ホーム過去問看護師 看護師国家試験 第113回午後 PART9 2024年9月21日 SHARE ポスト シェア はてブ LINE 2024年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午後の第97問から第108問までが出題されます。 看護師国家試験 第113回午後 PART9 2024年2月に実施された看護師国家試験の問題です。午後の第97問から第108問までが出題されます。 1 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(71 歳、女性)は夫と 10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞(cerebral infarction)を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障(senile cataract)があるが ADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。97 A さんの尿失禁の種類で考えられるのはどれか。 溢流性尿失禁(overflow incontinence of urine) 機能性尿失禁(functional incontinence of urine) 切迫性尿失禁(urge incontinence of urine) 腹圧性尿失禁(stress incontinence of urine) 2 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(71 歳、女性)は夫と 10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞(cerebral infarction)を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障(senile cataract)があるが ADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。98 4、5日前から A さんは倦怠感を訴え、ベッドで寝ていることが多くなった。食欲が落ちてきて、1日の水分摂取量も減少した。トイレでの排尿が間に合わないことが多くなり、頻回に尿失禁するようになった。看護師が A さんの尿取りパッドの交換を介助すると尿臭が強く、色も茶褐色であった。A さんが「おしっこをするとお腹の下の方が痛い。体がだるい」と看護師に訴えたため、体温を測定すると37.5 ℃であった。看護師が A さんの状況を施設の医師に報告すると、抗菌薬を内服するように指示が出された。A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。 日中に飲水を勧める。 下腹部をマッサージする。 抗菌薬は自分で管理してもらう。 昼間は離床して過ごすように促す。 3 / 12 次の文を読み 97〜99 の問いに答えよ。A さん(71 歳、女性)は夫と 10 年前に死別し、1人で暮らしている。息子は結婚して他県に住んでいる。A さんは、3か月前に脳梗塞(cerebral infarction)を発症して要介護1となり、介護老人保健施設に入所した。A さんは老人性白内障(senile cataract)があるが ADL に支障はなく、認知機能やコミュニケーションに問題はない。食事は自力で摂取できる。紅茶が好きで、毎日カップ2、3杯は飲んでいる。我慢できない強い尿意があり尿が漏れてしまうため、下着に尿取りパッドを付けている。トイレには自力で移動でき、下着やズボンの上げ下ろしは自立している。排便は2日に1回である。99 5日後、A さんは解熱し、少しずつ食欲が出てきた。下腹部痛は消失し、尿失禁の回数も少なくなった。症状の再燃を防止するための A さんへの対応で適切なのはどれか。 2時間ごとに排尿誘導する。 用手圧迫排尿の方法を指導する。 排尿の度に陰部を洗浄するように促す。 尿取りパッドの交換回数を増やすように指導する。 4 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎(tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎(tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎(poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数20/分、心拍数 84/分、血圧 130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。100 A ちゃんの入院時の看護計画で適切なのはどれか。 水分摂取を促す。 1日3回の血圧測定を行う。 食事の持ち込みを許可する。 腰部に消炎鎮痛薬を貼用する。 5 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎(tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎(tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎(poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数20/分、心拍数 84/分、血圧 130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。101 入院3日。両眼瞼の浮腫と肉眼的血尿は続いていた。看護師が A ちゃんのベッドサイドを訪れると、A ちゃんは「頭が痛い。気持ち悪い」と訴えた。A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数 20/分、心拍数 92/分、血圧 148/88 mmHg であった。この状況から A ちゃんに起こりうる症状はどれか。 眼のかゆみ 意識障害 耳 漏 鼻 閉 6 / 12 次の文を読み 100〜102 の問いに答えよ。A ちゃん(7歳、女児)は、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、肉眼的血尿および両眼瞼の浮腫を主訴に来院した。1か月前に扁桃炎(tonsillitis)に罹患した以外は既往歴に特記すべきことはない。扁桃炎(tonsillitis)は抗菌薬を内服し軽快した。検査の結果、溶連菌感染後急性糸球体腎炎(poststreptcoccal acute glomerulonephritis)と診断されて入院した。入院時、A ちゃんは体温 36.6 ℃、呼吸数20/分、心拍数 84/分、血圧 130/80 mmHg で、床上安静の指示が出された。102 入院して1週が経過した。症状は軽快傾向にあるが床上安静は続いている。仲が良かった同じ病室の児が退院して、A ちゃんはイライラしている。