看護師国家試験 第113回午後 全問題

2024年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第1問から第120問までが出題されます。

看護師国家試験 第113回午後 全問題

2024年2月に実施された看護師国家試験の問題です。
午後の第1問から第120問までが出題されます。

1 / 120

1 令和3年(2021 年)の日本における簡易生命表で女性の平均寿命に最も近いのはどれか。

2 / 120

2 日本人の食事摂取基準(2020 年版)に示されている、18〜49 歳女性(月経あり)の鉄摂取推奨量はどれか。

3 / 120

3 労働安全衛生法に規定されているのはどれか。

4 / 120

4 平成 13 年(2001 年)の「身体拘束ゼロの手引き」において身体拘束の禁止対象となる行為はどれか。

5 / 120

5 看護師の業務従事者届の届出先はどれか。

6 / 120

6 成長・発達における順序性で正しいのはどれか。

7 / 120

7 第二次性徴が発現し始めた思春期に関心が向くのはどれか。

8 / 120

8 老化に伴う視覚の変化で正しいのはどれか。

9 / 120

9 人口統計資料集 2020 年版における生涯未婚率(50 歳時の未婚割合)で、平成 22年(2010 年)から令和2年(2020 年)の推移で適切なのはどれか。

10 / 120

10 令和2年(2020 年)の人口動態統計における合計特殊出生率に最も近いのはどれか。

11 / 120

11 上行大動脈から分枝するのはどれか。

12 / 120

12 膵管と合流して大十二指腸乳頭(Vater〈ファーター〉乳頭)に開口するのはどれか。

13 / 120

13 正期産となる出産時期はどれか。

14 / 120

14 器質的変化で嚥下障害が出現する疾患はどれか。

15 / 120

15 高血圧が原因で起こりやすいのはどれか。

16 / 120

16 手術予定の患者が服用している場合、安全のために術前の休薬を検討するのはどれか。

17 / 120

17 看護過程における客観的情報はどれか。

18 / 120

18 フィジカルアセスメントで問診の次に行うのはどれか。

19 / 120

19 男性の導尿でカテーテルを挿入するとき、体幹に対する頭部側からの挿入角度はどれか。

20 / 120

20 床上で排便しやすい体位はどれか。

21 / 120

21 問題削除

22 / 120

22 成人の静脈血採血の穿刺部位で適切なのはどれか。

23 / 120

23 自動体外式除細動器〈AED〉を使用するときに、胸骨圧迫を中断するのはどれか。

24 / 120

24 側臥位における褥瘡の好発部位はどれか。

25 / 120

25 緑内障患者への投与が禁忌なのはどれか。

26 / 120

26 交感神経の興奮によって起こる眼の反応はどれか。

27 / 120

27 Ramsay Hunt〈ラムゼイ・ハント〉症候群(Ramsay Hunt syndrome)は顔面神経麻痺症状を主症状とする。原因となるウイルスはどれか。

28 / 120

28 雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律〈男女雇用機会均等法〉に規定されている母性保護はどれか。

29 / 120

29 保健統計調査と調査項目の組合せで正しいのはどれか。

30 / 120

30 医療機関の廃棄物とバイオハザードマークの色の組合せで正しいのはどれか。

31 / 120

31 がん対策基本法で定められているのはどれか。

32 / 120

32 国際生活機能分類〈ICF〉で「生活機能」の構成要素に含まれるのはどれか。

33 / 120

33 Broca〈ブローカ〉失語のある患者とのコミュニケーションで適切なのはどれか。

34 / 120

34 指鼻試験で評価するのはどれか。

35 / 120

35 マイコプラズマ肺炎(mycoplasma pneumonia)の感染経路はどれか。

36 / 120

36 痛風(gout)の患者が摂取量を減らすことが望ましい食品はどれか。

37 / 120

37 患者、看護師、ベッド、車椅子の位置を図に示す。ベッド上にいる右片麻痺がある患者の端座位から車椅子への移乗を援助する看護師の足と車椅子の位置で適切なのはどれか。

38 / 120

38 健康な成人の皮膚で正しいのはどれか。

39 / 120

39 創傷処置について適切なのはどれか。

40 / 120

40 午前8時から 24 時間蓄尿を開始することになった。蓄尿の方法で正しいのはどれか。

41 / 120

41 介護老人保健施設について適切なのはどれか。

42 / 120

42 術後の創傷治癒が遅延する因子となる検査値はどれか。

43 / 120

43 うっ血性心不全(congestive heart failure)が疑われる患者が救急外来を受診した。その際、12 誘導心電図検査、胸部エックス線検査に加えて行われる優先度が高い検査はどれか。

