ホーム過去問看護師 看護師国家試験 第113回午後 PART8 2024年9月20日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 2024年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午後の第85問から第96問までが出題されます。 看護師国家試験 第113回午後 PART8 2024年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午後の第85問から第96問までが出題されます。 1 / 12 85 成人の気管内吸引の方法で適切なのはどれか。2つ選べ。 実施前に咽頭部の分泌物を吸引する。 吸引圧は-40 kPa(300 mmHg)に調整する。 気管チューブと同じ内径のカテーテルを用いる。 カテーテルは気管分岐部にあたらないように挿入する。 カテーテルの挿入開始から終了まで30 秒で行う。 2 / 12 86 A さん(55 歳、男性、会社員)は 30 年の喫煙歴がある。会社の健康診断で高血圧を指摘されて生活習慣の改善を勧められたが「週末にスポーツジムで運動するようになったけれど、仕事が忙しくてこれ以上生活を変える自信はありません」と述べた。A さんの自己効力感を高める支援はどれか。2つ選べ。 A さんの運動への取り組みを評価する。 A さんの職場の上司に配置転換を依頼する。 A さんが取り組めそうな目標を一緒に設定する。 A さんが生活習慣を改善する気持ちになるまで待つ。 A さんが脳血管疾患(cerebrovascular disease)になる危険性が高いことを説明する。 3 / 12 87 成人の糖尿病(diabetes mellitus)患者に対するペン型インスリン自己注射の指導で正しいのはどれか。2つ選べ。 「ブドウ糖を携帯してください」 「注射部位は毎回変えてください」 「注射をした後は注射部位をよくもんでください」 「針は皮膚に対して 30 度の角度で刺してください」 「未使用のインスリンは冷凍庫で保管してください」 4 / 12 88 高齢者の基本的日常生活動作〈BADL〉で評価する内容はどれか。2つ選べ。 整 容 意思疎通 階段昇降 金銭管理 服薬管理 5 / 12 89 インシデントレポートについて適切なのはどれか。2つ選べ。 法令で書式が統一されている。 責任追及のためには使用されない。 インシデントの発生から1か月後に提出する。 分析結果は他職種を含めて組織全体で共有する。 医療に誤りがあったが、患者に実施される前に発見された事例の報告は不要 である。 6 / 12 90 20 滴で1mL の輸液セットを用いて 500 mL の輸液を3時間 30 分かけて実施する場合の1分間の滴下数を求めよ。ただし、小数点以下の数値が得られた場合には、小数点以下第1位を四捨五入すること。( )滴 確認半角数字で入力してください。 7 / 12 次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。A さん(58 歳、男性、会社員)は、身長 175 cm、体重 73 kg である。A さんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影 CT 検査を受けた。左肺下葉に約8mm の病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(lung cancer)(T1N0M0)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20 年間 20 本/日、禁煙後 18 年である。バ イ タ ル サ イ ン:体 温 36.9 ℃、呼 吸 数 14/分、脈 拍 72/分、整、血 圧 136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)。検査所見:赤血球 510 万/μL、Hb 15.6 g/dL、Ht 47 %、白血球 6,200/μL、血小板 32万/μL、総蛋白 7.7 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、空腹時血糖 102 mg/dL。呼吸機能所見:%VC76 %、FEV₁% 73 %。91 入院時の所見で正しいのはどれか。 頸部リンパ節の腫脹 拘束性換気障害 低栄養 貧 血 8 / 12 次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。A さん(58 歳、男性、会社員)は、身長 175 cm、体重 73 kg である。A さんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影 CT 検査を受けた。左肺下葉に約8mm の病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(lung cancer)(T1N0M0)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20 年間 20 本/日、禁煙後 18 年である。バ イ タ ル サ イ ン:体 温 36.9 ℃、呼 吸 数 14/分、脈 拍 72/分、整、血 圧 136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)。検査所見:赤血球 510 万/μL、Hb 15.6 g/dL、Ht 47 %、白血球 6,200/μL、血小板 32万/μL、総蛋白 7.7 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、空腹時血糖 102 mg/dL。呼吸機能所見:%VC76 %、FEV₁% 73 %。92 A さんは、入院2日目に胸腔鏡下左下葉切除術を受ける予定である。A さんは看護師に「全身麻酔で手術を受けるのは初めてです。医師から手術の説明はあったけれど、合併症についてもう一度教えてもらえますか」と質問した。A さんに生じる可能性が高い合併症はどれか。 