

116 発災から3時間後、地震後に発生した火災現場付近から救出された A 君(6歳)と母親の B さん(32 歳)の2人が搬送されてきた。A 君は避難時に転倒し、左肘関節付近の腫脹と痛を訴えていた。バイタルサインに異常はない。B さんは避難する際に A 君が煙に巻き込まれそうになるところをかばい、髪の一部と鼻毛の一部が焦げていた。右頰部に2cm × 2cm、右上肢に5cm × 10 cm の紅斑と水疱を認める熱傷(burn)を負っていた。バイタルサインに異常はないが、熱傷(burn)部位の疼痛を訴えていた。トリアージの結果、看護師の初期対応として優先されるのはどれか。

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次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

午前9時頃、震度5強の地震が発生した。二次救急医療機関の救命救急病棟に勤務する看護師は、自身の身の安全を確保し、揺れが収まると病院の災害発生時のマニュアルに沿って行動を開始した。病棟には人工呼吸器を使用中の患者が1人、輸液ポンプを使用中の患者が3人、酸素療法中の患者3人が入院している。

117 A 君と B さんはともに入院して治療が始まった。発災から 10 日後、A 君、B さんの治療経過は良好で合併症もなくバイタルサインは安定していた。B さんから看護師に「A は好きなお菓子を食べず、私のそばからずっと離れず甘えてきます。昨夜はおねしょをしていたようで、びっくりしました。どうしたらよいのかわかりません」と相談があった。看護師の対応として適切なのはどれか。

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次の文を読み 118、119 の問いに答えよ。

A 君(男児)は3歳の誕生日を迎えた。生後8か月のときに鶏卵の摂取でアナフィラキシーを起こしたため、かかりつけ医を受診した。それ以降、現在まで A 君は鶏卵の摂取を禁止するよう説明されている。鶏卵以外の食物は摂取して問題がない。今回、A 君は保育所の入所にあたり、かかりつけ医からアレルギー外来のある B 病院を紹介され受診した。3歳児健康診査が今後予定されている。A 君は身長 95 cm(50パーセンタイル)、体重 15 kg)(75 パーセンタイル)、自分の名前と年齢を答えることができる。階段を1人で昇ることができるが、スキップはできない。排泄はオムツにしている。

118 A 君の発育と発達のアセスメントで正しいのはどれか。

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次の文を読み 118、119 の問いに答えよ。

A 君(男児)は3歳の誕生日を迎えた。生後8か月のときに鶏卵の摂取でアナフィラキシーを起こしたため、かかりつけ医を受診した。それ以降、現在まで A 君は鶏卵の摂取を禁止するよう説明されている。鶏卵以外の食物は摂取して問題がない。今回、A 君は保育所の入所にあたり、かかりつけ医からアレルギー外来のある B 病院を紹介され受診した。3歳児健康診査が今後予定されている。A 君は身長 95 cm(50パーセンタイル)、体重 15 kg)(75 パーセンタイル)、自分の名前と年齢を答えることができる。階段を1人で昇ることができるが、スキップはできない。排泄はオムツにしている。

119 B 病院の医師から母親に、アドレナリン自己注射薬を処方のうえ鶏卵の摂取制限を継続することと、近日中に鶏卵を用いた食物経口負荷試験を計画することが説明された。母親から看護師に「A の保育所での生活や将来のことが心配です」と訴えがあった。看護師の母親への説明で適切なのはどれか。

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次の文を読み 120 の問いに答えよ。

A ちゃん(6か月、女児)は両親と3人暮らし。母親と小児科外来に来院した。母親は「A は昨日高さ 30 cm のソファから転落して泣いていました。今朝になっても痛いのか右手を動かさないので受診しました」と看護師に話した。看護師が身体計測のため A ちゃんの服を脱がせると、顔面、頭部と体幹に最近できた紫斑と、生じてから時間が経った紫斑が複数あった。さらに、両足に多数の円形の熱傷痕があった。Aちゃんは身長 66.5 cm(50 パーセンタイル)、体重 6.0 kg(3パーセンタイル未満)であった。母親は看護師に「A は毎晩夜泣きをするし、夫も A にはイライラさせられています」と話した。看護師は虐待の可能性があると考えて対応することとし、母子分離を図ることとなった。

120 このときの看護師の対応で適切なのはどれか。

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