44 / 120

44 慢性腎臓病(chronic kidney disease)においてリンの代謝障害によって生じる症状はどれか。

45 / 120

45 ヒト免疫不全ウイルス〈HIV〉に汚染された注射針による針刺し事故の感染率で正しいのはどれか。

46 / 120

46 急性髄膜炎(acute meningitis)患者への対応で正しいのはどれか。

47 / 120

47 膀胱鏡による組織検査を受ける成人男性への説明で正しいのはどれか。

48 / 120

48 家族周期における発達段階で、高齢者が配偶者を失った後の段階はどれか。

49 / 120

49 老人性難聴(presbyacusis)の特徴はどれか。

50 / 120

50 高齢という理由で高齢者を画一的に捉え、差別することを意味するのはどれか。

51 / 120

51 高齢者の不眠の要因はどれか。

52 / 120

52 高齢者のサルコペニアの予防に関する指導内容で適切なのはどれか。

53 / 120

53 新生児マススクリーニング検査(先天性代謝異常等検査)で正しいのはどれか。

54 / 120

54 遊具を図に示す。標準的な成長発達をしている1歳4か月の子どもの発達段階に適した遊具はどれか。

55 / 120

55 ピアジェ, J. (Piaget, J.)の認知発達理論における段階と病気の説明に使用するツールの組合せで適切なのはどれか。

56 / 120

56 下腿の開放骨折(open fracture)のため手術を受けた A 君(8歳、男児)に、術後の疼痛管理のため患者自己調節鎮痛法〈Patient Controlled Analgesia:PCA〉を用いた持続的な静脈内注射を行うことになった。A 君は「痛くなるのが怖い」と話している。看護師はA 君に鎮痛薬の追加について説明することにした。A 君への説明で適切なのはどれか。

57 / 120

57 正常に経過している妊娠 26 週の妊婦が、次に妊婦健康診査を受診する時期として推奨されるのはどれか。

58 / 120

58 親性について適切なのはどれか。

59 / 120

59 閉経に伴うエストロゲンの低下で生じるのはどれか。

60 / 120

60 順調に分娩が進行している妊娠 40 週0日の初産婦から「腟から水っぽいものが流れ、下着が濡れた」とナースコールがあった。看護師が流出したものを確認すると、量は少量で、羊水特有の臭いを認めた。このときの産婦への対応で優先度が高いのはどれか。

61 / 120

61 看護師のメンタルヘルスに関する対応で一次予防はどれか。

62 / 120

62 人を援助する過程で自分の職務に対して継続して努力したが、満足感や達成感が得られず、うつ症状や社会機能の低下を生じるのはどれか。

63 / 120

63 精神障害者保健福祉手帳の交付によって精神障害者に適用されるのはどれか。

64 / 120

64 都道府県知事に対し、精神科病院に医療保護入院となっている患者の退院請求をすることができるのはどれか。

65 / 120

65 令和元年(2019 年)の国民生活基礎調査において、要介護者等のいる世帯に同居している主な介護者の特徴で正しいのはどれか。

66 / 120

66 A さん(73 歳、女性、要介護1)は1人で暮らしている。室内の家具や手すりなどの、左右にあるものにうまくつかまりながら、バランスをとって移動している。A さんは「腕の力も足の力も落ちてきた。両手を使って体を支えるものがないと屋外の移動は不安だが、足の筋力が落ちないように近所の散歩を始めたい」と訪問看護師に相談があった。A さんの住居の廊下や玄関に段差はなく、住居周辺には坂や段差のない舗装された歩道がある。福祉用具を図に示す。訪問看護師が A さんに勧める福祉用具で適切なのはどれか。

67 / 120

67 A さん(78 歳、女性、要支援1)は1人で暮らしており、認知機能や嚥下機能の低下はない。訪問看護師は、内科と整形外科から朝2種類、夕3種類の合計5種類の内服薬が処方されていることを確認し、夕方に飲む薬だけが減っていることに気付いた。訪問看護師の A さんへの対応で最も適切なのはどれか。