気 胸(pneumothorax) 反回神経麻痺 Horner〈ホルネル〉症候群(Hornerʼs syndrome) Pancoast〈パンコースト〉症候群(Pancoastʼs syndrome) 9 / 12 次の文を読み 91〜93 の問いに答えよ。A さん(58 歳、男性、会社員)は、身長 175 cm、体重 73 kg である。A さんは、健康診断の胸部エックス線撮影で異常陰影を指摘され、3週前に胸部造影 CT 検査を受けた。左肺下葉に約8mm の病変が見つかり、精密検査の結果、肺癌(lung cancer)(T1N0M0)と診断され、本日、手術目的で入院した。咳嗽、息苦しさ、喀痰はない。喫煙歴があり、20 年間 20 本/日、禁煙後 18 年である。バ イ タ ル サ イ ン:体 温 36.9 ℃、呼 吸 数 14/分、脈 拍 72/分、整、血 圧 136/76mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉96 %(room air)。検査所見:赤血球 510 万/μL、Hb 15.6 g/dL、Ht 47 %、白血球 6,200/μL、血小板 32万/μL、総蛋白 7.7 g/dL、アルブミン 4.2 g/dL、空腹時血糖 102 mg/dL。呼吸機能所見:%VC76 %、FEV₁% 73 %。93 A さんの手術は予定通りの術式で行われ、肺癌(lung cancer)は術前診断通りの病期であった。A さんの術後経過は良好であり、退院日が決定した。A さんのバイタルサインは、体温 36.3 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 66/分、整、血圧 134/76 mmHg、経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO₂〉97 %(room air)であった。退院後の生活指導で正しいのはどれか。 「インフルエンザワクチンは接種できません」 「左手で重い荷物を持たないでください」 「少しずつ活動量を増やしてください」 「自宅で酸素吸入を行ってください」 10 / 12 次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。A さん(43 歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非 Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫(non-Hodgkin lymphoma)と診断され化学療法導入目的で入院した。バイタルサイン:体温 37.1 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 84/分、整。身体所見:顔面に浮腫を認める。検 査 所 見:Hb 12.8 g/dL、白 血 球 6,400/μL、総 蛋 白 7.6 g/dL、ア ル ブ ミ ン 4.1g/dL。胸部造影 CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。94 A さんの顔面の浮腫の原因で考えられるのはどれか。 発 熱 貧 血 低蛋白血症(hypoproteinemia) 上大静脈の圧迫 11 / 12 次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。A さん(43 歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非 Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫(non-Hodgkin lymphoma)と診断され化学療法導入目的で入院した。バイタルサイン:体温 37.1 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 84/分、整。身体所見:顔面に浮腫を認める。検 査 所 見:Hb 12.8 g/dL、白 血 球 6,400/μL、総 蛋 白 7.6 g/dL、ア ル ブ ミ ン 4.1g/dL。胸部造影 CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。95 A さんは R-CHOP 療法(リツキシマブ、シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン、プレドニゾロン)を受けた。A さんの R-CHOP 療法の初日に生じる可能性がある合併症はどれか。 脱 毛 口内炎 低血糖 好中球減少症(neutropenia) 腫瘍崩壊症候群(tumor lysis syndrome) 12 / 12 次の文を読み 94〜96 の問いに答えよ。A さん(43 歳、男性、会社員)は、1か月前に右頸部の腫瘤を自覚した。大学病院で非 Hodgkin〈ホジキン〉リンパ腫(non-Hodgkin lymphoma)と診断され化学療法導入目的で入院した。バイタルサイン:体温 37.1 ℃、呼吸数 16/分、脈拍 84/分、整。身体所見:顔面に浮腫を認める。検 査 所 見:Hb 12.8 g/dL、白 血 球 6,400/μL、総 蛋 白 7.6 g/dL、ア ル ブ ミ ン 4.1g/dL。胸部造影 CT:縦隔リンパ節腫大による上大静脈の圧迫を認める。96 A さんは R-CHOP 療法終了後も嘔気・嘔吐が続き、制吐薬の追加投与を受けた。治療後3日、「やっと楽になって食事が摂れるようになったけど、やっぱりつらかった。思い出すだけでも気持ち悪くなります」と話している。A さんの次回の R-CHOP 療法において、嘔気・嘔吐への対応で適切なのはどれか。 1日 1,000 mL の水分摂取 治療前日の夕食の中止 治療前の制吐薬の投与 抗癌薬の減量 Your score isThe average score is 0% 0% 続きから コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。