A ちゃんの母親は、毎日昼食後から夕食まで面会をしている。A ちゃんのストレスに対する看護師の発言で適切なのはどれか。 「すぐに退院できるから頑張ろう」 「好きなだけテレビや動画を観ていいよ」 「ベッドに寝たままプレイルームに行こう」 「夕食後もお母さんに付き添ってもらおう」 7 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A君 (5歳、男児)は共働きの両親と人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種は A の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。103 母親への声かけで適切なのはどれか。 「検査があることは当日に説明しましょう」 「予防接種ができるのであれば心配ありません」 「家でA君に説明できる絵カードをお渡しします」 「看護師3人で A 君をしっかりと抑えて採血します」 8 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A君 (5歳、男児)は共働きの両親と人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種は A の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。104 成長ホルモン分泌刺激試験の結果、母親が自宅で毎晩 A 君に成長ホルモン製剤を注射することになった。外来で母親は注射の手技を習得し、A 君も注射に慣れた。自宅での注射に向けて、母親に確認する事項で優先度が高いのはどれか。 保育所での A 君の様子 A 君と家族の日課 家族の経済状況 祖父母の居住地 9 / 12 次の文を読み 103〜105 の問いに答えよ。A君 (5歳、男児)は共働きの両親と人で暮らしている。2歳6か月で自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)と診断され、保育所と療育センターに通っている。保育所の健康診断で低身長を指摘され、受診を勧められて両親と来院した。A 君は待合室を走ったり診察室の扉を開けたりしていた。診察室に入ると「頑張ろう」と泣きながら叫び、恐怖心を抑えている様子だった。母親は「A は病院が苦手で、予防接種は A の手足と体を看護師さん3人で抑えて行ってきましたが、繰り返し説明することで、抑えなくても注射ができるようになりました」と話した。診察の結果、1週後に成長ホルモン分泌刺激試験を行うことになった。母親から「A が血液検査でパニックを起こすのではないかと心配です」と発言があった。105 3か月後、自宅での A 君への成長ホルモン製剤の注射は順調に実施されている。外来受診時に母親から看護師に「A が通っている療育センターにも相談しましたが、A は自閉スペクトラム症(autism spectrum disorder)であるだけでなく、注射もしているので就学のことを考えると心配です。通常の学級に通わせたいと考えているのですが、通常の学級への就学について教えてください」と相談があった。看護師の説明で適切なのはどれか。 「お母さんが学校で待機する必要があります」 「就学する学級は受入れ先の校長が決定します」 「通常の学級に籍を置くと通級指導は受けられません」 「A 君の特性に合わせた配慮を学校に求めることができます」 10 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。骨盤位のために妊娠 38 週0日に予定帝王切開術で午前 11 時に男児を出産した。分娩時出血量は 480 mL であった。出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で 20 g であった。後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。106 帝王切開術後1日、午前9時、子宮底は臍下1横指、硬度良好、バイタルサインは体温 36.9 ℃、呼吸数 18/分、脈拍 72/分、整、血圧 110/70 mmHg であった。夜間に排ガスを認めた。A さんは「痛み止めを使用した後は眠れましたが、また痛みが出てきました。こんな状態で動けるか心配です。この後の予定を知りたいです」と話した。このときの A さんへの説明で適切なのはどれか。 「入院中は毎日、タオルで身体を拭きます」 「膀胱に入れている管は明日抜きます」 「今日から歩行を開始します」 「食事は明日からです」 11 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。骨盤位のために妊娠 38 週0日に予定帝王切開術で午前 11 時に男児を出産した。分娩時出血量は 480 mL であった。出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で 20 g であった。後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。107 帝王切開術後3日、子宮底は臍下3横指、悪露は褐色であった。乳房に熱感があり、乳管は左右とも3本開通しており、移行乳の分泌を認める。看護師が訪室すると A さんは「まだ、お腹の創が痛くて、動くのはつらいです」と話す。慣れない手付きで児に授乳をしながら「上手にできなくてごめんね」と児の顔を見て語りかけている。A さんと児の目と目が合う様子がみられる。アセスメントで適切なのはどれか。 子宮復古が遅れている。 乳汁分泌が遅れている。 母子相互作用がみられる。 マタニティブルーズである。 12 / 12 次の文を読み 106〜108 の問いに答えよ。A さん(32 歳、初産婦)は、夫と2人で暮らしている。骨盤位のために妊娠 38 週0日に予定帝王切開術で午前 11 時に男児を出産した。分娩時出血量は 480 mL であった。出生後、手術室で男児と面会をして「無事に生まれてきてくれてありがとう」と話した。帰室後、子宮底は臍高、硬度良好、悪露は赤色で 20 g であった。後陣痛と創部痛があり夜間に鎮痛薬を使用した。108 帝王切開術後5日、診察の結果、明日退院することになった。A さんの乳房は緊満しており、乳管は左右とも5、6本開通している。母児同室を行い、児の哺乳の欲求に合わせて1日 10 回の授乳を行っている。「母乳で育てたいと思っています。でもおっぱいが張ってつらいです。この子も上手に吸ってくれません」と看護師に話した。このときの看護師の説明で適切なのはどれか。 「授乳の回数を減らしましょう」 「授乳前に乳輪を柔らかくしましょう」 「授乳と授乳の間は乳房を温めましょう」 「乳房の緊満が強くなるのはこれからです」 Your score isThe average score is 0% 0% 続きから コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目ですコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。