68 / 120

68 介護保険の介護給付で利用できる居宅サービスはどれか。

69 / 120

69 A さん(65 歳、男性)はうっ血性心不全 (congestive heart failure)の急性増悪で入院し、治療を受けて自宅に退院した。退院後は月1回の外来通院、週1回の訪問看護で生活指導を受け、血圧、体重、労作時の自覚症状について日誌に記録することになった。初回訪問時、A さんは訪問看護師に「庭で野菜を作るのが趣味です。野菜作りの作業をしていると夢中になって時間を忘れてしまいます」と話した。訪問看護師の A さんへの助言で適切なのはどれか。

70 / 120

70 A さん(55 歳、虚血性心疾患(ischemic heart disease))は4人部屋に入院している。A さんは緊急で心臓カテーテル検査を行うことになった。日勤の担当看護師が A さんの検査のために訪室すると、同室の右片麻痺のある B さん(60 歳、脳出血(cerebral hemorrhage))からトイレに行きたいと声をかけられた。このときの看護師の行動で適切なのはどれか。

71 / 120

71 診療情報について適切なのはどれか。

72 / 120

72 サイコロジカルファーストエイド〈Psychological First Aid:PFA〉について正しいのはどれか。

73 / 120

73 尿量の調節に深く関わるホルモンはどれか。

74 / 120

74 止血後の線維素溶解(線溶)に関係するのはどれか。

75 / 120

75 体内で代謝された結果、胆汁酸として胆汁中に分泌されるのはどれか。

76 / 120

76 直腸の構造で正しいのはどれか。

77 / 120

77 外傷や風邪で発熱し、解熱するまでの体温のセットポイントと実際の体温(核心温度)の変化の例を図に示す。全身のふるえが起こるのはどれか。

78 / 120

78 胃癌(gastric cancer)の胃切除術後5年ほどで欠乏し貧血を起こさせるのはどれか。

79 / 120

79 もやもや病(moyamoya disease)について正しいのはどれか。

80 / 120

80 感染症と代表的な原因ウイルスの組合せで正しいのはどれか。

81 / 120

81 短期記憶と関係が深いのはどれか。

82 / 120

82 市町村による大腸がん(colon cancer)検診の項目はどれか。2つ選べ。

83 / 120

83 開心術後の心タンポナーデ(cardiac tamponade)で正しいのはどれか。2つ選べ。

84 / 120

84 Sjögren〈シェーグレン〉症候群(Sjögren syndrome)でリンパ球が浸潤して障害が起こるのはどれか。2つ選べ。

85 / 120

85 成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。2つ選べ。

86 / 120

86 A さん(55 歳、男性、会社員)は 30 年の喫煙歴がある。会社の健康診断で高血圧を指摘されて生活習慣の改善を勧められたが「週末にスポーツジムで運動するようになったけれど、仕事が忙しくてこれ以上生活を変える自信はありません」と述べた。A さんの自己効力感を高める支援はどれか。2つ選べ。

87 / 120

87 成人の糖尿病(diabetes mellitus)患者に対するペン型インスリン自己注射の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。

88 / 120

88 高齢者の基本的日常生活動作〈BADL〉で評価する内容はどれか。2つ選べ。

89 / 120

89 インシデントレポートについて適切なのはどれか。2つ選べ。

90 / 120

90 20 滴で1mL の輸液セットを用いて 500 mL の輸液を3時間 30 分かけて実施する場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。
(  )滴

半角数字で入力してください。

91 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(58 歳、男性、会社員)は、身長 175 cm、体重 73 kg である。A さんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影 CT 検査を受けた。左肺下葉に約8mm の病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(lung cancer)(T1N0M0)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20 年間 20 本/日、禁煙後 18 年である。
バ イ タ ル サ イ ン:体 温 36.9 ℃、呼 吸 数 14/分、脈 拍 72/分、整、血 圧 136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)。
検査所見:赤血球 510 万/μL、Hb 15.6 g/dL、Ht 47 %、白血球 6,200/μL、血小板 32万/μL、総蛋白 7.7 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、空腹時血糖 102 mg/dL。
呼吸機能所見:%VC76 %、FEV₁% 73 %。

91 入院時の所見で正しいのはどれか。

92 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(58 歳、男性、会社員)は、身長 175 cm、体重 73 kg である。A さんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影 CT 検査を受けた。左肺下葉に約8mm の病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(lung cancer)(T1N0M0)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20 年間 20 本/日、禁煙後 18 年である。
バ イ タ ル サ イ ン:体 温 36.9 ℃、呼 吸 数 14/分、脈 拍 72/分、整、血 圧 136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)。
検査所見:赤血球 510 万/μL、Hb 15.6 g/dL、Ht 47 %、白血球 6,200/μL、血小板 32万/μL、総蛋白 7.7 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、空腹時血糖 102 mg/dL。
呼吸機能所見:%VC76 %、FEV₁% 73 %。

92 A さんは、入院2日目に胸腔鏡下左下葉切除術を受ける予定である。A さんは看護師に「全身麻酔で手術を受けるのは初めてです。医師から手術の説明はあったけれど、合併症についてもう一度教えてもらえますか」と質問した。A さんに生じる可能性が高い合併症はどれか。

93 / 120

次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。

A さん(58 歳、男性、会社員)は、身長 175 cm、体重 73 kg である。A さんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影 CT 検査を受けた。左肺下葉に約8mm の病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(lung cancer)(T1N0M0)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20 年間 20 本/日、禁煙後 18 年である。
バ イ タ ル サ イ ン:体 温 36.9 ℃、呼 吸 数 14/分、脈 拍 72/分、整、血 圧 136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)。
検査所見:赤血球 510 万/μL、Hb 15.6 g/dL、Ht 47 %、白血球 6,200/μL、血小板 32万/μL、総蛋白 7.7 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、空腹時血糖 102 mg/dL。
呼吸機能所見:%VC76 %、FEV₁% 73 %。

93 A さんの手術は予定通りの術式で行われ、肺癌(lung cancer)は術前診断通りの病期であった。A さんの術後経過は良好であり、退院日が決定した。A さんのバイタルサインは、体温 36.3 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 66/分、整、血圧 134/76 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97 %(room air)であった。退院後の生活指導で正しいのはどれか。

94 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非 Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫(non-Hodgkin lymphoma)と診断され化学療法導入目的で入院した。
バイタルサイン:体温 37.1 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 84/分、整。
身体所見:顔面に浮腫を認める。
検 査 所 見:Hb 12.8 g/dL、白 血 球 6,400/μL、総 蛋 白 7.6 g/dL、ア ル ブ ミ ン 4.1g/dL。
胸部造影 CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。

94 A さんの顔面の浮腫の原因で考えられるのはどれか。

95 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非 Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫(non-Hodgkin lymphoma)と診断され化学療法導入目的で入院した。
バイタルサイン:体温 37.1 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 84/分、整。
身体所見:顔面に浮腫を認める。
検 査 所 見:Hb 12.8 g/dL、白 血 球 6,400/μL、総 蛋 白 7.6 g/dL、ア ル ブ ミ ン 4.1g/dL。
胸部造影 CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。

95 A さんは R-CHOP 療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)を受けた。A さんの R-CHOP 療法の初日に生じる可能性がある合併症はどれか。

96 / 120

次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。

A さん(43 歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非 Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫(non-Hodgkin lymphoma)と診断され化学療法導入目的で入院した。
バイタルサイン:体温 37.1 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 84/分、整。
身体所見:顔面に浮腫を認める。
検 査 所 見:Hb 12.8 g/dL、白 血 球 6,400/μL、総 蛋 白 7.6 g/dL、ア ル ブ ミ ン 4.1g/dL。
胸部造影 CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。

96 A さんは R-CHOP 療法終了後も嘔気・嘔吐が続き、制吐薬の追加投与を受けた。治療後3日、「やっと楽になって食事が摂れるようになったけど、やっぱりつらかった。思い出すだけでも気持ち悪くなります」と話している。A さんの次回の R-CHOP 療法において、嘔気・嘔吐への対応で適切なのはどれか。

97 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(71 歳、女性)は夫と 10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞(cerebral infarction)を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障(senile cataract)があるが ADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。

97 A さんの尿失禁の種類で考えられるのはどれか。

98 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(71 歳、女性)は夫と 10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞(cerebral infarction)を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障(senile cataract)があるが ADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。

98 4、5日前から A さんは倦怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落ちてきて、1日の水分摂取量も減少した。トイレでの排尿が間に合わないことが多くなり、頻回に尿失禁するようになった。看護師が A さんの尿取りパッドの交換を介助すると尿臭が強く、色も茶褐色であった。A さんが「おしっこをするとお腹の下の方が痛い。体がだるい」と看護師に訴えたため、体温を測定すると37.5 ℃であった。看護師が A さんの状況を施設の医師に報告すると、抗菌薬を内服するように指示が出された。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

99 / 120

次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。

A さん(71 歳、女性)は夫と 10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞(cerebral infarction)を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障(senile cataract)があるが ADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。

99 5日後、A さんは解熱し、少しずつ食欲が出てきた。下腹部痛は消失し、尿失禁の回数も少なくなった。症状の再燃を防止するための A さんへの対応で適切なのはどれか。

100 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎(tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎(tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎(poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数20/分、心拍数 84/分、血圧 130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。

100 A ちゃんの入院時の看護計画で適切なのはどれか。

101 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎(tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎(tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎(poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数20/分、心拍数 84/分、血圧 130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。

101 入院3日。両眼瞼の浮腫と肉眼的血尿は続いていた。看護師が A ちゃんのベッドサイドを訪れると、A ちゃんは「頭が痛い。気持ち悪い」と訴えた。A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数 20/分、心拍数 92/分、血圧 148/88 mmHg であった。この状況から A ちゃんに起こりうる症状はどれか。

102 / 120

次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。

A ちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎(tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎(tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎(poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数20/分、心拍数 84/分、血圧 130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。

102 入院して1週が経過した。症状は軽快傾向にあるが床上安静は続いている。仲が良かった同じ病室の児が退院して、A ちゃんはイライラしている。A ちゃんの母親は、毎日昼食後から夕食まで面会をしている。A ちゃんのストレスに対する看護師の発言で適切なのはどれか。

103 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A君 (5歳、男児)は共働きの両親と人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種は A の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。

103 母親への声かけで適切なのはどれか。

104 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A君 (5歳、男児)は共働きの両親と人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種は A の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。

104 成長ホルモン分泌刺激試験の結果、母親が自宅で毎晩 A 君に成長ホルモン製剤を注射することになった。外来で母親は注射の手技を習得し、A 君も注射に慣れた。自宅での注射に向けて、母親に確認する事項で優先度が高いのはどれか。

105 / 120

次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。

A君 (5歳、男児)は共働きの両親と人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種は A の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。

105 3か月後、自宅での A 君への成長ホルモン製剤の注射は順調に実施されている。外来受診時に母親から看護師に「A が通っている療育センターにも相談しましたが、A は自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)であるだけでなく、注射もしているので就学のことを考えると心配です。通常の学級に通わせたいと考えているのですが、通常の学級への就学について教えてください」と相談があった。看護師の説明で適切なのはどれか。

106 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(32 歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。骨盤位のために妊娠 38 週0日に予定帝王切開術で午前 11 時に男児を出産した。分娩時出血量は 480 mL であった。出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で 20 g であった。後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。

106 帝王切開術後1日、午前9時、子宮底は臍下1横指、硬度良好、バイタルサインは体温 36.9 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 72/分、整、血圧 110/70 mmHg であった。夜間に排ガスを認めた。A さんは「痛み止めを使用した後は眠れましたが、また痛みが出てきました。こんな状態で動けるか心配です。この後の予定を知りたいです」と話した。このときの A さんへの説明で適切なのはどれか。

107 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(32 歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。骨盤位のために妊娠 38 週0日に予定帝王切開術で午前 11 時に男児を出産した。分娩時出血量は 480 mL であった。出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で 20 g であった。後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。

107 帝王切開術後3日、子宮底は臍下3横指、悪露は褐色であった。乳房に熱感があり、乳管は左右とも3本開通しており、移行乳の分泌を認める。看護師が訪室すると A さんは「まだ、お腹の創が痛くて、動くのはつらいです」と話す。慣れない手付きで児に授乳をしながら「上手にできなくてごめんね」と児の顔を見て語りかけている。A さんと児の目と目が合う様子がみられる。アセスメントで適切なのはどれか。

108 / 120

次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。

A さん(32 歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。骨盤位のために妊娠 38 週0日に予定帝王切開術で午前 11 時に男児を出産した。分娩時出血量は 480 mL であった。出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で 20 g であった。後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。

108 帝王切開術後5日、診察の結果、明日退院することになった。A さんの乳房は緊満しており、乳管は左右とも5、6本開通している。母児同室を行い、児の哺乳の欲求に合わせて1日 10 回の授乳を行っている。「母乳で育てたいと思っています。でもおっぱいが張ってつらいです。この子も上手に吸ってくれません」と看護師に話した。このときの看護師の説明で適切なのはどれか。

109 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(65 歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。A さんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病(depression)と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。A さんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。

109 このときの看護師の対応で適切なのはどれか。

110 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(65 歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。A さんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病(depression)と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。A さんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。

110 A さんはその後しばらく会話をしたり、食事も少し食べられたりしていたが、入院3日から、臥床したままで1日中全く動かず、昏迷状態になった。検査の結果、軽度の脱水以外の異常はなかった。治療として修正型電気けいれん療法が開始されることになり、実施後 20 分で A さんは覚醒し、その後の観察中にけいれん発作は認めなかった。実施後 30 分、A さんは突然起き上がり興奮し、大きな声で「仕事に行く」と言って病室から出ていこうとした。看護師が制止し、一緒に座って話を聞いたところ、見当識障害、記憶障害、注意障害が認められた。A さんの状態で正しいのはどれか。

111 / 120

次の文を読み 109〜111 の問いに答えよ。

A さん(65 歳、男性)は、妻と自営業を営んでおり、2人で暮らしている。2か月前に仕事で大きな失敗をし、謝罪と対応に追われ、あまり夜に眠れなくなり、食欲不振が続いている。1か月前から気分が落ち込み、仕事で妻から間違いを指摘されたことで自信をなくしていた。A さんは死んでしまいたいと思い、夜に自宅でロープを使って自殺を図ろうとしたところを妻に見つけられた。妻に付き添われ、精神科病院を受診し、うつ病(depression)と診断された。受診当日に入院し、抗うつ薬の内服が開始された。A さんは「生きていても仕方がない。どうせ誰も分かってくれない」と看護師に話した。

111 入院1か月が経過し、A さんは夜間の睡眠がとれるようになり、食事は全量摂取している。妻から間違いを指摘されたことを思い出し、「何をやってもきっと失敗するだけだ。今度はもっと大きな失敗をして仕事を辞めることになる。だから自分はだめな人間だ。努力しても意味がない」と看護師に言った。A さんへの治療法で最も適切なのはどれか。

112 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(24 歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司の B さんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。

112 内服を始めて1週後、A さんは看護師に「鍵を閉めたかどうかの確認が増え、睡
眠時間が減ってつらい」と訴えている。看護師の声かけで適切なのはどれか。

113 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(24 歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司の B さんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。

113 受診に同行していた母親からは「A から『私の代わりに鍵が閉まっているか見てきてほしい』といった要望が多い。それに従わないと『どうして私のつらさを分かってくれないの』と大きな声を出す。どのように関わればよいか分からない」と看護師に相談があった。母親への看護師の対応で適切なのはどれか。

114 / 120

次の文を読み 112〜114の問いに答えよ。

A さん(24 歳、女性)は大学卒業後、一般企業に就職したが、何度も自宅の鍵を閉めたかどうかを確認するため、遅刻を繰り返した。連絡せずに複数回の遅刻があったことを上司の B さんから強く注意され、うつ状態となったため精神科外来を受診したところ、強迫性障害(obsessive-compulsive disorder)と診断され、選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。

114 選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉の内服を始めてから2か月が経過し、A さんは外出中に鍵を閉め忘れたかもしれないという考えが強くなり、外出から予定より早く帰宅することがある。A さんは「鍵を閉め忘れていないかの確認を減らしたい」と看護師に相談した。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。

115 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(14 歳、男子、特別支援学校の中学生)は Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy)で両親、弟(7歳)と2階建ての家に4人で暮らしている。呼吸障害が進行したため非侵襲的陽圧換気療法を導入する目的で入院した。A さんの呼吸状態は安定し、両親に対するバッグバルブマスクによる用手換気の指導が終了したため、自宅に退院し訪問看護を毎日利用して療養生活を続けることになった。両親は「日常の呼吸管理について退院後に対応できるか心配です」と病棟の看護師に話した。

115 A さんの両親に対する看護師の指導で適切なのはどれか。

116 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(14 歳、男子、特別支援学校の中学生)は Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy)で両親、弟(7歳)と2階建ての家に4人で暮らしている。呼吸障害が進行したため非侵襲的陽圧換気療法を導入する目的で入院した。A さんの呼吸状態は安定し、両親に対するバッグバルブマスクによる用手換気の指導が終了したため、自宅に退院し訪問看護を毎日利用して療養生活を続けることになった。両親は「日常の呼吸管理について退院後に対応できるか心配です」と病棟の看護師に話した。

116 退院後1週。A さんの父親から「最近、大雨や落雷、地震による被災の報道が多くて、A は人工呼吸器を付けているし、弟もまだ小さいので不安です。災害に備え何をすればよいでしょうか」と訪問看護師に相談があった。訪問看護師が A さんの父親に説明する内容で優先度が高いのはどれか。

117 / 120

次の文を読み 115〜117 の問いに答えよ。

A さん(14 歳、男子、特別支援学校の中学生)は Duchenne〈デュシェンヌ〉型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy)で両親、弟(7歳)と2階建ての家に4人で暮らしている。呼吸障害が進行したため非侵襲的陽圧換気療法を導入する目的で入院した。A さんの呼吸状態は安定し、両親に対するバッグバルブマスクによる用手換気の指導が終了したため、自宅に退院し訪問看護を毎日利用して療養生活を続けることになった。両親は「日常の呼吸管理について退院後に対応できるか心配です」と病棟の看護師に話した。

117 退院後6か月。A さんは人工呼吸器を装着して特別支援学校に通学することにも慣れてきた。A さんの母親から「弟がインフルエンザと診断された。弟は2階の子ども部屋、A は1階のリビングで過ごしている。家族全員がインフルエンザの予防接種を受けた。A にインフルエンザがうつらないか心配」と訪問看護師に連絡があった。訪問看護師の対応で適切なのはどれか。

118 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(72 歳、男性)は、妻と2人暮らしで子どもはいない。定年後は2人で旅行するのが趣味であった。A さんは、1か月前から残尿感や夜間頻尿が気になり病院を受診した結果、前立腺癌(prostate cancer)と診断され根治的前立腺摘出手術を受けた。退院後は、手術後の補助療法として、外来で放射線の外照射療法を行うことになっている。

118 放射線外来の看護師が行う A さんへの説明で正しいのはどれか。

119 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(72 歳、男性)は、妻と2人暮らしで子どもはいない。定年後は2人で旅行するのが趣味であった。A さんは、1か月前から残尿感や夜間頻尿が気になり病院を受診した結果、前立腺癌(prostate cancer)と診断され根治的前立腺摘出手術を受けた。退院後は、手術後の補助療法として、外来で放射線の外照射療法を行うことになっている。

119 A さんの放射線療法が開始され初回の照射を終えた。放射線外来の看護師は、終了後に A さんへ声をかけた。A さんは「ベッドは硬いし、最後まで同じ姿勢でいることがとても苦痛です。大きな音がするので恐怖も感じます」と訴えた。このときの看護師の説明で正しいのはどれか。

120 / 120

次の文を読み 118〜120 の問いに答えよ。

A さん(72 歳、男性)は、妻と2人暮らしで子どもはいない。定年後は2人で旅行するのが趣味であった。A さんは、1か月前から残尿感や夜間頻尿が気になり病院を受診した結果、前立腺癌(prostate cancer)と診断され根治的前立腺摘出手術を受けた。退院後は、手術後の補助療法として、外来で放射線の外照射療法を行うことになっている。

120 A さんが放射線治療を終了して半年後、腰部と右大B部の痛みが出現した。倦怠感と食欲不振が続いたため病院を受診し精密検査を受けた。骨転移していることが分かり、A さんと妻に主治医から余命と治療方針の説明があった。A さんはその場で「痛みを取り除いてほしい。つらい治療は受けたくない」と訴え、3日後に緩和ケア病棟に入院した。
入院翌日、受け持ちの看護師 B が、プリセプターである看護師に「今朝、奥さんの顔色が悪くふらついていたので声をかけると『夫の最期を受け入れられない気がして不安です』と打ち明けられました。昨夜も眠らずに A さんに付き添っていたようでした。奥さんにどう対応したらよいのでしょうか」と相談した。プリセプターである看護師が看護師 B に助言する内容で適切なのはどれか。

Your score is

The average score is 0%

0%

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Verified by MonsterInsights